佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

『そば屋の客のたのしみ』

2024-03-24 16:02:17 | 日記

心如水。こころみずのごとし。

はたちそこそこの若さで没した
非運の将軍、十四代徳川家茂が
好んでこの言葉を書にしたため
た。

ソバ屋でよりよく憩うための
極意は、この心如水にある。

駅ソバだろうと名店の絶品だろう
と、きちんと味わう。これこそが、
客にとっての極楽であり、

同時に、店の雰囲気をうるおす
空気になって、それがめぐって
店への恩返しとなる。

小諸駅構内には、そんな景色が
昔あった。

ソバの薫りは繊細だ。そば屋で
は、きつく匂う話題は避けたい。

なま臭い色恋の修羅話、うさん
臭い商談、キナ臭い口論は、禁煙
席より徹底して廃すべきだ。

店に行ったら、つとめて自然体
で背景に溶け込む。そこから、
じわじわ憩いが醸し出される。

憩うとは、結局、シンクロナイズ
である。ソバ屋は、個々のバイオ
リズムにぴったり対応できるほど、
充分な数があり多彩だ。

持ち駒は多ければ多いほど、町ぐら
しのフットワークは軽やかになる。

ソバ屋は、すこぶる頼れるピットイン
になる。 


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「心をドキドキさせて」

2024-03-24 16:00:38 | 日記

あなたを求める予感

曖昧で、不確で、掴みどころ
がなくて、なのになぜだか、
何かを予感させる。

強くはないのに心に染み込ん
くる。

そんな陽射しに包まれて、わ
たしは歩いていった。

人と交わっていればその
うちきっと、だれかを好きになる。


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「面影」

2024-03-24 15:58:57 | 日記

好きだと言われない
   恋を楽しんでいた

そっと降る雨のように

    あなたは やさしい


YouTube
2CELLOS - Human Nature [LIVE VIDEO]

https://www.youtube.com/watch?v=iqtPDEjVp1w


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すきばやし次郎 Ⅱ

2024-03-24 15:57:10 | 日記

【コラム:すきやばし二
郎の履歴書】

腕のよい職人が出す品は、
どこで修行をしてきたか、
わかる場合があるという。

銀座の「すきやばし二郎」
の店主、小野二郎氏は、

1925年生まれ、
浜松で板前をしていたが
26歳で、銀座の名門

鮨店「与志乃」(よしの)に
弟子入り。

先代、吉野末吉(故人)に
天才肌を見抜かれ、三年
後、大阪店の花板(板長)

として腕を振るう。その後、
東京に戻り独立。

小野二郎氏の戒め
・タイは握らない。

・採算を度外視しても
シンコを握るのが鮨職人
の意地。

・高価希少な星ガレイは
白身の王者に非ず。

・鮨を食うのに、順番はなし。

・握ったら、すぐ口の中へ。

余談だが、
吉野末吉が亡くなると、
「与志乃」のから客が離れる。

名門は、一代限りが掟。

技とあの世にいくのが鮨職人
と落語家なのである。 


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ロングバケーション

2024-03-24 09:03:48 | 日記

何をやってもダメな時ってあるでしょ。
うまくいかない時、
そんな時はさ、
神様がくれた休暇だと思って、

無理して走らない。
頑張らない。
自然に身を任せる。

そうしたら?

そのうちよくなる。 


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「隠せぬ背中」

2024-03-24 09:02:20 | 日記

正面は堂々とした態度に見え
ても、背中が弱点をあらわして
いる人がある。どんな人間も裏
は隠せない。

吉川栄治に『背中哲学』という
随筆がある。そのなかで、次の
ように書いている(『われ意外
みなわが師―私の人生観』)。

「前から見ると、くしゃくしゃ
な顔をしているけれど、背中から
見ると、円光の輝いている人は、

私の知己の中では、菊池寛氏だと
思う。一緒に歩いている時など、
後からあの背中を見ていると、

ただまるっこく肥えているだけだ
が、縹渺(ひょうびょう)として、
何か味がある。その味はどんなもの

かというと、『後の安心』とう相だ。
背中には、家庭がそっくり描いて
ある。

いかにも、搦手の木戸は安心して、
大手に向かって床几をすえている
城将の趣だといつも思う」

さらに、
「しかし、夜の銀座裏を歩くとき、
なんと、そこにまだ『帰らぬ良人』
がたくさんに酒の灯の下をうろついて

いることだろう。あの酔っぱらい
達の背中には、脆さや、不安定や、
空虚だらけだ。この人達が、安定の

後光を負ったら、みんな倍も仕事を
するだろうと思う」
と続け、手厳しい。

「人の背中は見ゆるけれど我が背中
は見えぬ」という。自分には見えぬ
背中が、他人には隠せないのでつ
らい。 


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酔って泣く女をちくりと刺したのは男の言葉なのですよ神よ

2024-03-24 08:56:46 | 日記

初めてのキス、初めてのデート、シャ
ボン玉のようにふわふわ飛んで、空中
でばちんと弾ける、そんな片思いの
恋をいくつか経たあと、

わたしはまるで巻き込まれるように、
苦しい恋に落ちた。

それは、手探りで進むしかない
真っ暗な闇の谷底に、真っ逆さまに
堕ちてゆくような恋だった。

どうしようもなかった。 


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ダ・カーポ   ーDa Capoー

2024-03-24 08:55:24 | 日記

好きじゃないから

 好きじゃないから

  好きじゃないから


YouTube
Ryuichi Sakamoto & Jaques e Paula Morelenbaum² - O Grande Amor

https://www.youtube.com/watch?v=sF-FR6FNWkg


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