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さるタジラのブログ

怪獣の写真とかを上げていく予定…。

ワンフェス2025冬レポート②

2025-04-14 20:18:00 | 日記


こんにちは。

少し遅くなってしまいましたが、レポート①に続き、ワンフェス2025冬を振り返っていきます!

 
◼️餅雪

餅雪さんのブースでは、彩色見本を製作させて頂いた「ゴジラ-1.0 最終決戦Ver.」が販売となりました。



こちらは造型に合わせて震電がゴジラに突っ込んだ瞬間を切り取ったカラーリング、というオーダーを頂き仕上げました。
 
身体のダメージのひび割れから漏れる光や、水面などの彩色にこだわりました。



キット自体も大変合いが良く作られていて、そのまま組むだけでもほぼ隙間ができない綺麗な複製でした。

体表にダメージのひび割れなどが造型されているのもポイントです。






「なかなか普段は自分が造ったものを飾ったりはあんまりしないんですが、これは気に入って部屋に飾っています。」
と嬉しいお言葉も頂き、頑張って良かったと思う一心ですね…!


 
オリジナルも妖怪などを中心に、独自の世界観が広がっており大変見応えがあります。

以前買わせて頂いた八咫烏もどこかで塗りたいです…!!




◼️工房RASEN



工房RASENさんからは新作のクシャルダオラ・龍が展示。
 
モンハン全然やったことないマンですが、モンハンのモンスター自体はよく見るしデザイン好きなのもいるしで、いつか塗ってみたかったりします。
知らんのにフィギュア買ってみたくなったりもする。

怪獣以上に色数が多いので塗るの楽しそう…!といつも思いながら見ています。







オリジナルの龍は後日通販で予約しました。
雲の造形が日本絵画みたいでオシャレ。
こちらはどう塗ろうか悩みますね…!楽しみです。 

 
 
◼️大村ジュリエットカメラ
 


すぎゃすさん造型による逆ゴジ。
前回も話題になりましたが、やはり妖怪感も強く魅力たっぷりの造型です。

アイボリーに墨入れしている作例があることで、普段のゴジラ造型ではあまり見ない異質なモールド感も感じることができました。






過去作のレッドキング。
展示会で他の方が製作されたのを見るたびに、「自分も塗ってみたいな…」という気持ちが湧き上がる原型です。
かっこいい…!


◼️たたらアーツ

 
カズマタイキさん原型によるアレンジが施されたジェットジャガーとメガロが前回に引き続き登場。




こちらは福井敬貴さんによるモスラ。


普段は昆虫標本や昆虫アートを作られている方による、まさに昆虫的な解釈によって立体化されたモスラとなっています。

現世の生き物として飛んでいそうな、より蛾然としたフォルムや毛などの造型が魅力的です。

 
◼️酒井ゆうじ造型工房



酒井さんからは、基本的にメーカーで製品化された原型のレジン版が販売されておりました。

やはりPVC製品を見た後にこちらを見ると身体や首・太ももの厚みが変わるので誘惑ですね。

 

◼️L.M.U-23

 
らぶりぃーマジックさんによるゴジラ1954と泳ぎマイナスワン。

ペルム紀の半水生古代生物の生き残り、と言う言葉がしっくり来るような生物感溢れるゴジラ1954でした。
 




また個人的な内容ですが、先日こちらの泳ぎゴジラをご依頼で製作しましたが、大変作りがいのあるキットでした。

そのまま塗ってもいいですし、このようにジオラマ風な加工を加えても楽しめます。
ゴジラ本体の造型が大変素晴らしいのもポイントです。






船員付きのレア版を製作しましたが、これがまた大変素晴らしい造型でしたね…!
ジャケットの塗り分けまで劇中や資料に目を凝らしながら頑張りました。





◼️GORT



GORT杉本さんからは巨大なタイラントが登場。
ウルトラ6兄弟を次々と薙ぎ倒す姿が見えるような威風堂々の体躯。
まるで劇中から飛び出て来たような圧倒的な姿でした。

 
 
◼️KAMEHOUSE



基本的にはネイチャー系の現生のカメ模型を造られているカメハウスさんからは、ガメラリバースが登場。

攻撃的なフォルムとなったガメラと、本編から飛び出して来たかのようなギロン。
リバースギロンの閉じると見えなくなる口が好きなので、顔が2つ付いてくるというのもツボでした。
そしてメッキかと見まごうほどにギラギラと反射する包丁も白眉ものでした。
再現の難しい模様まで綺麗に彩色されています。











◼️タナカSTUDIO



タナカ・STUDIOさんのブースでは、海外メーカーの展示とタナカさん自身の販売物。

初販売となるヘッドモデルは即完。
程よくボリュームあるサイズ感と、バキバキに彫り込まれた造型、マグネットが仕込める設計など非常に楽しめそうな3D出力キットとなっています。

特にタナカさんのシンゴジは昔から好きなので、いつか購入できたらと思っております…!



 
 
■てんつく工芸



鮫順さんからは巨大デスゴジと-1.0ゴジラ。
まさにてんつく工芸テイストにて立体化されたマイナスワンは、和風とも言えるテイストが感じられるでしょうか、山からにゅっと顔を出しそうな圧倒的存在感でした。




ソフビキットシリーズからはビオゴジが。
非常に格好良く、イケメンな姿でソフビになっています。
このモールドをソフビで手軽に楽しめるのもこのシリーズの良いところです。



 
 
■みみっと工房
 


「G」のポーズを取った-1.0。
躍動感が魅力的な原型です。

回転台に置いてあることもあり色々な角度から見ることができます。
かなり尻尾を振り上げていますが、不自然感のないフォルムもお見事です。

 
 
■どろみ妖怪獣ファクトリー



どろみさんからは多数のギドラが登場。
特にヤマタノオロチ・メカキングギドラはボリュームも造型も凄まじく、どろみワールド全開でした。



ヤマタノオロチはつぶがいさん彩色、メカギドラはマガイブツさんが彩色。

どちらも丁寧で見応えのある彩色でした。



 
■黒龍工房



ここからは企業ブースのご紹介となります。

今回から企業エリアに出展の黒龍工房さんからは、満を辞してマイナスワンが登場。
銀座で見せた登場直後に見せる咆哮の印象的なシーンを切り取っています。

細やかなモールドの彫りも凄まじく、大鷹さん泥神さんにお聞きすると、かなりの割合がアナログにて彫られているとのこと…!




メガギラスの完成見本も素晴らしいクオリティ。
4枚羽のポスターアレンジと、劇中似のドラゴン顔の融合が破壊力を産んでいます。





ゴジラストアより発売のミレゴジキット。
こちらは海ゴジのカチカチ君を思い起こさせる、シャープで凛々しい姿が印象的です。

 
 
■少年リック



エクスプラスさんからも新作が目白押し。
最近は特に過去作の復刻も多い印象ですので、買い逃していた方には嬉しいんじゃないでしょうか。







ガメラ2プラモもとても良いので楽しみ。


ーーー

ここからは、会場を歩いていて気になった怪獣以外の美少女キットなどをご紹介します。



MusicBOXさんのバンドリMyGO!!!!!
5体揃うと圧巻でした。原型クオリティも塗装も凄過ぎてビビります。
ここまで塗れるようになりたいものです。

燈を買ったのでまた年末とかの美少女強化月間(?)もうけて塗りたいですね…!





りっきーのドラムゴツすぎるしパーツ多過ぎてビビる…。





迫力があって目についたイスカンダル。
zeroのイスカンダル対ギルは男の子なら皆好きなシーンでしょう。
筋肉系も塗りたいですね。





こちらも海外ディーラーさんによるバンドリAve Mujicaのオブリビオニス(祥子)。
特に中国人気がものすごいので、海外の原型師さんが造られてるケースが多いですね。

こんな綺麗な顔をして本編では没落貴族です。最高ですよね。
こちらも凄く良い表情の原型で、思わず買ってしまいました。







ジェンティルドンナ。
パッと見で強そうだなと思えるデザインが大好きです。
素晴らしい原型と塗装…。





plumの三船栞子。
通常と限定で3つ買いましたが、綺麗なまま保管していたくて開けられていませんね…。
家で箱から覗き込みましたがめちゃくちゃ可愛いです。
最高のフィギュア化です。





ランジュやエマも出るので応援したい。
優木せつ菜が楽しみです。





ーーー

最後に、メーカーにてお仕事で携わったものをご紹介します。

■CCPJAPAN
 


CCPJAPANでは、1/6特撮シリーズ・ミドルサイズシリーズ・エヴァンゲリオン・ガメラシリーズなど、今回のワンフェスでは沢山の新原型を展示致しました。

お仕事で、ほぼ全て特撮企画の企画・彩色見本・生産管理の一部を担当しております。







みよしノルさん原型による新規のウルトラマン・ウルトラセブン。



彩色見本を担当したYoshi.さん原型によるエヴァ13号機。
劇中・資料を参考に、この最高に格好いい機体を塗らせて頂きました。







夕日メトロン・分身直前バルタンなど、このエリア全てのデコマスを担当しました。
現在受注中の分身直前バルタンなど、色合いが幻想的と大変好評なようで嬉しいです。





造型工房キトラ岡さん原型によるベムラー・カネゴン。
ベムラー、個人的に岡さんの原型との相性が抜群過ぎて1番好きな原型かもしれません。

カネゴンは彩色見本も担当しております。走る時に頭を抑える仕草がかわいいのです。



みよしノルさん原型のエースキラー。
ダイナミックなポージングと、重厚な彩色です。





ゼットン二代目。
こちらも彩色見本を担当しました。






原口智生氏によるガメラヘッド。
レジェンドの方と一緒に企画を進めさせて頂けることに感謝しつつ、全力で最高の製品化に努めました。
彩色見本も担当しておりますので、メーカーの発表をご覧頂ければと思います。





ミドルガメラからはレギオン登場です。
二郎工房さんにより、頭が大き過ぎない絶妙なバランスでデフォルメ化されております。



 ミドルゴジラシリーズ。
大変多くの方に応援して頂いているシリーズ。今後もどんどんラインナップが充実していく予定ですので、どうぞ楽しみにして頂ければと思います。
 
以上、ワンフェス2025冬のレポートとなります。


ーーー



今回はちゃんと書き切れた…!えらい…!!

