7.お金を払ってでもやりたいこと。
若い時は誰だって、キャリアデザインという概念は持っていません。
「働くこと=お金を貰うこと」、このように大多数の人が考えます。
しかし、学べる環境の下にあれば、お金以外に得られるもののほうが多いことに気付きます。貴方が今、「何かを成功させたいと考えたとします。そのためには何をしなければならないか」、思いつくままに幾つものリストをつくってみましょう。
仮に今、お金を払ってでもやりたい目標を持っている人は幸せな人です。なぜなら、それは「キャリアデザインの強力な武器となるから」です。
自分でお金を払ってでもやりたい事があれば、それに全力で取組むことが大切です。そして、その仕事を成功させるために最も大切なのが、「熱意の醸成」です。それを高める手段があります。それは自分が決めた仕事に関する書物を求めることです。
一冊1500円×20冊=3万円。この程度でも充分に成功への道筋が立ちます。このことは既に何かに取組んでおられるとしたら、それを今一つ掘り下げて学習されることで充分に道は開かれます。
但し、「何を学ぶか」がポイントとなります。仕事には、「接客業務・力仕事・事務業務」など様々ありますが、それぞれの職種が、それぞれの仕事の目的実現に向って、知恵を込めて仕事に取組んでいます。
その過程で「専門的な能力の向上と共に人間的な成長」を促します。
では、美容師が学ぶことは何でしょうか。
◎「人を大切にすることの尊さ」。
◎「時間を守ることの重要性」。
◎「お客様の要望に応え喜ばれた時の感動」。
◎「明るく元気よく挨拶することの価値の大きさ」。
◎「お客様との対話の中から学ぶ社会常識」
などがあります。
このように仕事を通じて自分の成長を促していることに気づきます。
そして、「お客の喜びを自分の幸せと感じることが出来たら」これは大変な財産となります。
明日に続きます。