さるタジラのブログ

怪獣の写真とかを上げていく予定…。

イリス フィギュア図鑑②

2021-04-14 22:30:00 | 日記
 
どうも、さるタジラです。
 
今回は前回のイリスフィギュア図鑑①に続き、「イリスフィギュア図鑑②」となります。
 
 
一般版権商品紹介の続きからで、今回はエクスプラスからスタートします。
 
メーカーから新しい製品が出るごとに、ここの内容を更新していくつもりです。
どんどん増えて、収まり切らないぐらいになって欲しいですね!



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イリス フィギュア図鑑② 目次 
 
()内は発売元・原型師
 
イリスフィギュア図鑑の全体の目次は、①をご覧下さい。
 
エクスプラス
・平成大怪獣シリーズEX(エクスプラス)
・平成大怪獣シリーズ 幼体(エクスプラス)
・大怪獣シリーズ 大映特撮編 通常版(エクスプラス:元貴)
・大怪獣シリーズ 大映特撮編 リック限定版(同上)
 
・ハイグレードフィギュア(ロケットプロ)
・ガメラキーホルダー(ロケットプロ)
・PVCモデルキットシリーズ(ツクダホビー:ハウンテッド)
・ガメラホルダーチョコ(フルタ製菓:寒河江弘)
・特撮シリーズフィギュア2 大怪獣ガメラ・ガメラ3(フルタ製菓)
・CUBEシリーズ(シカルナ工房)
・CUBEシリーズ 京都決戦カラーver(シカルナ工房)

 
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エクスプラス
 
・大怪獣シリーズ 大映特撮編 リック限定版(エクスプラス 元貴)
 


 
 2019年頃のGミュージアムさんの飛行イリスをきっかけに始まった(と個人的に思っている)空前のイリスブーム。
 各メーカーからイリスが発売され、ヤフオクではイリスフィギュアが相場以上に高騰し・・・
 そんな流れの絶頂期とも言えるのが、このエクスプラスイリスの発売ではないでしょうか。
 デジタル原型発表時からかなり話題となり、発売まで数年かかった待望の商品でした。
 
 予約開始からアクセスが殺到し少年リックのサーバーが落ち、後日仕切り直しても同じような状況に。発売の時は予約出来るのかすら分からず、大荒れの商品でした。
  
 そんな状況の中なんとか初回予約を抑えることができました。なお購入者の元へ届いた後には定価割れした在庫がヤフオクにずらり、中古店舗にずらり。
 予約時のあの苦労は一体なんだったんだろう…という状況です。転売ヤーが大量に押し寄せて需要を満たすとこうなるんだなあ、というのがよく分かりました。
 結局定価割れしちゃったから転売ヤーは損しかないですね。ざまあみろ、というのが本音です。何度も再販かけてくれた少年リックさんには感謝しかありません。
 それでは、製品を見ていきます。
 
 
 このイリス、まさに新しい"決定版"に相応しい仕上がりになっています。少しスーツよりも腰高になってはいますが、それも格好良くアレンジしてあると思うと気になりません。
造形・塗装共に量産品であることを考えると、文句なしという出来栄えです。
 
 
良い顔しています。今の展示スーツの少し潰れたような頭部ではなく、スーツらしい高さのある頭部になっているのが大変グッドです。
 
 
触手は可動等は一切なく、PVCの嵌め込み式。
ずっと飾ってると下に垂れてくるのは仕方ないところでしょうか。Twitterではスタンド付けて補強して飾ってる人もいましたね。
 
 
 
↓背甲は青みがかった塗装に。自分の塗装でも参考にしたくなるような塗装です。
 
 
↓リック限定版の最大の特徴である発光。ぼんやりと水色に光るところは劇中そっくりで素晴らしい。
欲を言えば、中央の黄色部分をもっと濃くして欲しかったが、贅沢過ぎな気もします。
 
 
自分で電飾する苦労を考えると、量産品でこれだけの発光を実現するの凄いです
 
 
 
↓2020wのWFで展示された原型。この以前のスーフェスなどでも何度か展示され、今か今かと待ちわびていた中での発売でした。
 
 
 ↓スーフェス時での原型展示。
この時が立体になって初のお目見え。その決定版的な出来に感動して見ていました。
 
















↓最初期に発表された画像。ここから腕の角度や足に修正が加えられたようです。
 






 
 
・大怪獣シリーズ 大映特撮編 通常版(エクスプラス:元貴)
 
 こちらは上記の発光ギミックのない通常版。写真右の個体です(左は限定版)。
 概ねの塗装は変わらないものの、発光体の色味は電飾をしないためか若干濃くなっています。特に黄色味に大きな違いがありますね。
 
 怪獣にコードを通すことに抵抗がある人はこちらの方が良いのかもしれません。
 今のところは市場に溢れかえっていて、安く買えるようになっています。これだけのレベルの完成品が1万か2万出せば買えるの、普通に凄いです。
 
 
 
 
 
・ハイグレードフィギュア(ロケットプロ)
 
 ロケットプロから、ゲーセンなどの景品として出た商品。我が家の物は未開封品で、勿体無くて開封できておりません。
 実際に開封した人の感想では、触手の関係もありかなり前傾になるとか。
 頭部の造形や長めの触手など全体的にバンダイソフビをグレードアップさせたような雰囲気です。
 
 
 
 プライズ品といっても、各部の塗り分けはかなりしっかりしている。
 
 
 
・ガメラキーホルダー(ロケットプロ)
 