さて、ここからは特に求められてもいない、近況という名の自分語りですので割愛して頂いて構いません。

最近は仕事も依頼もプライベートもずっと忙しいと言いますか。
暇さえあれば、次は何をしよう、何をしなきゃ、とぐるぐる考え続けている毎日を送っています。
そのためか文字も前ほど書けなくなってきてるんですが、今回ちゃんと書き切れて良かったです。

まずお仕事。
ありがたいことに、多くの方や色々な版元様・関係者様などからもお褒め頂く機会が沢山増えました。
今まで積み重ねてきたもののおかげでもあり、しっかり地に足をつけて、引き続き頑張って行きたいと思います。
 
次にご依頼に関して。
今回のワンフェスでは3名の方の展示見本製作をさせて頂きました。
どの方にも喜んで頂けて良かったです…!
大変モチベーションにもなりますので、引き続きお気軽にお声掛け頂ければと思います。

個人の依頼の方は、ありがたいことに変わらず沢山ご予約を頂いております。
昨年の予約分の消化がある程度見えて来ましたので、夏に予約再開ができるように調整を試みています。

昨年からは新規の方のものを製作する機会も増えました。
塗った物をお届けすると、「こんな塗装見たことない」「今までで最高のフィギュアです」等々と…嬉しいお返事も。
とても喜んで下さる方ばかりで嬉しい限りです。
もちろんダメなことですが失敗したこともあります。
僕より上手な人も沢山いるので、スピーディーに、でも完成度の高いものをお届けできるように今後も精進します。

ただそんな肩肘張らないといけない日々の中でも、飲みや遊びに誘ってくれるリア友が多かったり、カラオケやライブに行くオタク仲間と騒いだり、とリフレッシュ要素が多いのがありがたいです。

今後もほどほどに鞭打ちながら頑張っていきます。
 
それではまた!


怪獣好きによるワンフェス2025冬レポート 前半

2025-03-29 10:03:00 | 日記




 
恒例となっているワンフェスレポート、2025年冬の回となります。
 
今回も多くの方の力作が並ぶ会場となっていました。その一部でも、お伝えできれば嬉しいです…!!
 


さて、では前日から振り返りましょう。
 
前日は会社の前日搬入に参加していました。
 
その後はオタク仲間達と合流し、飲み→カラオケ→電車で寝過ごして1駅先から徒歩帰宅となりました。
明日ワンフェスなのにヤバい…!💦と焦りながら就寝したのが1時半となります。
 
起きたのは4時半。
口の中に酒の残り香を感じつつ、二日酔いなりかけ恒例の身体の水分が足りないのを感じながら、目覚ましにたたき起こされるという最悪な目覚め。
 
布団から出たくなさ過ぎて「イヤ・・・イヤァー!!」ってリアルに叫んでました。
 
まあそんなこんなで起きて電車に乗り、ワンフェス会場へ。
 
着いた時には既に駐車場で列形成ができており、そこに並んで開場の時を待ちます。
 
今回、優先入場者から順に1人ずつ番号チェックをしたために、かなり入場が遅れて騒動となるワンフェスとなりました。
(優先入場者が全員入るまでで45分ぐらいかかっているかなと。いつもだったら15分ぐらい)
 
多くの人にフラストレーションがかかる状況でしたが、色んな方から沢山論じられているので割愛。
次は夏できっと炎天下のため入場が遅くなると本当にヤバいので、良くなることを願っています!
 
それでは戦利品を。
バンドリから2つ、怪獣で2つとなりました。
どれも塗るのが楽しみなキットです。
 


一時期の爆買いしてた頃に比べると買う量がかなり落ち着きました。
 
昔買ったキットを全く崩せておらず保管量もオーバー気味の為に最近は買う量を絞るようになりました。
 
とはいえ、やはり欲しい物は欲しく、毎回目移りしまくっていて大変です…。
買えるものなら全部買いたいものです。
 
さてさて、僕の話はそれぐらいにして。
 
それでは早速、各ディーラーさまをさくっと紹介していきます。
 
 
◼️二郎工房・KOC
 
 
いつもお世話になっている二郎さんからはモンハンが初登場!
ラギアクルスのキットです。
 
普段は身体を巻いている印象の多いラギアですが、相手を威嚇するように泳ぐシーンを切り取った格好良い原型となっています。
 
やはり怪獣造型とモンハン造型の相性の良さも感じますね…!
3D造型にもかなり慣れてこられたとのことで、今後もますます楽しみにしております。





 
茨木さんのブースには、東宝怪獣コレクションの新造形など大小様々に展示が。
 
FWゴジラとバトゴジの格好良さにうなり、バラゴンのミニミニサイズに驚きます。
PVC製品にする縮小率なども加味すると手原型でのサイズ統一はさぞ大変でしょうが、購入している方も沢山見る人気具合は流石です。


ゴジラ-1.0。
銀座のビルを尻尾で破壊する光景がありありと浮かぶ、素晴らしい造型です。





◼️MM28


丹波さんによる30㎝サイズの大型ボリュームなガメラとギャオス、そしてオルガ。
 
特にガメラと飛行ギャオスはプロップかと見紛うほど。
実際にギニョール写真などと見比べても瓜二つなのがたまりません。
レジェンド造型師さまによる平成怪獣を見れるのもまたありがたいことであります。

 
 
◼️マルマメ堂


前回初代ゴジラが登場し話題となりましたが、今回はミレゴジが登場。
 
初代ゴジラ同様に、獣脚類のような意匠が施された、どっしりとした説得力ある体躯もまた魅力的なミレゴジとなっています。




◼️第五惑星製作所



今やワンフェスでは常に人だかりのできる人気特撮ブースとなっている第五惑星製作所さん。
 
聖なるおでんさん原型のグリッドマンシリーズは変わらず大人気。
背景や底面パネルの凝り具合もまたコンピューターワールドの雰囲気を醸し出していて素敵な展示です。
 


ジュピター大久保さん原型のごきげんヘドラは各々の塗ったヘドラが展示!
それぞれ個性が出ており素晴らしいです。

 
原作通りに作り込んだ瓦礫まるさんのごきげんヘドラの作例。素晴らしいのでじっくり見させて頂きました。
 


人気の20cmラインでは、新作の三大怪獣やゴロザウルス。
個人的にラドンの翼のシワ感、テクスチャ感が当時の少しくたびれたスーツ感まんまで大好きでした。
座りゴジラはまさにガレージキットならではのチョイス!



 
 
◼️四畳半工房



新作のFWゴジラを筆頭に完売続出の人気具合でした。
ようへいさんによる力感の伝わる全身のシルエットと、手原型の荒々しくも美しいモールドは唯一無二となりつつあります。




卓についてお話ししていると、ようへいさんから「タジラさんそういえばランニングのペース早くないですか?」と、全く関係のないランニング会話になり(笑)。
 
ようへいさんもたまに走っているようで、普段しないランニング話をできて楽しかったです!
一緒に元気に頑張っていきましょう💪
自分用に買っている機龍ゴジラもどこかで塗りたい…!!




◼️ヤマモトアキ



今回ゴジラ-1.0の胸像の展示見本をご依頼頂いたヤマモトアキさん。
今や雑誌にも掲載される、独創的なクリーチャー造形で人気の原型師さんです。

 
僕が製作させて頂いた胸像(右)。
左は前回のWFの展示見本で、ひらぽこさんが担当した作例の全身ゴジラです。
 
仲良しのフィニッシャー仲間とこうやって並んで展示頂けるのは嬉しいです😆
 


完成見本を製作したヤマモトアキさん原型による「ゴジラ-1.0 胸像」。
 
原型の良さをご体感頂けるような、表皮のディテール感を味わえる彩色を目指しました。
 




製作の際に、アキさんから「傷を生々しく」というご要望も頂き、資料を参考にわざとダマになるように塗料を置いたりして、乾ききってないような生々しい傷を目指して完成させています。



 

 
ユグドラシルに、アマツキツネ。
どれもひらぽこさんによる丁寧な塗装で、ヤマモトアキさんの独創性溢れるクリーチャー造形と非常にマッチしていて見応えたっぷりでした!





