Happinessblog 幸せになりたい貴方に贈る心の持ち方術

大阪心斎橋占いサロン・イリスの琉妃(りゅうひ)が自分を変えて幸せになりたい人の為に贈る、心の持ち方術&日々徒然ブログ

「あかんべえ」を読んで

2010-06-14 16:42:06 | 書籍
大阪心斎橋にある、対面鑑定と電話鑑定&タロットスクールの
占い店「占いサロン・イリス」です。

こんにちは、翠川琉妃です。
久し振りの更新です。


あかんべえ
宮部 みゆき
PHP研究所

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最近、とても忙しくなってきました。
それはそれでとても喜ばしいことですが・・・

いかんせん、歳も歳なので、
心身ともに疲れてしまっていけませんね

そんな疲れた日には重い本は読めません。
なので、軽い内容の本を読んでリラックスを図るようにしてます。

特にしんどい時は「宮部みゆき」さんの本を読むようにしてます。

なかでも時代物が私は好きで、
「日暮らし」や「ぼんくら」「あやし」などなど
江戸時代の庶民の暮らしぶりが書いてあるのが、なんとも
ほっとして、とても良いな~と思います。

この「あかんべえ」ですが、つい最近読みました。

さて、あらすじを簡単に。
主人公の少女、おりんの両親がやっとこさ料理屋を持てるようになって
とある古い店を買い取りそこで商いをはじめようとします。

ですが、そこにはお化けさん達が住みついています。
気のいいお化けさん達ですが、こどものお化け「お梅」は「おりん」が
嫌いです。生きているから嫌いなのです。
ですから、いつも「あかんべえ」としてしまいます。

その料理屋である事件が起き、解決する為に昔の事を調べて行く内に、
お化けさんや、おりんを取り巻く生きている人々達の
秘密や悲しみなどもあらわになってきます。


さすが、宮部みゆきさんです。
ただの時代物ファンタジーだけではなく、
推理小説としても良く出来ています。

うろ覚えですが、おりんのおじいちゃんが
「働き者に悪い奴はいない。怠け者は悪いことに手を染める」
と言います(ニュアンスはこんな感じだったと思います)

この部分が妙に納得でした。
働き者の人って、労を惜しまず、他人の分まで働きますよね。
得しようとか、楽をしようとか考えないです。
不器用でも、一生懸命働くとまっとうな人生を歩んでいけます。

反対に怠け者は・・・
働きたくないから、楽をしたいから、得をしたいから、
労せずにお金を得る方法考えたりしますよね。
人が損しても自分さえ得したらいいわ、と考えますよね。
こういう考えがエスカレートしていくと、
悪の道に進んでしまうような気がします。

宮部みゆきさんの本は現代物からSFものまで結構読んでますが
この人は人間の本質と言うものを、しっかりと見ている人だな~
とつくづく感心してしまいます。


江戸時代、物のない時代ですが、不便かも知れませんが、
なんかすっきりとした潔い時代だったのかも・・
こう言う風に生きていけたらな、と思ったりします。

あくまでも本を読んで感じたことなのでね。
やっぱり便利な方がいいです




今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます


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