さるタジラのブログ

怪獣の写真とかを上げていく予定…。

12/18八王子怪獣模型持ち寄り会レビュー

2022-12-26 20:56:00 | 日記

今回は12/18(日)に開催されました「八王子怪獣模型持ち寄り会」のレビューになります。

こちらはシン・takkulaさんが定期的に八王子の学習センターで開催している会で、広めの会議室でいつもネットを通している怪獣モデラーさん達と気軽に話せるのが特徴です。



まずはいつも展示会に行く前に八王子で食べるラーメン。
ここはお気に入りの八王子ラーメン屋さんで、優しい醤油の味わいと玉ねぎが脳味噌まで染み渡ります。

特にこの日は前日の飲みで二日酔いになりかけていたので、ホントに沁みました。。。


さて、それではさっそく展示会へ。







まずは全員の作品が集結しているところです。

いやはや、毎度ハイレベルな方々達が集まるのでとても良い刺激となります。

とりあえず僕の持って行ったものを。






今回展示したのは
・KOC ゴジラ1995
・YAN工房 デストロイア胸像
・Yoshiさんのイリス リペイント
・イマージュ おみやげトラウマガメラ 
・アウトローファクトリー レギオンEX
でした。

デストロイアのツノを塗装のみでクリア感を出そうとしている点や、レギオンの筆塗りなど、色々お褒め頂き嬉しかったです。

必ず卓の一角は敵怪獣色に染め上げようと思って毎度頑張っています(笑)。


それでは、参加者の方々の作品をご紹介していきます。


まずは主催者のシン・takkulaさん。



毎度最後尾に大型レアキットが並び、いつも羨ましくて指を咥えて眺めています。
ガメラの腹甲やそれぞれの目や牙の塗装…玄人の塗りで本当に参考になります🙏







ミレゴジの色が「ホビージャパン怪獣大進撃の表紙みたいだなあ」と思っていたら、お話しをお聞きしたら本当に参考にしていたようで!
再現度にビックリです。








続いてToda Hiroyukiさん





海洋堂レギオンは展開バージョン!
なかなかこの状態にする人は見ないので新鮮でした。



HGガメラ2を改造した炭化ガメラ
台座はジュピター大久保さんがWFで販売してたおみやげ台座!





首を太くする改造をした海洋堂ラドゴジ。印象が一気に変わります。




こちらはプラズマ・グレネイド発射口を埋め、目の電飾を入れたマックスファクトリーメカゴジラ 。





そして、西川さんの絵のメガギラスが欲しくてソフビを改造して自作したというメガギラス。

僕も好きな怪獣ばかり、しかもどれもこだわりのものでお話しできてとても楽しかったです!!






聖なるおでんさん




おでんさんと言えば原型活動などで有名ですが、個人的にはなんと言ってもウェーブのメタルキットの印象が強いです。
元々小さくてリアルなのが好きなので、おでんさんの作例はいつも見ていて楽しいです。
今回のモスラとバトラ、オール筆の綺麗な仕上がりに驚愕していました。



バトラは幼虫も成虫も格好良いのう…。



原さんの初代ゴジラ。
実は生で見るのは初めてでしたが、噂通りの存在感でした。








ペンだこさん




NATOキンゴジは、台座とパシン坊やに驚かされました。
自分でデカール作製した鞄へのこだわりをお聞きしたら画面と何度も見比べ、形状を改造したりデカールを自作したり等、狂気的なぐらいの作り込みが凄かったです。