◼️アンバランス



りんこさんの所での個人的目玉は、なんと言ってもガメラ3の展示でしょう。
 
劇中のバニシング・フィストを放つガメラ通りに口が閉じたガメラ。
個人的に怪獣は実は口を閉じてる方が格好良いのでは?派なこともあり、このお顔は大好きでした。




下側も見せて頂きましたー!
このあおり角度だと劇中感がすごくて迫力が増し増しですね…!京都駅へ持って行きたくなります。



そして話題を呼んだシンゴジラ第5形態(凍結尻尾)の展示。
プロップを見て作り込んだというその再現は圧巻。破損なく持って来られたことも二重の驚きです。



骨の部分は実際の動物などの骨をレジン複製して使用しているとのこと。
執念を感じるほどの素晴らしい作品を見せていただきました。

 
 
◼️すいかクラブ
 
 
ゆっちんさんのブースでは新作のバトゴジがお披露目。
かなりギリギリまで製作されていたようで、お疲れ様でございました…。



ゆっちんさんらしい細やかなディテールと、厳しい表情の存在感あるバトゴジでした。




◼️Ryoねんど星人



ねんど星人さんのブースでは、ゴジラ・バガンのヘッドの再販が。
こちらも変わらず大人気でした。
 
何より個人的に気になったのはこのカルノタウルスのソフビサンプル…!
以前にガレキ版はご購入していたのでソフビ版にも非常に興味があり、拝見できて嬉しかったです。
 
モールド感を損なわない成形や、実際の製品には足にレジンを充てんする耐久仕様など、こだわりのある製品化を感じ取ることができました。
 



◼️しぃた



しぃたさんによる圧巻のゼットン。
胸の発光の模様再現まで、造型から彩色含めて本当に画面から出て来たかのよう…。




ゼットンの白部分はシルバーがかっているのですが、そういった再現度も素晴らしくじっくり見させていただきました。
ゼットンのこの"顔のない顔"のような頭部が大好きです。
初代ウルトラマンの最期の敵に相応しいデザインと名前…。
 
 
◼️12modelers
 
 
しぃたさん、こんたさんと並ぶブースは円谷ファン必見のエリアだったのではないでしょうか…!

まさにスーツの佇まいを感じさせるウルトラの父と80。
手造形の良さと昭和ウルトラスーツの相性の良さをこれでもかと感じさせる素晴らしい造型です。
 


彩色や発光ギミックも含めて、とても素晴らしい作例見本でした。

 
お座りキングオブモンスもかわいらしかったです。
大人気で行列もできていました。
 
 
◼️OBSCULPT
 

ワンフェス前から話題となっていた米山啓介さんのガイガン。

「もしも現代でガイガンをリデザインしたら…」のお手本とも言えるようなスタイリッシュかつクリーチャーチックなガイガン。

ガイガン本来の持つ無機質な雰囲気などを更に高めつつ、少し丸みのある顔などは本来のフォルムを保つ素晴らしいアレンジでした。

 



◼️生物部



なんと言っても今回の最大のお目当て、蟹蟲修造さん原型による覚醒シンゴジでした。
 
頭上の爆撃機を撃ち落とす熱線が見えてくるかのような躍動感溢れる造型。
 


どの角度から見ても素晴らしい造型です。
キット購入後に、まだ東京のシーン時は尻尾から熱線を放ってないから尻尾は光らせていない・照り返しなどを入れても面白いかも等といったことを沢山お話しでき、やる気MAXに充填頂きました…!!



と言うわけで、
 
 
WF翌月に塗りました。



足元に炎を吐いた後なので照り返しを入れ、背中は爆発するかの如く肉眼で見ても伝わるよう明るくしています。
 
照り返し塗装と発光塗装が喧嘩しないようバランスを考えた彩色になりました。





 
◼️兜工房
 
 
元貴さん原型によるスペースゴジラ。
これまでのスペースゴジラの中でも決定版と呼んでも良いのでは、と思うほどの素晴らしさ。
 
マッシブでボリュームがあるため、会場で見た際の迫力もまた段違いでした。



最初に見た時に思わず「おお…」と声が出てしまったほど。
素晴らしい造型を見させて頂き感激です。


 
 
◼️タンノハジメ



こちらも今回のお目当ての1つ、タンノさんのビースト・ザ・ワン。
 
ザ・ワンという成長を続けるクリーチャー要素全開の怪獣とタンノさんの造型は相性抜群の格好良さ。
 
気持ち悪さとどこか上品な雰囲気が両立した彩色も素晴らしかったですね。
自分はどう塗ろうか悩みます…。
 

 
 
■ZENONEX

 
ウラキユウトさんによるモンスターX。
外鎧で覆われた怪獣のはずなのにどこか筋肉質な雰囲気も感じさせる造型と佇まいでした。
 
ゴジラと激しい肉弾戦を展開しそうな格好良いモンスターXです。
 
 
 
■ホコロビト
 
 
Yoshi.さんからはゼットンが登場。
外殻が重なってゼットンの形状を保っているかのような異質な雰囲気。
 
不思議とどこか女性らしいシルエットを感じるところも興味深い造型でした。
LEDギミックを仕込みやすく開発されているところも流石です。
 

 
 
■クダフロミ

 
福田さんからはポスター版のビオランテ花獣が登場。
ポスターから飛び出してきたかのような迫力と、美麗な造型によって構成されています。
 
バラの中から覗く爬虫類顔が異質さを感じさせるデザインです。
塗る人によってもがらりと雰囲気が変わりそうな、解釈の楽しいキットにもなりそうです。
 

 
 
■黒鋼工房

 
大ボリュームのキングオブモンスが注目を集めていました。
重々しい彩色も造型と非常にマッチしていて素晴らしかったです。
 
怪獣ヘッドマグネットなどもサイズ感やラインナップなど、刺さる人にはとことん刺さるチョイスが素晴らしかったです。
 
 
 
■鳥のあんかけ

 
イササさんからは青銅器モチーフゴジラが。
個人的にはYoshi.さん方と展開していた四神の朱雀の意匠がかなり好きだったりします。
 
少し見切れてしまってますが、食いしばりプトゥンもかわいかったです。
 
肩の力の入り具合がとてもかわいいのです。
 
 
■田中ミュージアム工房

 
Gミュージアムさんは今回も多数展開。
 
新作のスペースゴジラはバース島に降着する際の、飛行形態から通常形態へ変化する瞬間を切り取った結晶アレンジに。
 
スペースゴジラの宇宙生物感をより感じられるアレンジとなっています。
 



 
前回登場のメカキングギドラや、初登場の海底のキングギドラなど。
このメカキングギドラは既に2件ほど製作依頼のお話を頂いているので、どこかで本腰を入れて作りたいです。

バトラのデザインアレンジも非常に不気味で格好良いです。
造型を引き立たせる暗めの彩色もまた重厚で素晴らしいですね…。

 
 
■OYDY

 
渡良瀬さんからは霞目ガメラ・グレートと、注目の新作「ギャオス 東京」が登場。

 
フルスクラッチの東京タワーとギャオス。そしてその雰囲気をグッと高める背景と建物のジオラマセット。
なんと穴からは実際にライトが差し込まれており、劇中の夕焼けに!
 
撮影するだけで劇中の雰囲気を楽しめる、素晴らしい展示となっていました。

 
 
■虹光工房
 
 
こちらもワンフェス前から話題となっていた、くろこーさんによるネクスト。
 
ネクストの一見無骨にも見えるようなシルエットが、そこを全く損なわず美しいプロポーションにて立体化されており非常に格好良い造型でした。
程よいシャドー感など、重々しさもリアルさも感じさせる塗装も素晴らしかったです。
 
 
 
■studioSAL

 
studioSALさんからもウルトラマンネクサスの胸像が。
スケールの統一感も美しく、横一線に並んだ並びがきれいなのもこのディーラーさんの特徴ではないでしょうか。
 
マスクの造型が難しいとされるウルトラマンで、バストモデルで展開し続ける匠の技です…!!
 
 
 
■浅井造型

 
今回、ギャオスハイパーの彩色見本を塗らせて頂いた浅井造型さん。
ブースに伺うと浅井さんから開口一番、「さるタジラさんの彩色がとても評判が良く、ご依頼して本当に良かったです。」と言っていただけたことがとにかく嬉しかったです。
 
僕が生まれる前から怪獣造形の一戦を走り続けてきた方に、そう言って頂けるようなものが塗れたことに感激しつつ、さらに襟元を正して頑張りたいと思います。

 
背景パネルなどの展示もとても良く、より作品が引き締まって見えていました。
完成見本は出力品でしたので、アイボリーの下地を吹いて血管が透けるような彩色を施してみましたが、展示を見た方からは「これ翼の血管の透け感が凄いのですがクリアパーツになっているんですか?」という質問も多かったとか。

そう見えるように塗ったので嬉しかったです…!
 
