少しづつ

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昭和の依存症2

2014年07月14日 06時06分52秒 | ちょっと俯瞰
学生時代はまだ薬局でミンザイが自由に買えた。
たまに店のお姉さんから「何に使うの?」といぶかしげに聞かれても
受験で生活リズムを変えると答えればそれまでで簡単に手に入った。

実際の目的は適量以上飲んで頭がポーッとするのを楽しんでただけ、
やがて量が増えて病みつきになった。

半年もすると行動が変わって身体にも影響が出てきた。
人それぞれ症状は違うようだが自分の場合は肌に異変が起きた。
薬依存は1年程度で抜けたものの数十年した今でもたまに当時の肌が
復活することがある。
 
若い頃の反動か今では煙草の煙でも工事中の現場から漂ってくるシンナーの
匂いでもめまいがする。

一番困ったのは会社の飲み会で終電で帰る時、年末の満員電車で自分の前の
おじさんが「うぅ、ゲップぅく、苦しい…グゲッ」とやりだした時
向き合っている状態だから身体の向きを変えられないし、準急だったから数駅
そのままで進行するしで(どうかおじさん、吐かないで)と祈るしかなかった

電車に乗ってて一番スリラーな体験だった
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