台所に立つ男・・・・そして喜寿を目指す

主夫の「早い安い美味い」奮戦記

ほかに闘病記録など

71になって思う

2017-08-27 18:38:19 | 日記
以前・・・ブログでは男が「安い・はやい・うまい」を掲げいかに料理をしてるかを
つづっていました。
ちょうど今。TVは24時間のあの有名番組が流れてます。
ずうっとは見てないけれど・・・・何気に時々チャンネルを合わせてます。
癌との闘病の家族のあり方なぞ・・・・・

今更なのですが・・・・わたしが主夫になり台所に立つようになったのは
二度の手術入院のあとなのです。
病名は「左尿管癌」
癌におかされていた尿管と転移の恐れのあった左腎臓の摘出。
11時間近くに及んだ手術とその後40日ほどの入院。
退院前のドクターからは「あなたのは悪性の癌です。再発したら余命生存率3割」と言われ
抗癌治療を勧められましたが
ドクターとの面談で内科的な処置は拒否。
そのかわり定期的な検査。そして異常が見られたらその時は外科的な処方をと決めたのです。一年半後・・・・・膀胱内に転移ありとの検査結果。
約束通り・・・・膀胱の摘出手術と・・・・代替膀胱の製作手術。
「再発したら余命生存率3割」・・・・なんども思い浮かびました。

手術入院後
一番におのれにショックを与えたのが
製作された膀胱。腸を袋状にした膀胱ですからおしっこたまってるよーとは
信号をくれません。
自分が起きているのに突然に訪れる股間の濡れ。
街を歩いていてズボンの中での垂らしてる自分。
その時はもう再発した事実より
そうなってしまってる惨めな自分のほうがはるかにショックでした。
欝になりかけすねてしまう自分。その自分をもてあまし
無頼になるしかないやーーって
半ばやけになり。妻のへそくりまで持ち出し博打をしたりと
今思えば羞恥の極みでもありました。

妻が一人家計のために必死に働きに出てる。
そのことへの感謝はあれども・・・・・なにをどうしていいのか道を見出せず。

そんなある日。ふとスーパーに出かける気になり
それなりに美味しいもの作れる自分。
ああ・・そうか
我が家で自分がやれることがあったのだと・・・・・・
主夫ではあっても
妻の主張で
掃除洗濯はあなたがしたらだめ。
「美味しいものを月の予算内で作ってて」
その役割ができておのれの立つ場所見つけ今日に至っているのです。

長くなりましたので・・・いちどここらで中断。

以後・・・・料理ばかりじゃなく・・・・こういうことも書き込んでまいります。

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