この身体のバランスというか浮遊感ある造型は、さすが浅井さんだと思わずうなるほど絶妙なバランス感にて立体化されていました。
開場後早い時間で完売したというのも納得です。


 
↓浅井造型さまによる完成写真。
最初はあまりにも良い写真過ぎて、僕が塗ったものかと思わず目を疑いました。
 



今回、少しアレンジさせて頂いて
・爪が赤に変化→平成ギャオスの進化系なので、ギャオス1995からの要素
・頭頂部の色変化→昭和ギャオスの日光に照らされた時の変化のイメージ
など、歴代ギャオスのオマージュも入れさせて頂きました。

快く受け入れてくださった浅井さんに感謝です…!!
ハイパーは映像や資料によって紫だったり黒だったり青だったりで色が分かりづらいのですが、パッと見てしっくり来る仕上げにできたんじゃないかなと思います。




 
■造型工房キトラ
 
 
いつもお世話になっているキトラの岡さんからはミクラスが新原型で登場!
セブン怪獣の並びは一際の迫力がありました。
 
大型サイズと小型サイズで出力されているのも3D造型だからこその面白みを感じられます。
こう見ると小さいのも良いんだけどやはり大きいものの迫力も…と悩むのもまた一興ですね。
 
粘土で造型されたかのような味わい深さも感じるその質感も必見でした。

 
造型工房キトラ tocさん
 
すっかり顔馴染みとなったtocさん。
今回もキンゴジとアンギラスで参戦です。
手原型と昭和の造型の良さを感じる、変わらず味わい深い造型です。
最近は妖怪も造型し個展も開かれてるとのことで、今後もご活躍を楽しみにしております。
 
 
 以上、ワンフェス2025冬のレポート、前半をご紹介致しました。
 
まだまだご紹介できていないディーラー様も多く、後半も頑張って書いております。
 
お話しした原型師さんに、「ワンフェス後のブログ楽しみにしてます」と言ってもらうことも多く、そのおかげでなんとかモチベを高めて書けています💦
引き続き頑張ります!!
 
 

2024年後半期の怪獣模型製作話

2025-01-12 21:20:00 | 日記


皆さんこんにちは。

本年もどうぞよろしくお願いします。

(年始は軽く過ぎてしまいましたが…。)

バタバタと仕事とプライベートを過ごしていたら、いつのまにやら2025年になりました。

昨年の1年は本当に充実していたというか、今まで生きてきた中で1番早かったと思います。。
体感半年も行ってないぐらいピュンッと過ぎました。
今年も同じ感じになる気がしますね…。
 
今回は、今更ではありますが2024年後半期に製作した怪獣達をまとめていきたいと思います。
前半期に塗装したものはそちらのブログをご参照ください。
 
2024年は年間で32体の怪獣を塗りました。
1か月で2.6個ペースです。
30㎝級の大型キットが多い中、これだけ作れたのは平日夜に眠い目をこすって塗装の時間を設けるようにしたからかなぁと…。
 
たまに聞かれますが、仕事でも塗装はしていますがプライベートでの模型とは作業する場所も違うので完全に別物になります。
会社に出勤しての毎日を過ごしながらこれだけ塗ったので本当に頑張ったなあと…。
多分これ以上年間個数を増やすのは難しいので、現状のペース維持を目標にしたいですね。
 
後半期はとにかく初めて塗るキングギドラ4連発&モスラといった、初塗装というチャレンジのシーズンになったかなと思います。
 
その他、なんと山崎貴監督にご紹介頂いたり、原型師さんの展示見本を塗るようになったりと沢山色んなことがありました。
2024年は彩色師としても大きく飛躍させて頂いた1年だったと思います。
そして見て頂いている皆さまにも本当に感謝しています。
 
そんな後半期の作品を振り返っていきたいと思います。
 
7月
 
◼️工房RASEN オルガ デザインイメージVer.
 
 
ワンフェス2024夏にて、工房RASENさまより販売の「オルガ デザインイメージVer,」の東宝特撮ワンフェス用の完成見本を製作させて頂きました。
 
彩色テーマは『波動砲 収束・発射イメージカラー』。
オルガの肩にエネルギーが収束し、発射する寸前のイメージにて彩色しました。





 
↓製作過程
 
 
サフは吹かず、レジンにプライマーを吹いて塗り出しています。
ベースはオルガの初期のNGスーツである茶色のスーツを参考にしています。

 
青みとシャドー、汚しを加えました。



 
筆で稲妻模様を描きこみ、エアブラシでぼかしを入れることで発光感を出して完成です。






 
 
■K.I.S.(ZO MODELS) ガメラ1996

 
ご依頼品。
ガメラ2スーツをベースに、以前同じご依頼者さんのG3と並べた際の統一感も意識して塗装しました。



 
甲羅ごとにブロック状に分かれている分割のため、非常に立体感を実現しているキットです。
シャドー・ドライブラシ・汚しを使って立体的な表現を目指しました。




また、このキットは前掲頭部・咆哮頭部の2つの頭部が付属しています。
こちらは内部を掘ってネオジム磁石を仕込みましたので、簡単に脱着できるようにしました。
 




↓こちらが咆哮頭部となります。
それぞれで違ったシルエットとなるので非常に面白く、作りごたえのあるキットでした。







 
■海洋堂(原型:酒井ゆうじ) デスギドラ 
 
 
ご依頼品。
頭長20㎝級のキットとはいえ、その全長や翼長は40~50㎝級のキットにひけを取りません。
 
デスギドラの3部作最初の敵とは思えないほどのラスボス的な見た目を引き立てられるような塗装を目指しました。



 
↓製作過程
 
超全集などを参考に、頭が白いこのギドラの特徴を捉えた彩色としています。


最初は体表も白めに塗り、シャドー・汚しで劇中並みに暗くしていきました。

 
翼には、うるさくなり過ぎないように血管を入れています。

 
翼の外側へ色素が薄くなるように白いハイライトをアレンジで入れています。
これにより存在感ある翼となっているかと思います。



 
 
8月
 
■ボークス メカキングギドラ

 
ご依頼品。
 
こちらもデスギドラに続き、初めてのメカキングギドラ製作となりました。
 
メカ物の彩色自体これまでほとんどやったことがなかったので少しチャレンジでしたが、格好良く仕上げられたんじゃないかと思います。





翼に少し成形不良があり完全な修復が難しそうでしたので、少しダメージ加工のような塗装に仕上げています。
 
メカ部分は、メカギドラのもつ冷徹な印象をだしたかったので、少しクリアブルーを吹いて寒色なカラーリングと、シャドーを濃いめに重たい質感としています。








9月
 
■田中ミュージアム工房 モスラVS白亜紀型ギドラ【1億3000万年を超える死闘】
 
 
ご依頼品。
こちらも初めて塗ることとなった白亜紀ギドラとレインボーモスラ。



 
↓製作過程
 
 
モスラ自体これまで1度も塗ったことがなかったため、レインボーモスラはかなり勉強しながらの彩色となりました。

 
筆とマスキングにて、どんどんとグラデーションも交えて仕上げて行きます。
難しいけど達成感がありますね!
 
実はレインボーモスラは2と3でカラーリングが結構違うので、今回は3のカラーリングに合わせています。

 
出来てきました。
劇中ではかなりギドラにぼこぼこにされるので、少し汚れた雰囲気にします。


 
塗装が完了したので、ドライヤーで熱してグニャグニャにし、翼を折り曲げます。
レジンとソフビはこれができるので良いですね。
※同じ「ガレージキット」でも3Dプリント出力品は熱すると割れるので気をつけてください。



白亜紀ギドラの方も進めました。
部位ごとにカッパーよりの茶色ぽいゴールドと通常のゴールドで分けています。
ギドラ系は目が6つあるので大変です💦





 
ちぎれた尻尾も生々しく骨が出た感じに。
これだけでグランドギドラが再生しちゃうからチートです。
相変わらずのGミュージアムさんの激カッコ良いキットでした。

 
 
■STUDIO24(原型:しぃた) ゴジラ1995 ソフビキット
 
 
クリア成形を活かし、内部からの柔らかい発光感のある彩色を目指しました。
 
透明成形の上から塗ると暗くなりがちなので、そういう雰囲気にはしないようにしました。
 
↓製作過程
 
クリア成形の裏から白を吹いています。
シルバーでギラギラするのはメカなので、生き物の発光とは違うのでは…?が僕の主義なのです。
まあシンゴジにはパール吹きますので完全に好みですね(笑)









自然光でもこのぐらい明るいです。



 
背ビレは、最近の海洋堂デスゴジを見ていいなと思った、白背ビレ→灼熱背ビレに変化する塗装にしてみました。
 
赤い背ビレとの対比の為、白背ビレにクリアブルーを薄く吹いて冷たい雰囲気にしているのがこだわりです。










10月
 
■ススキガレージ カイザーギドラ

 
ご依頼品。
キングギドラ4種製作のラストは皇帝。
 
スーツに合わせて彩度を抑えた金色と、対照的に青い部分は身体に走るエネルギーラインのようなイメージで彩色しました。
 






後ろ足側の色が暗いのもカイザーの特徴です。

劇中の雰囲気を損なわず、ススキさんの造型ともマッチした色を目指しました。





 
 
■二郎工房 呉爾羅2024

 
二郎工房さんの完成見本として製作。
 
『ゴジラ-1.0』の序盤、大戸島に上陸し守備隊を襲う際の、炎に照らされながら吠えるシーンをイメージして彩色。
 
ゴジラ・フェス2024のトークコーナーにて、山崎貴監督にもお褒め頂いた、ありがたい思い出のある作品です。

その際は名前こそ出しておりませんが、後で僕の投稿なども引用RTしてくださっており、ただただありがたい気持ちでいっぱいです。



 
↓製作過程。本体キットを塗るだけでなく、台座も自作しました。
 


 
ストーン調スプレーを吹き全体をザラザラにした後、テクスチャペイントにて部分的に土のテクスチャを加えています。

 
ゴジラを置いて場所を調整しながら、ハイライト部の炎の照り返しと、周囲に暗闇の彩色を加えています。








 
11月
 
■四畳半工房 ゴジラ1999

 
ご依頼品。
イベントでよく見るギラゴジの展示スーツ・アトラクションスーツなどをベースに、淡い背ビレや全体の雰囲気は劇中のミレゴジの印象に寄るように彩色。
 
目の描き込みと、ようへいさんのモールド感を引き立てられるような塗装を目指しました。





 
劇中の月明かりに照らされているような、少し淡いメタリック加減の背ビレがこだわりです。
 
ようへいさんの筋肉質なゴジラ造型も大好きです。

 
 
