佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

「蘇州夜曲」Ⅱ

2018-05-07 17:59:05 | 日記
あのひとの言葉を、ひとつ残らず
覚えていた。

優しい言葉も、熱のこもった言葉
も、さり気なく置かれたひとこと
も、ただの相槌でさえも。いいえ、
それは覚えていたのではなくて、

突き刺さっていたのだった。だ
からわたしの胸は、あんなにも、
痛かった。


YouTube
「蘇州夜曲」

https://www.youtube.com/watch?v=L1oxQ4jgFy8



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<ミルクティ> ショート小説

2018-05-07 17:29:27 | 日記
あれは、わたしがまだ二十歳(はたち)
の女の子だった頃。

初めてのキス、初めてのデート、シャ
ボン玉のようにふわふわ飛んで、空中
でばちんと弾ける、そんな片思いの
恋をいくつか経たあと、

わたしはまるで巻き込まれるように、
苦しい恋に落ちた。

それは、手探りで進むしかない
真っ暗な闇の谷底に、真っ逆さまに
堕ちてゆくような恋だった。

どうしようもなかった。

好きで好きでたまらなくて、四六
時中会いたいくて、いつも一緒に
いたいと追い求めた。彼のそばに
いない時の自分は、まるで不完全
な人間のような気がしていた。

息もできないくらいに、身動きも
できないくらいに、焦がれていた。

こんなに好きなのに、こんなにも
愛しているのに、こんなに不安な
のは、なぜ?

YouTube
ミルクティー 秦 基博

https://www.youtube.com/watch?v=QbmLx727aAI




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男のからだ

2018-05-07 12:48:16 | 日記
もの言わぬ男の肩の
大きくて叩きやすくて

ときおり叩く


 
  



言葉にするにはもどかしい
ような、「慕わしさ」
「頼もしさ」「懐かしさ」を、
少女のような少し甘えた口調が、
聞こえてきそうだ。





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花びらの数だけ

2018-05-07 12:03:38 | 日記
K18金  ¥3370
プラチナPT950 ¥2960
【5月7日(月 買取値】
佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
ぴんころ地蔵側
  ~ヤナギダ~
☎0267-62-0220

―ブログ一
愛している愛していない
花びらの数だけ

愛があればいいのに







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出会い

2018-05-07 11:41:02 | 日記
風のように気まぐれだけど
ほほえみを
いつでも
チラッと
のぞかせるかわいい人

進んでいく道の友だちになろう

友だちになれてうれしい

恋よりもむずかしい出逢いだった




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男のハートの 大きさ

2018-05-07 10:04:29 | 日記
『チン運のわるい女』
あっちのサイズは、
いやなお方のLよりも
好いたお方のSサイズ

惚れた男にくっいている
ものであれば、
女はそれである程度納得
するし、我慢もする。

そいつが特大か、並か、
極小かというのはむし
ろ女側のチン運の問題。

いちばんは、
男自身の持つハートの
大きさ。

愛情度、包容力、情熱、
許容量。

女には計り知れない男っ
ぽさの大きな枡。

つまるところ、男のサイズ
の優劣なんて、精神力で
決まるものでは!






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「ういういしい」

2018-05-07 06:18:30 | 日記
幾つになっても初々しいと
称される女性がいます。

きっと、
その女性は賢い。
強い。
優しい。


YouTube
「セロリ」 山崎まさよし×スキマスイッチ×秦基博

https://www.youtube.com/watch?v=kAu-4RxyTnA




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「アフタヌーンデライト」

2018-05-07 00:00:30 | 日記
すみずみまで、神の宿る島だった。
ランチのあと部屋に戻ると、わたし
たちはだっぷりと時間をかけて愛し
合い―――
わたしたちはそれを「アフタヌーン
デライト」と呼んだ―――、

同じだけたっぷりと午唾をむさぼ
った。昼寝から目覚めたら、夕食
を食べに外に出かけて、その足で、
ガムランを聴きに行ったりした。

年末から年始にかけての六日間。
旅が終われば、わたしは東京へ、
彼はシンガポールへ。空港で
別れがふたりを待っていた。

「寂しいな、あしたは離れ離れ
になっちゃうんだね。今はこん
なに近くにいるのに、あしたの
今頃はもう、手を伸ばしても、
届かないところにいるなんて」
彼は心の底から、寂しがって
いるように見えた。

「雫ちゃんも、寂しい?」
可愛い人、裸の彼の胸に耳を
当て、心臓の鼓動を聞きながら、
わたしは思っていた。

あなたは、とても可愛い。愛して
も愛しても、愛しても、愛し足り
ないくらい、愛してる。もう一度、
いいえ、何度でも、わたしはあな
たを抱いてあげたい。抱き合った
まま、つながったまま、眠りだい、
それくらい、好き。

「寂しいよ」
と、言った。

でも、本当は、ちっとも寂しく
なんてなかった。
初めから、覚悟を決めて、飛んで
きたのだ。

この旅が終われば、この恋も終わる。
終わりにしなくてはならい。これ
は遊びの恋。真剣な、火遊び。

それをいとおしみ、味わい尽くす
権利は、大人だけにある。
わたしは、離婚歴も不倫歴もある
二十九歳。自分を、大人の女だと
思い込んでいた。

分別も常識もある大人の女。

信念を持っていた。大人の恋とは、
ただ楽しむためにあり、そこに
決して、生活とか将来とかを持ち
込んではならないのだと。



YouTube
Stevie Wonder - Too Shy To Say

https://www.youtube.com/watch?v=lOlMMzOXUGM


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