「一つの星」
夏の夜の大空は黒き蒼の中
一つの星が輝き始めて
見あげる思いに貴女の星が
現れてくると
思い出残る貴女の仕草は
腕を掲げて刺す指の先
小さく光るあの星が私だと
寂しい顔して呟いていた
何処に消えたのか君の姿を
捜し求めて満天の星を
彷徨い仰ぐ瞳を濡らして
涙に星が映り一筋流れ
心の中の貴女の笑顔
宙の彼方に思い出写し
瞳を閉じて貴女を偲び
涙溢れて立ち尽くす!
「夏の夜に 消えた命が輝いて 何も語らず 我が胸襲う」