■酒井ゆうじ造型工房 23㎝ ゴジラ1995香港上陸 

 
ご依頼品。
 
よくある30㎝キットの方ではなく、近年販売された23㎝サイズの方となります。
 
劇中のデスゴジに準拠し、体内から発光する雰囲気の再現を目指しました。
 
スーツ準拠の白目・白背ビレにしています。

 
発光部の彩色は、溝の凹部にイエローを流し込むなど、内部から明るくなるような彩色を目指しています。
 




 
 
■ススキガレージ スペースゴジラ

 
ご依頼品。
今年3体目の製作となったキットですが、今回は超ゴジライメージのカラーリングから大きく変更し、スペゴジのイメージでもあるパープルのカラーにて仕上げました。


肩からは奔流する宇宙エネルギーをイメージしたラインを入れています。
 
ツノ・目などの彩色とともに、アイボリーのレジンキットながら発光感のある彩色を目指しました。



 
結晶は劇中以上に鉱石を意識。





 
 
■一番くじB賞 呉爾羅(2023) リペイント
 
一番くじの呉爾羅を、継ぎ目を軽く埋めて劇中とCGデータを参考に塗装。
自然でリアリティのある汚し具合を目指しました。





 
↓リペイント前


 
↓リペイント後





 
 
■海洋堂(原型:原詠人) 大怪獣ガメラ ソフビキット

 
ガメラの59周年の誕生日に投稿した作品。
 
初代のガメラを「生物感ある雰囲気に塗ってみる」をテーマに彩色。

 
複数色によって構成されたボディ・生々しい爪・電飾された目をイメージした彩色など、初めて昭和ガメラを塗るのでこだわってみたガメラとなります。

 
 
■ウルトラ怪獣アドバンス 宇宙獣ディゲロス ソフビリペイント&頭部角を延長改造

 
こちらはウルトラマンアークの怪獣ソフビのリペイントとなります。
OPのサビが恰好良いのでそのテンションそのままに塗装しました。
 
スーツ準拠に、赤い模様や発光器官などを再現。
頭部ツノの延長に関しては、スーツが右角の方が少し上に上がっているのでそのあたりも再現しています。
 
 
↓改造前/改造後





 
 
12月
 
■Yoshi. デストロイア完全体

 
ご依頼品。
爆発エネルギーを吸収して登場した時のような、「炎の悪魔」をイメージしています。
 
部分的にはスーツの印象を残しつつ、造型に合わせて禍々しさと説得量のある彩色を目指しました。




自分のこれまで塗ったデストロイア完全体の中でも、1番のお気に入りかなと思います…!!






以上が、2024年下半期に彩色した怪獣キット達となります。
前述の通り、後半期はギドラにモスラに…とチャレンジの連続でした。
 
年末年始にはバンドリの高松燈というキャラを塗りました。
推しです。










1から美少女キットを製作するのは初めてでしたが、なんとかなりましたね…!!
髪のグラデ・重ための服・足の肉感とやりたいことができました。

ただ、目のデカールに苦戦して、肉眼では気にならないのですが左右で若干目の高さが違います。
ほぼ分からないレベルですが、そういった細かいミスをしているのでまだまだだなと。。めっちゃ悔しいです。

でもそのおかげで、アイペイントしている人達の凄さをより実感できたし、いつか出来るようにもなりたいと思いました。

やっぱり怪獣以外にも塗れるようになりたいなぁ…という想いが強く、前から美少女は塗りたかったのでチャレンジしました。

怪獣と違い、磨きのレベルが段違いですし、肌の塗膜などは本当に薄く失敗できないし、少しでもエアブラシや表面にごみが入ると修復不能なので苦労の連続です💦

一応製作過程です↓




ただ、美少女キットを塗る人達と話すと怪獣の方が大きいし大変では…と仰るので、それぞれの分野ごとの違いかなとは思います。
 
いずれにしろ、仕事にしたいとかそういうのはなく、美少女キットも良いものが多いし好きなキャラも沢山いるので趣味で塗れるようになりたいですね…!!
仕事で筋肉ゴリゴリマッチョなフィギュアも塗ってるので、そういうキットも作ってみたいかも・・・。
 
ずっと同じことを続けるのではなく、本を読み・YouTubeの解説を聞きながら新しいことにチャレンジするのは大変だけど楽しいです。
まわりまわってその技術が怪獣にも活かせるかもしれません。
造型に頼るのではなく、「塗る側の個性もありつつ作家さんの造型も引き立てる」、そんな彩色を今後も目指していきたいと思います。

全然違いますが、続けているランニングではいつかハーフマラソン大会とか参加してみたいですし(とりあえず10kmしっかり走れるようになりたい)、バンドリのおかげで昔やっていたピアノにももう一度真面目に取り組もうかな…とも思い始めました。
 
今後も色々なことに挑戦しながら、怪獣のご依頼品と並行して頑張りつつ、そのエネルギーを怪獣にもぶつけていきたいと思います!!
 
いずれにせよ2025年も色んなことに挑戦しつつ、自分の足元もしっかり見つつ、地に足をつけながら。
今年で26歳になりますので、30歳までにやりたいことの目標を考えたりしながら、頑張っていきたいと思います。
 
今後ともよろしくお願いいたします。
 
 

怪獣好きによるワンフェス2024夏レポート②

2024-08-31 10:43:00 | 日記
 

こんにちは。

 
前回のワンフェス2024夏レポート①に続き、②のレポートとなります。

個人卓ご紹介の続きとなります。
(終盤はバンドリの話が入ってきます。)

では早速レポートを始めさせて頂きます!
 
◼️工房RASENさん
 
 
後日の東宝特撮WF記事でも後述させて頂きますが、今回オルガの展示見本の塗装依頼をして頂いた工房RASENさん。
 
元々特殊メイク等にも関わっていたとのことで、昨年のWF初登場のスペゴジバストからそのオーラがひしひしと出ておりました。
 
そして続いて躍動感あふれるマガオロチというニュージェネ怪獣キットの名作を出し、今回はオルガのデザインバージョンを販売となりました。
 





そのブースに着いた時には、ご本人のオルガの塗装の綺麗さに思わず「これ僕が塗る必要ありました…?」と聞いてしまったほど(笑)。

夜のシーンの色味がそのまんま立体化されたような素晴らしい彩色でした。
 
造形もデザインイメージということもあり、そのディテールの細かさはスーツをしのぎます。
流麗なそのモールドの入れ方もお見事で、まさに惚れ惚れとするような原型でした。
 
御本人は波動砲塗装のオルガを非常に喜んで頂き、依頼して良かったです!という感想を頂き本当に嬉しかったです。



↑今回塗装させて頂いたオルガの彩色見本。
「波動砲収束イメージカラーVer.」



↑以前製作したマガオロチ。

サイズ感も僕の好みの20㎝前後で素晴らしい物を続々と作られており、これからも楽しみにしております。




◼️てんつく工芸さん



こちらに伺うと、毎度鮫順さんが温かく迎えてくれます。
マイナスワンのティッシュケースは、鮫順さんの手造形ならではの味わい深さと構図の良さが合わさり、とても素晴らしい原型になっておりました。
思わず塗りたい…!と思ってしまうほど。
 
こちらも後日メーカーさんから発売予定とのことで、非常に楽しみですね。
 
台座の海がクリアになるというのも、綺麗な質感になりそうで楽しみです!







また、この大戸島ゴジラも素晴らしい。。
あの山の奥からニュッと顔を出した写真、それにそっくりの見た目と現実に落とし込んだおどろおどろしさに溢れています。
 
これからも素晴らしい作品を楽しみにしております。
 
 
◼️JOKU PRODUCTIONさん

 
前回ポスタースペゴジと悪魔的なデストロイアで注目を集めたディーラーさんからは、初代メカゴジラが登場!
 
ゴジラの皮を被りニセゴジラとして暴れ回るメカゴジラでしたが、やがて本物のゴジラが登場し、その両者の衝突により削れる表皮。
そして、光とともにニセゴジラの皮が消え、その中から現れたのは…銀色に光るメカのボディ。
当時衝撃的だったであろうメカゴジラの初登場シーンです。
 
まさにそのゴジラの皮膚が取れていくシーンをイメージしたキットとなっております。
メカ部分と表皮の対比が絶妙で、色々な角度から見たくなる恰好良い原型でした。
 
チョイスの面白さと格好良さが光る作品でした!
 


