それなのに、夜空を埋め尽くす
星の光に照らされて、ベットは
明るい海のようだった。二枚の
シーツは、寄せては返す、白い
波。
わたしたちは裸になって、ただ、
そこに飛び込んでいけば良かった。
この秋の終わりに、わたしが
求めていたのは一瞬のきらめ
きで、彼が求めていたのは、
永遠だった。
けれど、わたしはその夜、
はっきりと知ることになる。
わたしの体で、理解することに
なる。一瞬と永遠はつまるところ、
同じひとつの輝きなのだと。
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らいおんハート
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