生ウニ、イカの塩辛などの瓶詰めには、日持ちを良くするためにアルコール(エタノール)を入れる場合があります。
エタノールはお酒の主成分です。スプレー用の除菌アルコールの濃度は高く65~75度くらいありますが、魚介類に使用するアルコールは60度以下のものが多いです。
比較的低い濃度のアルコールを使用する理由の1つとしては、変色を防ぐためです。白身魚などのタンパク質は特に、濃度の高いアルコールを使用すると、身が白っぽく変色することがあります。食肉製品にも使用されていますが、ソーセージの表面の除菌に用いる場合はソーセージの皮部分が中身を変色から守っているため、濃度の濃いアルコールが使用できます。
そして、海鮮の瓶詰めにアルコールを用いると、味がまろやかになります。もしかしたら、魚介を日本酒で味付けしたような感じになるのかもしれません。
弊社ホームページ http://www.sankou-shokai.co.jp/