ちなみに僕は昭和メカゴジラが大好きだったりします。
 
理由は単純です。
劇中でこれでもかというぐらい強いからです。
 
僕が幼少の頃は既に機龍もGフォースメカゴジラもいたので、ムック本でザっと歴代メカゴジラを見た時に思わず「武器も少ないしあんまり強くなさそうだな」と子供ながらに失礼な印象を抱いたのが昭和メカゴジラでした。

どうしてもデザイン上、後発の物よりシンプルに見える面もあるため、そう思うのも仕方ないかもしれません。
(機龍基準だったので最初はメカゴジラにバックパックがあるのが普通だと思っていました。)
 
ところがいざ本編を見てみるとどうでしょうか。
 
そもそも設定が悪、シンプルな見た目なのに全身の至る所からミサイルだのビームだのを撃ちまくる、弾幕が強すぎてゴジラもシーサーも逃げ惑うしかない、挙句前後の2体をまとめて制圧。
それまでの昭和怪獣とは一線を画す超火力でゴジラを圧倒する姿には驚きを隠せませんでした。
 
弱そうなんて思っててごめんなさい、と見終わった後に思わず思ったものです。
今となっては、全身にリベットが打たれたそのディテールやシルエットも好きになり、昭和怪獣の中でもかなり好きな怪獣になっています。
 
以上、少し脱線してしまいましたが昭和メカゴジラの話でした。
 
 
◼️KOC茨木彰さん

 
茨木さんからは、スーパーリアルデフォルメシリーズからマイゴジが登場。
特徴を捉えた各部の造形と、テクスチャの満足感が高い逸品となっています。
 
真電が付属することで、デフォルメだけれども躍動感があるという、ポージングの面白さも出ていますね。
 
他にも続々と登場しているディアゴスティーニさんの展示もございました。
茨木さんの色々な東宝怪獣の造形が見られるという意味でも、楽しい展開だと思います。

 
 
◼️二郎工房さん

 
お仕事でもプライベートでも仲良くさせて頂いている二郎工房さんからは、大戸島ゴジラが登場。
今回からは3D造形を始められています。
 
3Dの原型から一度出力してからアナログでディテール調整なども加え、キット自体もレジンに置き換えているとのことでした。
そのためハードなディテール感もがっつりと出ているキットになっています。
 
ポージングは「ジュラシックパーク」ラストの、咆哮するレクシィをイメージしているそうです。
まさに恐竜版ゴジラとも言える存在にはピッタリのポージングでしたね!
 
前日まで複製するというかなり激務なスケジュールということもあり彩色見本は間に合わなかったとのことですが、塗ったら一体どういう雰囲気になるのかとても興味がありますね…!!




■ホコロビト(Yoshi.さん)

 
Yoshi.さんからは、スーパーメカゴジラが登場!!
元々のGフォースメカゴジラの曲線のシルエットと、Yoshi.さんのテイストが非常にマッチしており、これまでにないアレンジのメカゴジラで非常に格好良いです。
特にガルーダの翼状のアレンジはYoshi.さんならではであり、その迫力をさらに増しておりました。
 
横のデストロイアと並んでも、どちらも怪獣の魅力とも言える少し怖い・不気味といったイメージがストレートに湧き出てきます。

まさにYoshi.さんによるアレンジゴジラシリーズが出来つつありますね…!
本来は全く印象の違う怪獣のはずなのに、並ぶと作風が一貫しているように見えるのも素晴らしいです。

今後も是非楽しみにしております…!

 
エイリアンもビッグチャップへの愛が存分に感じる姿になっておりました…!
手元で動かしたくなりますね。
続々と各メーカー様にて展開しており、どれも楽しみにしております。

 
 
◼️浅井造型さん
 
 
浅井造型さんからは、「ガメラ対ギャオス大怪獣空中戦」の名シーンが!
 
それまでの初代・バルゴンの流れを汲んだ大人のドラマと、これ以降の子ども路線のターニングポイントに位置していることもあり、双方のテイストが程よくミックスされている本作。

人間ドラマ、怪獣描写のバランスもとても丁度良く、昭和ガメラの中でも屈指の人気作ではないでしょうか。
 
その富士でのガメラとギャオスの激闘が見事に立体化されています。
 
,
 
さすが浅井造型さんと言うべき、まさにスーツの再現と呼べる造型・彩色がともに美しく、まるで劇中から飛び出てきた様なクオリティの2体でした。

 
 
◼️イマージュさん



たまおさんからは、かわいらしい南海ゴジラが。
「ゴジラ1966~闘眠~」です。
 
洞窟で眠っているゴジラ(この後爆破されて無理やり叩き起こされるのですが)を劇中のイメージから乖離し過ぎず、かわいらしくもある絶妙なバランスでデフォルメ化しています。

 
 
◼️酒井ゆうじ造型工房さん



酒井さんからは、デアゴスティーニから週刊でラジコンとして出ていた60cm初代ゴジラがレジンキット化!
 
近年の初代ゴジラの復刻スーツなども手掛けている酒井さんによる、渾身の初ゴジとも言える巨大キットではないでしょうか。




◼️餅雪さん



バルタン星人のアレンジモデルに、新作のゼッパンドンの胸像など。
相手を挑発する際に見せるクイッ、クイッ、と腕を動かすジャグラーらしいポージングを切り取っています。

 
 
◼️元貴さん
 


遂にゴジラ・アースがお披露目となりました!
 
そのボリュームと全身の流れるようなモールドの美しさは、完売も納得の存在感でした。
これまで出ていたゴジラアースの立体物の中でも、個人的に劇中に最も似ていると思うものかもしれません。
 
 
横顔がまた格好良い…!!

元貴さんご本人とも初めてお話しさせて頂き、ゴジラアースへの想いなども沢山お聞きかせ頂きました…!
植物由来なことや金剛力士を要素として取り入れた点など、そのデザイン段階から非常によく考えられて構想されておりとても好きなゴジラなんです、といったことを原型を眺めながらお話下さいました。

まさにゴジラアースへの想いによって生み出された美しいアースでした。




◼️いち。さん



普段はクリーチャーデザインなどの販売や、商業原型師としても活躍されている いち。さん。

ネッシーのカップ麺フタやニューネッシーなど、個人的にUMAも好きなのでとてもそそるものばかりを作られています…✨
 
今回そのブースでは大型のマイナスワンゴジラのバストが展示されておりました。
造形・塗装ともに迫力のある、まるで熱線を放つ直前かのようなゴジラ。
 
思わず子ども達が立ち止まり、「ゴジラだ!」と叫んでいる光景も微笑ましかったです。




◼️造型工房キトラさん



代表の岡さんが主導し、各地で怪獣造型教室などを開催しているキトラさん。

そこで怪獣造型を体験した生徒さん達が、実際に原型師としてキトラでデビューするなど、怪獣模型を盛り上げる点でも素晴らしい活動をされています。
今回も大変賑やかなブースになっておりました。
 
岡さんのブースでは、新作のバルタン星人が。

有名な分身シーンをキットにて再現しており、非常に面白く緻密な造形となっていました。
そのサイズ感にぎっしりと作り込まれたディテールや、背景パネルも含めて1つの作品となっている作例見本もとても素晴らしかったです。
バルタン星人が本来持つ異質で不気味な雰囲気がひしひしと感じられる魅力的なキットになっていました。
 




同じくキトラさんの元から原型師デビューしているtocさんも、劇中から出てきたかのような見事なアンギラスを作られています。
1本1本植えられている甲羅や忠実な顔など、とてつもない再現度です。

 
 
◼️マルマメ堂さん
 


今回ワンフェス前からも話題となっていた初代ゴジラ。
三畳紀に生きていた単弓類などのテイストも感じるような、海生哺乳類爬虫類というゴジラの設定により近いものを感じるアレンジが施されています。




◼️りんこさん



以前より素晴らしいデフォルメガメラなどの3D造形作品を作られていたりんこさんが、ワンフェスにてついに登場です!

僕もミニG3を買わせて頂きました。
非常に顔も可愛く、全体的なデフォルメとしてのまとめ方も素晴らしいんですよね…!



大戸島ゴジラも細かく作り込まれており、その獣脚類然としたフォルムがまた格好良かったです。



101匹ソルジャーレギオンの展示はまさに圧巻…!
これだけの同じものの複製・塗装を考えただけでも身が震える思いです。

小さなビールケースがまた良い味を出していました。
思わず、酒の神バッカスは中身を呑まずして云々〜と言いたくなります(笑)
 
 
■YOUさん

 
アレンジヘドラやバルタン星人・セミ人間の胸像などの程よいサイズ感のキットが並んでおりました。
 
 
それぞれの塗装も、雰囲気に合った落ち着いた塗装で格好良いです。



尻尾の大きな、なかなか見ないテイストのヘドラ。
うねりながら起き上がるようなポージングがまた動きを切り取ったアニメチックな雰囲気もあり、不気味で素晴らしいです。 
 
 
■葵ビイムさん



劇中から飛び出して来たかのようなデストロイア飛翔体がおりました。

あまり立体化されていない形態ですが、飛翔体特有のツノの根本側の太さや曲がり具合も再現されている素晴らしい造型でした。

本体や翼の塗装もプロップの印象がそのまま伝わってくるかのような綺麗な彩色でした。

 
 
■ナカシーさん
 


かわいらしいデフォルメの怪獣総進撃ゴジラたち。
頭と身体の等身バランスにもこだわりが垣間見える、絶妙なデフォルメ加減でした。
 
怪獣島の光景をデフォルメしたかのようなジオラマが、その魅力をさらに引き立てていました。
 
 
 
 以上が、今回のワンフェスでの個人卓での怪獣紹介となります。
 
まだまだ紹介出来ていない怪獣ディーラーさんもいらっしゃいますが、なんとか回り切れたディーラーさんのみ投稿させて頂きました…!!

