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大阪心斎橋占いサロン・イリスの琉妃(りゅうひ)が自分を変えて幸せになりたい人の為に贈る、心の持ち方術&日々徒然ブログ

この世は美しい、人の世は甘美なもの

2010-03-14 22:59:21 | 書籍
大阪心斎橋にある、対面鑑定と電話鑑定&タロットスクールの
占い店「占いサロン・イリス」です。

こんにちは、翠川琉妃です。
今日はぽかぽかと暖かいです

自転車で住吉大社に行き、毎月買い足してる招き猫を買って、
参拝してきました


釈迦 (新潮文庫)
瀬戸内 寂聴
新潮社

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最近読んだ本です。

内容としては
お釈迦様の死期が間近に迫った頃のお話です。

80歳になった釈迦がお伴のアーナンダーと旅に出ます。
旅といっても説法を解きながら人々を救う旅です。

徐々に体が弱くなり、日々寝込む事も多くなります。
そんな釈迦に昔の思い出がよみがえります。

妻であった故ヤソーダーラーが今までの出来事や、
死して心の平和を得たことを知らせにきたり、
ブッダ自信も出家に至る心の内を顧みたりもします。

また、伴のアーナンダーも昔の出来事を思い出します。
それらを軸に物語「釈迦」は人間であるブッダを描きだしています。


お釈迦様と言うと、神々しい人で、人間ではあるけれど
人間ではないような方だと思ってました。

ですが、この本を読んで「釈迦」も人間だと感じました。

「私もボロボロの車になってしまったよ」と言う下りがあります。
人間は年をとれば老人になり、足腰も弱くなり病気にもなります。
ブッダは拒むことなくそれらを受け入れるんですね。

四苦八苦というのがありますよね。
「生まれる(いきる)」「老いる」「病気」「死ぬ」
生老病死、で、四苦です。

仏教の基本はこの世は「苦」らしいのです。
いかにして、「苦」を取り除くのか?が大事なのだそうです。

生きるとう言うのは苦しい。
老いて行くのは辛く苦しい。
病気になるのも苦しいですね。
死ぬことももっとも苦しい。

で、この「苦」から逃れる為には
まず、生まれなければ良いわけです。
人が生まれなければ老いることもない。
また、病気になることも死ぬこともないのです。

????

でも、人はやっぱり生まれて、生きて、
人生を謳歌したいじゃないですか。
苦るしいことが多くても、それに代わる喜びあったり
楽しい事があったりするはずですよね。
生きていればです。

だから、
お釈迦様の最後の言葉が
「この世は美しい、人の世は甘美なものだ」
なんだと思うのですが・・・。

人間ブッダを知るのにはとても良い本だと思います。
機会があれば一読をお勧めします



今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます


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