 こちらもロケットプロから発売されていたキーホルダー。これも未開封品なので勿体無くて開封出来ていません。
 デフォルメ感は抑え気味に、全体的に縮小したようなアレンジです。地味にしっかりと発光体や、触手の先まで塗り分けられています。
 
 
 
・PVCモデルキットシリーズ(ツクダホビー:ハウンテッド)
 
 ツクダホビーから、映画公開に合わせ9800円で発売されました。
 成型色は見本よりもかなり黄色いものになっており、塗装済面積は他のツクダキットと比べても多い部類に入ります。
 当時組み立てキットがほとんどなかったことを考えると、貴重な存在だったのかもしれません。実際に、当時の雑誌に掲載されているイリスのジオラマの多くはこのツクダイリスを使用したものが多いです。
 頭部の大きさやかなり畳んだポージングの腕などは独特で、好みの分かれる造形でもあります。触手がベンダブルでグネグネ動くのは非常に楽しいポイントですね。
 
 
↑塗装せずに素組みしたキット。簡素な塗装のみが多いツクダの中ではかなり塗ってある部類と言えるでしょう。
 
 
↑頭部は比較的大きく、長めな独特の形になっています。
 
 
↓キットのパッケージ表
 


↓キットのパッケージ裏



↓組む前のキット。この時点で既にかなり塗られていることがわかります。
もう1つ持っているので、今度はフル塗装をしてみたいですね!



 
↓こちらはホビージャパンに掲載されている、改修前の原型。首が長く頭部は小さく足が長い。
 
実際の商品よりもかなりスタイルのいい印象があります。
個人的にはこちらの方で商品化して欲しかった…と思ってしまいますw。
 


↓当時の雑誌での紹介。





 
 
・ガメラホルダーチョコ(フルタ製菓:寒河江弘)
  当時200円で販売されていた食玩。他にもガメラ・ガメラ飛行形態・ギャオスハイパーがラインナップされていました。
 特徴的なのはやはりそのポージング。横にいるガメラを突き刺すかのように、左腕のスピアがスライドしているのが特徴です。
 キーホルダーの域に留まらず、フィギュアとしても非常に完成度の高い物になっています。
 
 
↓正面から。非常に力強いポージングです。
触手の処理もギリギリを攻めていますね!
 
 
 
・特撮シリーズフィギュア2 大怪獣ガメラ・ガメラ3(フルタ製菓)
 
 こちらはG3ガメラが主役のフィギュアなのですが、イリスの死骸が足元に転がっているのでイリスフィギュア認定です。
 まあ死骸自体は、ミミズのような物が落ちているだけなのですが…ちゃんと塗ってくれているので良しとします。
 大手メーカーから販売されているイリス死骸なんてこれぐらいではないでしょうか。
 
 
 
・CUBEシリーズ(シカルナ工房)
 
 イリスフィギュアが活性化した2020年にソフビメーカーから販売されたデフォルメソフビ。
 このシリーズは本体ぴったりのサイズの箱と台紙が付属し、そのまま飾ることができるのが特徴です。
 全18パーツのこのソフビは、ほとんどソフビキットのような複雑さ。手のスピアと、触手の先端は接着で組み立てられ、他ははめ込みになっており、腕や触手が可動します。
 
…まあ実は、自分が以前に在籍していた時に企画・販売させて頂いた製品だったりします。
頭部の単眼の独立や、触手の可動など、イリスの核となる部分はかなり原型の方にお願いをして作って頂きました。
量産でも主に塗装に携わったりしています。
実際に贔屓目なしに、デフォルメソフビとして高い水準のフィギュアになっていると思います。
 
今までイリスのこういうデフォルメフィギュアはほとんどなかったので、面白い商品ではないかと。
今後のカラバリ展開も楽しみなソフビです。
 
 
↑頭部の外骨格と内部を別パーツにすることで実現されている単眼。
 
 
↑4本の触手全てに間着が設けられている。
 
 
 
・シカルナ工房 CUBEイリス 京都決戦カラーver (シカルナ工房)
 
 こちらは2021年1月に販売された、CUBEイリスのカラバリです。
 同シリーズの京都決戦カラーのガメラと対になるソフビで、台座はガメラと同じ物が付属しています。
 黒色の成型色に、燃える街並みの照り返しをイメージした塗装、夜のイリスの緑系の発光、単眼の光漏れを再現した塗装になっています。
 
…実はこちらのカラーリングは自分が担当していたり。
 細吹きでハイライト入れる部分が多くて、量産でするような塗装じゃありませんでしたね(笑)。
 
 
夜のイリスをイメージした緑色の発光体と、頭部の光漏れをイメージした塗装になっています。
 
 
 ↑触手の先の発光体までハイライトが吹いてあります。



 
 
 
 
 
 
以上で、現在出ている一般版権メーカーからのイリスフィギュアは終了となります。
 
新商品が出るたびにこのページを更新していきたいと考えています。
 
超激造やデフォリアル、HG等もガメラ系が熱いので楽しみですね!!毎年何かしらの新作が出て欲しいものです。
 
そして1番はガメラの復活ですね…。機運は高まっていると思うのですが、どうなのでしょうか・・・
 
 
 
 
次からはガレージキット系の当日版権のイリス立体物を紹介していきたいと思います!
 
どこまで需要があるのか分からないですが、引き続き見て頂けると嬉しいです。
 
それでは今回はここら辺で。
 
 
 
 
終わり。