個人的にはこのKOCモスゴジが造形も塗装も大好きなものでした。
サイズ感といい、ふんわりとした砂汚れといい理想的でした。



皆さん昭和の砂感のある塗りがお上手…。勉強になります。





morinaoさん


CCPを改造した可動ネロンガ。
普段見ている原型とは、同じものにまるで見えません…。
オール筆の塗装も味わい深いです。



ビリケンキングコング…。
もはやあの腕の長い原型の面影がないぐらい、本編そっくりになってます。





真打登場。



ファルシオンのガメラをさらに改造したこのガメラ。
造形、塗装共に理想的なG1でした。

特に皮膚の色。
個人的にG1は紺色よりも、緑や灰色の印象が近いので、絶妙なこの色には感嘆しました。



甲羅の色も好みドストライク。参考にします。



takkulaさんのファルシオンガメラと。
なんて贅沢な光景。










OGAさん

いつも車で僕を八王子まで届けてくれるOGAさん。
いつもありがとうございます🙏



目玉となっていたデアゴのラジコン初ゴジ。
なかなか完成させている人がいない気がする物なのでとても楽しめました。
背ビレ光るのめちゃ良い…。



そしてクラバートガレージさんのシン・ゴジラと浅井造形さんのシンゴジ肉片。





写真でこの肉肉しさを伝えられないのが残念で堪りません……。
そのぐらい現物は生々しい塗装になっていて、じっくりと眺めておりました。



自分もこのキットは持っておりますが、生々しい路線ではこのOGAさんのが素晴らしすぎるので違う路線を目指したい…さてどうしようか…。




以上が参加者作品のレビューとなります。

数ヶ月に一度不定期に開催されているこの持ち寄り会ですが、毎回ハイレベルな怪獣模型を見る事が出来るのでとてもモチベに繋がります。

来年の3月には吉祥寺で、takkulaさん主催で展示会が開催されます
こちらはギャラリーを借りて一般の方向けにも開催されるみたいです。
そっちにも参加する予定ですので来られる方は是非よろしくお願いします🙏🙏

何を持っていくかはずっと迷い中ですな、多分イリスのジオラマが出て行きます…。

WFもいよいよ迫って来ました。
ダイパスが当たるか心配でたまりません。
買いたいものが多過ぎて財布も心配でたまりません。

楽しいイベントのことを考えながら相変わらず生きていきたいと思います。


それでは今回はここら辺で。








田中ミュージアム工房 アヴァンガメラ製作記

2022-12-15 20:42:00 | 日記

どうも、さるタジラです。

相変わらず毎日忙しく過ごしております。
たまの土日休みが本当に心に沁みますね…。

詰んでいるキットも崩したいし、飲酒をしにも行きたいし、オタ活もしたいし、身体がいくつか欲しいものです。

さて、今回は12月に完成させた「田中ミュージアム工房 アヴァンガメラ雄々しき守護神」の紹介です。






このキットはご依頼品での製作でしたが、かなり自由に作らせて頂きました。
おかげさまで自分の好みドストライクな色に仕上げさせて頂きました🙏

WF2022夏にて原型師様の作例も拝ませて頂きましたが、予想以上のボリュームと迫力に度肝を抜かれました。
Gミュージアム様はいつもフレンドリーにお話ししてくれるのでWFに参加しているととても楽しいです。
ゴジラザウルス・FWガイガン・ガメラ対ギャオス…キットを買ってご本人の説明を聞くと、より愛情が湧きます。
早く作らなければですが、Gミュさんのはじっくりと腰を据えて作りたい思いが強く、なかなか手を出せずにいるのが悩みです💦



さて、それではアヴァンガメラの製作過程に移りたいと思います。





仮組みしていた時の段階。
腹甲はクリアパーツで電飾可能という仕様。
イリスしかり、ガメラしかり、こちらのキットは必ず電飾要素が入るのが面白いです。
なかったのはゴジラ頭骨とゴジラザウルスぐらいでしょうか。





まずは洗浄してのサフ。甲羅が1枚1枚別なのでなかなか数は多いですね💦
ただガメラ3の時もそうでしたが、やはり甲羅1枚1枚が別で構成されることもGミュさんの魅力ですね。





下地を塗装。





さらにオレンジと黒のシャドウを入れていきました。
アヴァンガメラは茶色のイメージが強いんですが、超全集のスーツ写真を見ると甲羅は意外と黒が多いんですよね…









甲羅の下に隠された、古代亀プロガノケリスを参考にしたという背骨。
こういった生物的なアレンジこそがGミュージアムさんならではです。
化石もイメージしつつ塗装致しました。






皮膚部分も塗装していきます。
アヴァンガメラは甲羅と皮膚の色の違いをさほど感じないので、基本的に甲羅のベースなどを流用。




足と頭部のベースも塗装。



甲羅をはめ込む前に、まず背中の皮膚部分。
ここもクリアレジンになっており電飾が可能です。
この辺りはGミュージアムさんのブログを参考に塗装。
甲羅をつけると全く見えなくなるのが寂しいぐらい作り込まれています。