後で「あ、あそこに行けなかった!」「行ったけどブース前の人が凄くて近寄れず…」というパターンや、時間に押されたり疲労でご挨拶出来なかったり…もう1日では足りなくなってしまいました(泣)。

レビュー出来なかった方、行けなかった方には申し訳ありませんが、次もまた頑張りたいと思います。
 
 
ここからは、僕の立ち寄った怪獣以外のブースを少しだけご紹介致します!
完全に趣味です。
 
◼️グワンジさん
 


そのお名前からも想像できる通り、旧復元の恐竜から最近の恐竜までズラリと並びます。
昔の図書室で読んでいた図鑑から出てきたようなもの言わぬ迫力を持つ恐竜たちが魅力的なブースです。
 
その中に、前から塗りたいなと思っていたキットがありました・・・





今回はこちらのアロサウルスバストを買わせて頂きました。
以前より良いなと思っていた原型ですが、今回はレジンキット化をされたということで迷わず購入…!
 
あくまでアロサウルスのバストではありますが、その少し分厚く感じる身体や顔の風格などは、ジュラ紀最大級の肉食恐竜サウロファガナクスを思わせます。
 
アロサウルスとは骨盤の形が少し違うだけで、当初はアロサウルスの大型個体(アロサウルス・マクシムス)とも考えられていた本種。

身体はスリムですが、ティラノサウルス級の13mに迫る肉食恐竜でもあり、ジュラ紀の中ではエパンテリアスやトルヴォを除くと最大級の捕食者だったのではないでしょうか。

僕が小さい頃に一度全身骨格が幕張の恐竜展にも来ていたようで、是非見たい恐竜でもあるのです。
 
この恐竜が大好きでしたので、今回はそれを想起させるこちらのバストキットを買わせて頂きました。
昨年現地で初めて見た瞬間からビビッときたこちらのキット、是非格好良くリアルに塗りたいですね…!

 

◼️karaageさん



こちらは僕がいま1番好きなアニメ「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」(通称迷子)に登場するボーカル高松燈さんです。
 
今回はこちらも買わせて頂きました。
実はしっかり作り始めています…!(やすり終わっているのでもうすぐ塗装に入りたいです。)
 
見本の塗装がイメージそのままで素晴らしいので、ここを目標に頑張りたいと思います…!
怪獣ばかり塗っている身なのでドキドキですが、きちっと綺麗にかわいく塗りたいものです。
 


 

■uagn米蟲さん



こちらはギターの愛音とベースのそよもおり、アニメOPの光景なので傘なども立体化されています。
キャラクター達もそうですが、楽器のクオリティも高くて凄かったです…!
造形も塗りも凄い。
 
5人組ユニットなのであと2人いますので、全員集合も見てみたいですね…!!
 
写真を撮るために並ぶ人も多く、MyGOの人気をひしひしと感じておりました。







 
ちなみにワンフェスの前日も、午前は会社の前日搬入、午後はMyGO!!!!!のライブに行っていました。
 
バンドリ it's MyGO!!!!!、バンドリ見たことない人でも13話単発で全然見れるギスギスドロドロのガールズバンドアニメで最高なので是非見てください!!
ホントにずっと喧嘩してるので楽しくて仕方ないです。
もちろんそれだけでなく、地に足ついたキャラ達がもがいて進んでいく様がたまらないのです。
 
アマプラでも見れますので是非!
(隙あらば布教。)
 
僕も迷子からバンドリにハマりましたし、周りもそんな人たちがいっぱいいます(笑)
 
曲も良いし、実際にアニメで演技している声優さん達が楽器を使ってリアルライブもするし、滅茶苦茶演奏うまいしでバッチバチに盛り上がります。
とりあえず僕に騙されたと思って是非アニメを見てください…!!
 



ライブは滅茶苦茶ぶち上がりました。
実は普段もライブ一緒に行ってるのは模型仲間達だったりします。
怪獣模型の繋がりというより、もうオタク趣味全般の友達て感じなので気楽でありがたいです。
 
最近は怪獣に関してはどうしても半分お仕事だったり義務になりかかっている部分もあるので(もちろんそれもやりがいがあって楽しいのですが)、適度にバンドリやスポーツ観戦で息抜きをしています。
 
ファンとして純粋に楽しんで、会場で一体となって声を出したりできるコンテンツがあるというのはやっぱり楽しいですね…!
 
もちろん怪獣というメインの趣味があってこその話ではありますので、模型活動もこれからもモリモリ頑張ります。
 
要するに、趣味がドンドン増えていくので大変です(笑)。
 
それでは今回はここら辺で。
なんだが後半はバンドリの方が多く話してしまった気もしますが…。
 
次回はワンフェス2024夏のラスト記事。
東宝特撮ワンフェスのレビューと、お仕事で関わった件を少しだけご紹介して終わりたいと思います。
 
それではまた。
 
 
 

怪獣好きによるワンフェス2024夏レポート①

2024-08-08 18:15:00 | 日記
 

こんにちは。

毎回恒例のワンフェスレポートです!

なんだかんだこのレポートを始めてからもう何回目でしょうか。

今回もご挨拶した原型師さんから、「今回もレポート楽しみにしてます!」と言って頂けることもありました。
自分の卓を紹介してくれるのも嬉しいし、最近は参加する方も増えてて把握しきれていないのでこのレポートで知ることができたりするからありがたい、など色々と嬉しいお言葉を頂きました。
 
なかなか当日は時間がなく本当にドタバタと写真撮影とご挨拶をして駆け回っている状況ですが、やっぱり読んでくれている人がいる、と分かるとやる気が湧きますね!!
 
という訳で早速レポートに入ります。


ワンフェスの朝がやって来ました。
5時に起きてワンフェス会場に向かいます。



ダイパス列の前で模型仲間たちとゆるゆる合流し、雑談しながら自分の番を待ちます。
 
この後は、集合→駐車場待機→室内待機→入場という感じでした。
駐車場で1時間ぐらい待機してた時は、あまりにも直射日光でフライパンの上みたいでしたが、途中から室内に入れてくれてだいぶ助かりましたね。。
前も室内待機の時があってずっとこれが良いな〜と思ってたら次は普通に屋外だったりもしたので、次も室内待機と安心はできませんが(笑)
 
というか、僕のグループは室内に入れて良かったですが、一般列の人達は入れたのだろうか…。
もちろん運営の対応が〜というのもあるかもしれませんが、最近の気候がヤバすぎて運営と会場が対応できる範囲を超えつつある気がしますね。。
この季節でやる以上、運営も参加者も双方大変な状況だとは思います。
来年もしんどそうだなぁと。
 
まあそんなこんなで、開場開始。
今回は入場のスピードがいつもよりだいぶゆっくりだった気がしますね。
番号のこともありますが、例年よりも会場に入るまでかなりかかった気がします。
 
さて、まずは買い物です!!
早歩きでお目当てのブースへ向かいます!



買いました。

・スタジオ24さん デスゴジソフビキット
・yuA.さん デストロイア  
・りんこさん デフォルメガメラ3
・グワンジさん アロサウルスバスト
・karaageさん 高松燈
 
ちょっとここ数年があまりにも買い過ぎていて、増える一方で一向にキットを崩せていなかったので、今回は少し抑えるようにしました。
それでもこれだけどうしても欲しいものがあるというのは嬉しいことです。



これはおたろーさんが買ってた海洋堂のねんど星人さん原型デスゴジキット。
なかなかお目にかかれるものではないので記念にパシャリ(笑)。
 
さて、ここからは買ったキットを発送して、ディーラーさんへの挨拶回りと、少々の打ち合わせで会場を駆けずり回ります。

毎度ご挨拶しきれないのですが、ちょっと怪獣ディーラーさん全員にというのが最近不可能なことに気づき始めました💦

頑張って全員回るつもりで回ってはおりますが、如何せん他の方とお話されている等もありますので、もしご挨拶できてない方がいましたら申し訳ないです。
 
さて、それでは早速レポートと参ります。
 
◼️田中ミュージアム工房
 


 Gミュージアムさんは今回も大規模展示!
なんと言っても目玉はメカキングギドラでしょう。
かなりギリギリだったとのことで、まだ完成ではないとのこと。ここからガッツリ手を入れていきます!と力強く仰っておりました。現時点でも十二分に格好良いのですが…。
大きさもさることながら、その密度と臨場感は別格でした。
 




尻尾の凶器的なレーザー砲アレンジも大好きです。
劇中ではスーツの都合上などで派手な動きはできませんでしたが、尻尾を自在に動かし、そこから放つ強力なレーザーでゴジラを圧倒するメカギドラというのも想像を搔き立ててくれる造形です…!
 


さらに、腹部の変形ギミックも目の前で実演して頂きました…!



原型師さまから直接その原型に込めた想いをお聞かせ頂ける、至福の時間です。
基本的には西川さんのデザイン画を参考に、要所要所でGミュさんによるアレンジを加えられています。
 
腹部ははめ込みのみで展開するようになっており、レーザーサイトがのぞきます。
赤いレーザーポインター的に塗ってみたい…。
 

 
ゴジラ捕獲装置作動!



