気分直しに、歌舞伎でも
見に行きませんか。
初めてのものに接する
ときは、大切なことが二つ
ある。
一つは、後でちゃんと説明
してくれる人と一緒に行くこ
と。
もう一つはおもしろい作品を
見ること。
おもしろいのは「新八犬伝」かな、
戦国時代に、美人の御姫様を
八房(はつふさ)(家で飼ってい
た愛犬)が敵の首を取って
伏姫(ふせひめ)をお嫁さんに
してしまう。
姫を好きな武将の金鉄碗大輔
が助けに撃った弾が伏姫に当た
り死んでしまう。
そのときに、伏姫は、犬の八房
との間に子供をみごもっていた。
撃たれた拍子に、伏姫の体から
「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」
「悌」という文字が浮き出る8つの珠
をそれぞれ持つ、
8人の子供が日本中に散らばる。
そこで撃った武将が出家して
八犬士を探して回るストーリー。
金鉄碗大輔は、
「これから伏姫と私の間に、いろん
な苦難が訪れるだろう。それは
私たちの絆を深めるための試練と
受け止めよう」
たくさんの苦難が訪れることを、
先に予言しているんだ。
間違ったといえ、自分で自分の
愛する人を撃って殺してしまった
わけだから。
にもかかわらず、これはもはや
自分とこの世にはいない伏姫と
の純愛の一つの試練のはじまり
だというふうに考える。
そう考えると、
たとえば恋人とけんかをしている
とするじゃない、
このけんかも、2人がより絆を
深める試練にしよう、って考え
るんだ。
僕たちはいつまでつきあえるか
わからないという考え方でいる
んじゃなくて、
僕たちはもう死ぬまでつきあ
おう。
その途中でけんかもきっとする
だろう。
一生つきあおうというスタンスで
つきあっていると、やっぱり違う
と思う。
八犬伝では、最後の一人は、
人を助けるため、目印の珠を
割ってしまう。
その珠のない最後を探すけど
人が出会うということは、目印
じゃないということ、
珠は目に見えるものだけど、珠が
あるから仲間だと信じてもいけ
ないし、珠がないから仲間じゃ
ないと思ってもいけない。
指輪のような目に見えるもの
ではなく、
結局、目に見えない人間の
”絆”がテーマになっている。
毎日顔を合わせて一緒にいる
ことだけが、絆では決してないと
いうこと。
見に行きませんか。
初めてのものに接する
ときは、大切なことが二つ
ある。
一つは、後でちゃんと説明
してくれる人と一緒に行くこ
と。
もう一つはおもしろい作品を
見ること。
おもしろいのは「新八犬伝」かな、
戦国時代に、美人の御姫様を
八房(はつふさ)(家で飼ってい
た愛犬)が敵の首を取って
伏姫(ふせひめ)をお嫁さんに
してしまう。
姫を好きな武将の金鉄碗大輔
が助けに撃った弾が伏姫に当た
り死んでしまう。
そのときに、伏姫は、犬の八房
との間に子供をみごもっていた。
撃たれた拍子に、伏姫の体から
「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」
「悌」という文字が浮き出る8つの珠
をそれぞれ持つ、
8人の子供が日本中に散らばる。
そこで撃った武将が出家して
八犬士を探して回るストーリー。
金鉄碗大輔は、
「これから伏姫と私の間に、いろん
な苦難が訪れるだろう。それは
私たちの絆を深めるための試練と
受け止めよう」
たくさんの苦難が訪れることを、
先に予言しているんだ。
間違ったといえ、自分で自分の
愛する人を撃って殺してしまった
わけだから。
にもかかわらず、これはもはや
自分とこの世にはいない伏姫と
の純愛の一つの試練のはじまり
だというふうに考える。
そう考えると、
たとえば恋人とけんかをしている
とするじゃない、
このけんかも、2人がより絆を
深める試練にしよう、って考え
るんだ。
僕たちはいつまでつきあえるか
わからないという考え方でいる
んじゃなくて、
僕たちはもう死ぬまでつきあ
おう。
その途中でけんかもきっとする
だろう。
一生つきあおうというスタンスで
つきあっていると、やっぱり違う
と思う。
八犬伝では、最後の一人は、
人を助けるため、目印の珠を
割ってしまう。
その珠のない最後を探すけど
人が出会うということは、目印
じゃないということ、
珠は目に見えるものだけど、珠が
あるから仲間だと信じてもいけ
ないし、珠がないから仲間じゃ
ないと思ってもいけない。
指輪のような目に見えるもの
ではなく、
結局、目に見えない人間の
”絆”がテーマになっている。
毎日顔を合わせて一緒にいる
ことだけが、絆では決してないと
いうこと。