私はリュックから手紙を
取りだし、もう一度読み
始める。
電車が揺れてガクンと
停まった。斜めになりなが
ら片手で吊革につかまり
窓の外を見る。
線路脇に数本のヒマワリ
が咲いている。
体を起し、手紙の最後の
行に目を落とす。
[今、素晴らしい恋をして
ますか?]
意気な昔の私から、
今の私へ厄介な宿題を
出されてしまったカンジ
だ。
まだ、宿題をやっていない
今日なのだが・・・・・。
昔の私にひとつだけ
教えてほしいことがある。
「ねぇ、一体どういう恋が
素晴らしいの?」
取りだし、もう一度読み
始める。
電車が揺れてガクンと
停まった。斜めになりなが
ら片手で吊革につかまり
窓の外を見る。
線路脇に数本のヒマワリ
が咲いている。
体を起し、手紙の最後の
行に目を落とす。
[今、素晴らしい恋をして
ますか?]
意気な昔の私から、
今の私へ厄介な宿題を
出されてしまったカンジ
だ。
まだ、宿題をやっていない
今日なのだが・・・・・。
昔の私にひとつだけ
教えてほしいことがある。
「ねぇ、一体どういう恋が
素晴らしいの?」