徒然草庵 (別館)

人、木石にあらねば時にとりて物に感ずる事無きに非ず。
旅・舞台・ドラマ・映画・コンサート等の記録と感想がメインです。

ゲキ×シネ ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII (2014年)

2014年03月30日 | 映画

昨日公開の『ゲキ×シネ ジパングパンク 五右衛門ロックIII』舞台挨拶付き上映に行ってきました。


公式サイト
http://www.goemon3.com/


公開前予告の時から楽しみにしてました!毎回思うのですが、あの映像作品としての完成度、過剰なまでの演出、バカバカしさ半歩手前の笑いとそこに(見る側だけでなく役者も)ツッコむ面白さ、流石です。

内容に関しては観ていただくのが一番かと。古田新太さんはまさしく千両役者。そして三浦春馬くん、蒼井優ちゃんの奮闘っぷりに、大したもんだ!と拍手!浦井さんのイケメンおバカ王子っぷりに大ウケw 
心九郎(春馬くん)に大いに楽しませていただきましたwなにあのカッコよさ(爆笑!)惚れるわ~!(むしろイロモノ的な意味で)

そして一番テンション上がったのが何故か橋本じゅんさんの慶次と粟根まことさんの三成のチャンバラ共闘…「お前の言う『俺たち』には私も入っているのか?」と言いながら刀を抜く粟根さん、不覚にも萌えた!(←そこっ?!笑)三成かわいいよ三成ーっ!というか第二幕の後半でようやく殺陣的な見せ場って勿体なくない?!

とにかくじゅんさんと粟根さんが同じ絵で出てくるだけでニヤニヤが止まらないくらい、この二人に萌えまくっておりました。慶次に「いつまで太閤殿下の遊びに付き合うつもりなんだ?」と問われて「無論、最後まで…最後の最後までだ」と表情ひとつ変えずに言い切る三成が健気で可愛くてプロフェッショナルでもう、もう、超ツボりました、あの台詞wああいう№2が大好きなんです、私っ!中島かずきさん、素敵な台詞をありがとうvvv

ほかにも新感線作品でおなじみの俳優さん、女優さんのハジけたお芝居に笑いが絶えない、あっという間の3時間でした!!!( ̄▽ ̄*)

えーっと、心九郎くんの素性は名乗りを聞いて、衣装の水色桔梗見た瞬間に一発で分かりましたけどね。観ている方は「いつバラすのかなー♪wkwk」もあって、余計に彼の懊悩や迷いや強気が可愛い可愛いw 彼の出演作を最初に見たのは『チルドレン』でしたが、これまでTVや映画を中心にぽつぽつとしか見てこなかったので、意外や意外、あんなにキレっキレのダンスや振り切れたハイテンションの演技もやっちゃうんだ!と感嘆いたしました。声もいいですね。台詞声の高低いろいろなバリエーションと、歌う声のやや高いテノール、どちらも素敵でした。





舞台挨拶は付録のおまけみたいな気分で行きましたが、涙出るほど笑いました。
※帰りにおみやも頂きましたー❤ 五右衛門キャンディー!もったいなくて食べられないw


そんなわけで、面白かったキャストの皆様の発言をメモっておきます。


★今日は三浦春馬くんが高熱のため出席できず、客席から残念そうな大きなため息が漏れていました。私もがっかり~…(´Д`) お大事になさってください。



≪ゲキシネ舞台挨拶≫

今日一番ビックリしたのは、シャルル王子こと浦井健治さん…愛すべきキャラと言うべきか…(^_^;) 王子様然とした華やかな舞台姿と可愛らしい笑顔、圧倒的な歌唱力、そこに「口を開くと」あのギャップ…ゴジラ対ラモス、しばらく頭から離れそうにないですわ…・

『薔薇とサムライ』はレパートリー上映見逃したのがつくづく惜しまれます。天海さん好きだし、いっそ買っちゃえ、とも思っているのですがね。ゲキ×シネはやっぱり映画館で観たいのです。