皮膚を外した状態。
背骨の奥で内臓が光る設定です。
体内が光るといえばガメラ3を思い出します。




ほぼ閉じているため全く見えなくなる口内。
年老いた怪獣でもあるため、綺麗なオレンジの口内ではなく少し生々しいぐらいの色にしました。







各部を接着し隙間をパテ埋め。
この際に既に電飾ライトは仕込んであります。
不安で何度も試し点灯を繰り返しました…。




喉とお腹の模様が赤く光った時は、思わず「おお!」という感情が。




甲羅もはめ込み。まるで岩山を背負っているかのような姿。





色の微修正前。
平日に卓上にいるアヴァンガメラが良過ぎて撮影した写真です。
横からのバランスはこんな感じです。
アヴァンガメラとして逸脱し過ぎないギリギリの落とし込みがまた素晴らしいです。





甲羅のオレンジ色は最終的に強めに調整しました。
1本1本の棘に、爪の根元のようなアクセントを出してみたかったのです。






切り傷にも血のベース塗装を追加。
Gミュージアムさんのブログと睨めっこしながら傷跡箇所を確認していきました。
血には後に、より明るいハイライトと光沢を乗せていきました。
ガメラの血は緑色で、分かりやすい赤とはまた違うので毎回表現に悩みます。 





重々しい色合いになってくれました。
完成写真だと僕の作った物は光沢に見えることもあるらしいんですが、結構つや消しに仕上げていることが多いです。








自然光下でのチェック。




ギャオスに引っかかれた傷跡は生々しくなるように、どろりとした光沢に仕上げました。




爪ももちろん光沢です。




発光ギミックは周囲を暗くしなくてもしっかり明るく光ってくれます。










左目のアップ。かなり小さいので見えづらいですがしっかりと瞳があります。





プレートも塗装。甲羅をモチーフとしています。












電飾のコードは左足に穴を開けて体内に通しています。
外付けで電池交換が可能なのと、見栄え的にも出来る限り隠せる様になりました。







こうして、アヴァンガメラは完成となりました。
原型師様の思いがあちこちに伝わるキットで、作り甲斐もありとても楽しい時間でした。



それでは、完成写真をどうぞ。









本編が夜のみの登場のためか、やはり暗闇がよく似合います。









横から見るとスーツとのボリュームの違いがよく分かります。
こういったアレンジ造形もガレージキットならではの魅力ですね。
色味に関しては割とスーツ寄りにしつつ、彩度高めな雰囲気で塗れたんじゃないかと思います。











甲羅の隙間から、体内の光が漏れ出ます。







さらにこの甲羅、見て分かる人は分かると思います。
あの「50周年記念PV」の甲羅をモチーフとして造形されており、あの時の興奮が蘇る気持ちです。
実は塗装でもあの甲羅を意識し、若干緑色の筋を入れたりしています。
こういったツボを押さえてくるのがGミュージアムさんの嬉しい所です。




甲羅を取ると背骨が現れ、その奥で光るガメラの体内も見て取れます。








まるでオリジナルギャオスを睨みつけているかのような形相。
自爆を覚悟した瞳とも言えますね。




プレートは炎にも見える甲羅の色とガメラの血。
こちらもなかなか格好良いです。







アヴァンガメラの製作レビューは以上になります。

受け取ったご依頼者様からもたいそう喜んで頂き、嬉しさでいっぱいです。
聞く所によると、予想外な凄い所に飾って頂いてるみたいです。
一度見に来て欲しいとお誘い頂いてるので、旅行がてら行くのも良いかなとワクワクしています。

そしてガメラも。
新作が決定し、これから盛り上がること間違いなさそうで非常にワクワクしています。
熱すぎます。

また、Gミュージアムさんのこれからの作品も凄いですね!
トラウマガメラはまさか円盤ジャケットのシルエットをモチーフにするとは思わず、ビックリ&興奮でした。
さらに、まだ僕がガレージキットを始めたばかりで手が出せなかった頃の作品、ギャオス1995も再販。
嬉し過ぎます。
どちらも買わせて頂きましたので、本腰入れて塗り込みたいと思います。
恐らく年明け届いたらすぐにトラウマガメラは作り出すんじゃないかと思います…。
依頼品との兼ね合いもありますが…Gミュさんの新作ガメラはちょっと別格なのですぐに作りたいですね。

製作代行の方も今は予定通りのスケジュールで進められているので、今後も自分の作りたい物を挟みながら上手いこと進めたいと思います
だいぶお待たせしている方が多く、最短が来年の9月になってしまいますが予約も受付ておりますのでお気軽にお声掛けください💦

嬉しいニュースばかりで、最近は完全にガメラを心の支えにして生きています。
今度のWFも新作が楽しみな物が多過ぎます。

色々な面で変わらず頑張って生きたいと思います!!

それでは今回はこれにて。