18.全ては夢から始まる。
人の「意志の強さ」というものに大きな差はないようです。
そのような意志を強化するために都合のいいのが箴言・格言です。
「格言・箴言は、自分の生き方を強化する武器である」 と言われますが、その効果的な活用の方法があります。
先ず「ポケット手帳」を用意します。この手帳に箴言・格言を書き込んで、自分なりの解説を加えます。その解説に新たな考え方や文献があれば、その都度付け加えます。
この事を繰り返している内に、「あらゆる面で、自分自身が強化されている」ということに気付きます。
●「どのような自分に成りたいか。」
●「どのような成果を出したいか。」
このような事柄に対して、最初の内は全く眼中に無かった自分が、おぼろげながらですが考えるようになります。それは、やがて「明確」になって行きます。これは「学の無い私の実態験」でした。
これがスタートです。何一つ急ぐ必要はありません。大切なことは「行動してみること」です。
全ては夢から始まり、そして、その事に挑戦することによって成功のチャンスが訪れます。夢・目標とすることを、鮮明にイメージできれば、後はそれらを計画的に実行に移すだけです。
夢は人生の目的であり、能力を最大限に発揮する原動力です。自分の夢・目標とすることを決めたら、次は戦略に則って進めます。
戦略なしでは、成功へ向かっての旅は厳しいが、計画的・戦略的に取組めば、成功への旅は楽しいものになります。
「新たな自分発見」・「新たな仕事への挑戦」・「経営の革新」。これらに対してのスタートは、「自分の夢を実現したい」という思いから始まります。
即ち、チャレンジです。しかし、
●「妥協のチャレンジ」。
●「博打的なチェレンジ」。
●「勝てないチャレンジ」。は避けなければなりません。
「チャレンジすることは、成功させること」。
これが物事に取組むときの基本姿勢です。そのためには自分自身の現在地点を把握することが大切です。つまり、自分の得意、長所を理解すると共に、プラスとマイナスの資源を洗い出します。
をするには「どこから出発し・目的地はどこか」この情報が不可欠であるように、サロン経営も全く同じです。
「今の自分と違った自分になるためには、
今の自分をよく知らなければならない」
と説いたのは、港湾労働者という現場を経験した哲学者、エリック・ホッファーですが、だからこそ重みがあります。この意味をしっかりと認識することは極めて重要なことです。
つまり、自分が保有する「長所・短所・経験・資源・環境」といったことに対して、今の状態について、しっかりと認識することから始まります。つづく