麿赤兒さんは通常運転でしたwあのお方が大森立嗣さん&南朋さん兄弟のお父様だと知らない人もいたかもしれないw

浦井さんが春馬くんのことを「殺陣シーンで長い袖や裾を翻すと、ふわーっと良い匂いがするんですよー(*´-`)ウットリ」な感じで語ってましたが、横で「そうか?あの明智の紋入りの、合皮の羽織だよなぁ?」「公演後にね、毎日エタノールか何かでシュッシュッと消毒してたよー」「オレは全然気づかなかった。コロンでも付けてたのかもしれないけど?」とツッコミ入れてる古田さんと高橋さんが面白かったですw

古田さんが「(新感線初参戦の)春馬くんと優ちゃんは頑張りやさん。言うこと聞かねぇのは(橋本)じゅんとコイツ」「4人で歌う場面で立ち位置が必ずズレてるし」「本番ほど外してくるし、もう!」と浦井さんとじゅんさんに手を焼いてた様子が微笑ましい♪浦井さんは天然というか、気にする素振りもなくニコニコして「高橋(由美子)さんの歌は頼りになって、ホントにこの声についていこう!みたいな」とほよーんと語ってました…聞いちゃあいねぇ…(笑)

古田さんが「新感線の舞台は漫画なんだからさ、出てる役者は笑ってるか、ムスッとしてりゃいいんだよ。舞台上で全力でお客さんを楽しませて、ゼーハー息切らしてるとこは見せちゃダメ」と語ってました。「だから(蒼井)優もニャンニャンワンワンの歌を『最後の瞬間までお客さん笑わせろ!』と送り出したら、全力で踊って歌って、袖に引っ込むなり『・・・!』で倒れこんで声も出ないほど息切らしてる。オレが『どうだった?』と聞くと、ゼーゼー言いながら指でグーサイン出してるくらい。

春馬くんいついても、「あいつ『キラーン!』なんて毎回カッコよく殺陣やって、そのあとやっぱり袖で倒れこまんばかりにゼイゼイ言ってる。そういうのお客さんに見せるもんじゃないでしょ。その点、オレはこいつを信用してる」と、浦井さんを見てニヤリ。浦井さん、めっちゃ嬉しそうにニッコリ!いいなあ!この雰囲気!!

『蒼の乱』が公演中なので、そっちに出ているメンバーからはビデオレターが。じゅんさん、粟根さん、聖子さんが出てました…というか、じゅんさんのボケと粟根さんのツッコミに終始してたような(笑)…やたら放送禁止音が入るじゅんさんのコメに会場では失笑が・・・そして自らネタバレする浦井さんに「ひえええええ」と声にならない悲鳴と笑いがwww(これは書けない、流石に書けない!!!□□王子…!)

そして「大先輩」と敬意をもって語られていたのは、やはり麿さんでした!その麿さんは村井國夫さんと古馴染みらしく、喫煙室で40年前の新宿の思い出話とか、若いころの武勇伝を懐かしく語っていたそうで…時々「それ言っちゃっていいんですか」とMCの中井美穂元アナが冷や冷やするほど。

最後に樽酒(三重の『五右衛門』というお酒!樽はオリジナルデザインが)を鏡割り。すっごく飲みたそうな由美子さん。さすが「小さいおじさん」!(おにぎりやお惣菜の差し入れを欠かさない優しい女性的な面もありながら、古田さんに「飲むとオレ以上におっさんだから」と言われて、結局劇団では「小さいおじさん」と呼ばれているそうですw)

好きなシーンを紹介するのは、麿さんが「秀吉の寝所で4人(秀吉、三成、五右衛門、慶次)が睨み合って、秀吉が五右衛門を怒りを込めて睨みつける場面。舞台では本気で腹立ってた」由美子さんが「一幕ラストの穴掘りシーン。いいなーって(自分の出番ではなかったけれど)見てた」浦井さんが「村の子ども2名が出てきて『いーけないんだー』っていう一連の場面。あのお二人はストラップにしてつけておきたいくらい好き!」とまたまた謎のキャスト愛を告白し、中井さんが「(あの二人の扮装)よく出来てますよねー…」と相槌、古田さんが「作りもんじゃねえんだからw」とツッコんで大笑いになってました。

古田さんが「これからもくだらないモノ作っていくんで、飽きるまでは見に来てください」と「らしい」物言いでシメ、この日はおしまいでした。





★メモも取らず適当な記憶でごめんなさーい!(この後タイムシフトで録ってある舞台を一本観ないといけないので、時間に追われたやっつけ仕事でした!)