NPO法人 三千里鐵道 

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大洪水の前兆、韓半島に“逆行浸食”が進行している

2011年02月08日 | 南域内情勢
≫ 写真ー建築家・イムへジ

●ある女性建築家の「4大河川逆行浸食」の告発に、全国のネチズンから現場写真を添えたエールが送られた。その内容をハンギョレサイトがトップで伝えた。(彼女の文章を、抜粋掲載)

多くの告発現場写真の中から2枚をアップする。

運河先進国のドイツの現状に比べ、惨憺たる祖国の現状をどのように表現すれば良いのか?

当ブログでも何度も何度も紹介した。しかしMBは、歴史はいつか4大河川に感謝するであろうと嘯いている。○○!と罵りたくなる。だが、この大統領は圧倒的な国民の支持で選ばれた、2007年に。そして祖国の山河は…。

今、口蹄疫は国立家畜研究所でも発生、釜山までもが…。韓半島は、チェジュ島以外は汚染された。新学期に休校する学校が増える中、急いで埋めた300万頭を越える家畜が、新たな環境汚染の発信源になった。凍てつく大地が解けだす今春、どのような状況が伝わるのか、そら恐ろしい!
それでも尚、MBの支持率50%維持を、言論は言い放つ。

旧正月、久しぶりの家族団らんの場で、どのような会話がなされたのであろう?

近づく4.27選挙は、2012年を占う試金石だ。namsang


大洪水の前兆、韓半島に“逆行浸食”が進行している

2011年02月08日 | 南域内情勢
‘逆行侵食’というのは、川底と川岸が絶えず崩れ落ちる侵食が、上流に遡って広がる現象


昨年9月洪水で南漢江に流れ込むいくつかの支流で、堤防など川辺施設らが崩れた。 政府は橋が老朽化したためだと発表したが、その地域でなぜ似たような被害が同時に出たのか、以前にもっと多い雨が降った時は大丈夫であったのに、何故…。政府はこの何故に応えていない。

その理由を、ドイツ人が説明した。
彼は韓国政府が4大河川工事のモデルとしたという運河大国ドイツの公務員・ヘルリヒプライジェ博士だ。

博士は昨年秋、4大河川工事現場を直接調査した。 彼はKBS <追跡60分>取材陣にその調査結果と昨年9月洪水資料を総合し、その理由を説明した。 しかしその内容は放送されることはなかった。

‘上層部’の妨害で放送禁止、その後かろうじて放映された<追跡60分> “4大河川の争点は?”でも最終編集段階で博士のインタビューは大部分が削られた。


“川を浚渫して深くすれば、川は自ら変形して人が統制できなくなります。 今後大洪水による水害は、すでに予定されている未来です”と話した彼は、
現在非常に危険な‘逆行侵食’現象が、韓国の4大河川本流を通じて支流らに遡って現在進行中と診断した。

‘逆行侵食’というのは、川底と川岸が絶えず崩れ落ちる侵食が、上流に遡って広がる現象をいう。(続く)

大洪水の前兆、韓半島に“逆行浸食”が進行している

2011年02月08日 | 南域内情勢
4大河川事業の歴史清算

国民は税金と国土を浸食する4大河川工事を防ごうと、ありったけの力をふりしぼったが、無謀な論理の力に押されて失敗した。 国民の自負心に大きな傷が残った


患者の生命を無視して、でたらめ手術を執刀した医師を告発し罰しなければならない。

手術を助けた修練医も、誤診だと思いながら同調し服従した人々も責任を免れることはできない。

ドイツの学校は、ヒットラー時代沈黙し同調した絶対多数の国民も、ナチ犯罪の主要共犯だと教える。 60年が過ぎた今も、強制収用所の下級看守までも、世界の果まで捜索し、90才の老人になっても法廷にたて責任を問う。


このように自分の行為に対する実質的な責任を負わせてこそ、そのような歴史の再発を防ぐことができる。 不道徳な行為に参加して利益を得た当時の適法性や社会の雰囲気を言い訳にして免罪を受ける国では、歴史は繰り返される他ない。


今現在も、韓半島の大小の川が上流に遡って崩れ落ちているが、一方では重装備で熱心に川底を掘り起こしている。 この切迫した瞬間に私は、無気力に座って過去と未来を論じるこのような文を書いているだけだ。 複雑で息苦しい。 そして恐ろしい。

他の方法はないのだろうか?
環境と未来を売って政権を維持する土建国家の連鎖を、断じて断ち切るという意志を明らかにして、具体的な代案を提示する政党はないのか?