少しづつ

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昭和89年8月15日(金)千代田区九段北

2014年08月16日 09時39分12秒 | 日記
 東西線九段下駅で降りていつもの坂を上る
今年はというかここ数年、乳幼児や子供を連れて訪れてくる家族が
増えているように見える

今年は正午前に到着したので式典の最初からの参加となった

https://www.youtube.com/watch?v=7bQc8w8x7Jg

それにしても去年もそうだったが快晴に加え暑かった
南風が強くいくらかしのぎやすかったが式典最中にも汗が流れ落ちる

途中、どこぞの街宣車が「迷子の仔猫ちゃん」を大音量で流して他の
右翼が怒鳴り飛ばして追い払っていたがそちらに目を向ける人は殆ど居ない
後で警備にあたっていた機動隊の人たちへの皮肉を込めて
「犬のおまわりさん」をかけていたらしい

参拝する人たちは時間を追うごとに増えて行く
自分は帰る途中で軍服を着た年配の方のところに人だかりがしているので
話を聞いた

終戦を18歳で迎えられたM殿、さすがに軍人らしく矍鑠とされており
周囲の若者が却って気を使っても堂々と「いやいや、大丈夫ですよ」と
にこやかに接してくださる

福岡から宮崎に配属され、外地へ行く覚悟も出来ておられたらしいが
その頃にはもう日本の戦艦で外地へ行くことは不可能な状況だったようで
そこで終戦となったらしい

現在の日本について誰かが聞いたらやはりというべきか
偏向報道が残念だと申されていた
それにしても一般の方であれだけのオーラを感じたのは初めてだった


九州の方なので「よだきぃないですか?」と改めて聞いたらやっと
「おぉ!よだきぃよだきぃ」と懐かしそうに笑顔がこぼれた

毎年お越しになっておられるらしい、Mさん
どうぞ健康でまたお会い出来たらお話を聞かせて下さい

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