 
腹部メカも緻密な造形。
アナログ造型だからこその密度と存在感となっています。
この部分的に露出したメカ感がターミネーター的で格好良い。

 
足アーマーを外した姿。
キングギドラの腐敗した足は再生できず、丸ごとメカにて代替されています。
このあたりのストーリーも説得力があり見事な造形です。
 
 
近年なかなか出なかったメカキングギドラの、ガレージキットの中で歴史に残るような逸品になるかと思います。
原型の完成、発売を楽しみにしております。



 
さらに、レインボーモスラと白亜紀ギドラの死闘。
せや、若いギドラなら倒せるやろ!で過去に飛んだら想定以上の強敵で相打ちに持ち込むのが精一杯だったレインボーモスラ。
ボロボロになりながらここで負けたら後がないとばかりに必死に闘うモスラと、細身の身体がゆえのアクティブな攻撃力と火力で猛攻する白亜紀ギドラ。
モスラの魅力とギドラの強さが見事に出ていた一戦ではないでしょうか。
3部作の中でも最もダーティで好きな闘いかもしれません。

画像で全くお伝えできないのが残念ですが、ラメ感が物凄いものになっておりました…。
まさにあの死闘の果ての火口のシーンが具現化したよう。
生で必見の価値のある作例を見せて頂き嬉しい限りでした。
 


 
その他、歴代の名作がズラリと並びます。
今回はフィニッシャーのマガイ・ブツさんがお手伝いされておりました。
いつもご本人お一人で来られて大規模展示をされていてとても大変そうでしたので、今回お手伝いさんがいてとてもホッと致しました!🙏
今後も応援しております。
 



◼️ヤマモトアキさん
 


僕が大学生ぐらいの頃からのお知り合いでしたが、めきめきとクリーチャー造形などで名前を上げられておられます。
スカルプターズの最新号にも掲載されるなど、今後の活躍も楽しみな造形作家さんです。



ユグドラシル
不気味なフォルムと古の竜脚類の復元画を見ているような神聖な雰囲気とで、見ていて不思議になる素晴らしい造形です。
個人的にはUMAのモケーレ・ムベンベがこういう竜脚類フォルムな復元が多いので、そういった復元画などを思い出させてくれました。
生で見たかったので嬉しい…!



ダゴンは逆になかなか珍しい格好良いアレンジになっていました。
 
 
ゴジラ-1.0も。20cmサイズ感のとても好きなサイズ感でございます。
 
彩色は全て模型仲間のひらぽこさん。
しっとりとした落ち着いた彩色と雰囲気、ご自分でも美術品のような撮影などとても素晴らしいです。
普段は一緒にアキバを回ったりライブやカラオケ行ったりしている気さくな仲なのですが、こうやって活躍されてる姿を見ると尊敬です!🙏

 

◼️四畳半工房



こちらではいつも、彩色/なかよしさん・原型/ようへいさんが温かく迎えてくれます。
約25〜30cmのサイズ感にようへいさんのモールドがぎっしりと詰まった素晴らしい原型。




新作のFWゴジラ、ミニラと2人で敵怪獣に挑むかのような、少し微笑ましくもあるポージングです。
顔の造形、引き締まったボディ、握られた右手とは対照的に指が大きく開かれた左手の構えなど格好良いですね…!
個人的にこのようへいさんの手造形ならではの深いモールドが大好きなのです。

 
凛々しいお顔…!
個人的には、今まで見たFWゴジラの顔の中で一番好きかもしれません。



ミニラの後ろも見せて頂きました…!
資料がなかなか少なく、それでも忠実に再現されているとのこと。
重心調節で尻尾を地面につけなくても立たせられるようにしているのも凄いです。
 
 
 
◼️頭足人さん
 
 
これまでは約15㎝前後のゴジラを造られているイメージが強かったですが、今回は大型の展示がズラリ。
特にマイゴジは素晴らしかったです…!
口を閉じてイケメンになった顔に、顔から肩・腰までのラインが美しいです。





 

■狂夜さん

 
今回は新規造形のギドラがお目見え。
次元を超えて首を伸ばしてくるギドラの姿が見事に表現されております。
劇中でもこんな風だったんじゃないか、とワクワクする構成ですね!

 
 
■スタジオ24さん

 
今回いの一番さんに駆け付けさせて頂きました。
理由はこちらの、原型/しぃたさんのデスゴジソフビキット。
 
あの前回のワンフェスで登場した名作原型がまさかのソフビキット化!
このサイズ感のソフビキット大好き人間としては駆け付けずにはいられません。
このキット化は本当にありがたい限りです…!!
 
クリアキットということですが、この原型のフル塗装Ver.も見てみたいので、そのうち塗りつぶしてフル彩色で塗っているかもしれません…(笑)。

 
 
■イササさん
 
 
神秘的なオリジナルモンスターなど、男女問わず人気の高いイササさん。
今回はそのイササさんらしさが全開の青銅器アレンジのゴジラが販売されました。

モンハン等でも大好評の斬新な青銅器アレンジシリーズ。
もしもゴジラが古代中国や日本に出現していたらこんな青銅器が造られて祈りに使われたりして…そんなストーリーも浮かび上がります。



 
さらに、メーカー様から発売予定の抱きつきガメラのサンプルも展示しておられました。
可愛い…!!
小さいのに目や口内の彩色までしっかり再現されていてビックリします。
敵怪獣のギャオスを出してくれるのも嬉しいですし、東京タワーへ抱き着かせたくなりますね。
これはいっぱい回してしまう…!





 

■yuA.さん
 
 
デストロイア完全体
今回購入させて頂いたキットの1つ。
甲殻類が密集して生まれたかのような、実際の微生物が異常巨大化したような節足動物の雰囲気もある禍々しい造形。
コウモリのように折れ曲がって発達した翼など、劇中以上にクリーチャー・悪魔然としたフォルムが素晴らしかったです。
 
翼が出力品とのことで、軽い(はず)なので磁石を仕込んで展示会とかに持っていけるようにしても良いかなぁ~とかぼんやり考えています。
まずは塗らなきゃですね!







 

■ねんど星人RYOさん

 
今回はバランとゴジラのヘッドが新たにお目見え。
いつものごとく凄まじいモールドの荒々しさとその流れの美しさ。
早期完売も納得の素晴らしいヘッドモデルでした。
後日掲載予定ですが、東宝特撮WFで展示されていた巨大バランヘッドも弩級の迫力でした。




カルノタウルスも商品化とのことで…!
とてもいい原型ですのでどういう展開になるのか楽しみですね…!
 
 
■蟹蟲修造さん

 
今回もデストロイア完全体が再販。
名原型を手に入れる機会が多いというのはありがたいことです…!
 
見事な爬虫類なちが並ぶ中、熱川バナナワニ園の光景のようなワニ達が重なっている原型をもっとしっかり見るべきだと後悔…!
さらに、別エリアの東宝特撮WFに飾られていたシンゴジラが好みドストライク過ぎました。
またこちらは後日紹介致します!
 
 

■しぃたさん
 
 
以前ワンダーショウケースに選出された名原型、シンゴジラ覚醒。
幼少期を共に過ごした名鑑シリーズを思い起こす素晴らしいサイズ感と台座、そして造形です。
いつ見ても全体の構図が素晴らしいですね。

 
ヤマタノオロチも格好良いです。
このサイズでこの8本の首の精密な角や表情の造形、凄さがますね。。
 
個人的に阿部寛が好きなので、「ヤマトタケル」は彼が悪役全開なのが嬉しかった作品ですね…!

ちなみに阿部寛で一番好きな役は、映画『連合艦隊司令長官 山本五十六』で、空母飛龍の艦長・山口多聞役です。
虎の子の4空母のうち、加賀赤城蒼龍が戦闘不能になる中での「我これより航空戦の指揮を執る」はしびれました…。
(オタクの一人言。)


◼️たたらアーツさん



カズマタイキさん原型によるメガロとジェットジャガー。
WF前から話題にもなっていた斬新なアレンジが施されています。
現代風なスタイリッシュでもあり、どこか歴代のロボットも思い起こすような少し懐かしさも感じる味わい深いシルエット。
ジェットジャガーというキャラととてもマッチしています。



メガロもまたクリーチャー感の増されたデザインが素晴らしいです。
逆三角形のジャガーとドッシリとしたメガロ、並ぶとまた対照的で面白いですね。




◼️タンノハジメさん



前回のWFで話題を呼んだデザイン画レギオンが、新たにマイクロ波シェル発射状態の展開頭部パーツを追加して再販売。



その造形の美しさもさることながら、厳かな全身の塗装とマッチした、薄く照り返された青い反射の塗装がその雰囲気を高めていました。


◼️黒龍工房さん



新作のメガギラス。
頭部は劇中から飛び出てきたかのように似ていて格好良く、そこに大鷹さんの意匠が組み込まれておりとても見応えがありました。

ポージングは劇中・デザイン画でも描かれている、尻尾を前に向けたポージング。
翼が前後4枚になっているのがデザイン画版の特徴をより濃く感じます。
やはり4枚羽の方が、立体になった時に上下の幅が出るのでより迫力が増しますね…!
トンボから進化したということを考えても、むしろこちらの4枚羽の方がしっくり来るのかもしれません。





トンボなのに龍のような頭部を持つこの怪獣。
その格好良さが余すことなく前面に出ています。





ビオランテは人だかりが凄すぎてあまりじっくりは見れず💦
この迫力の原型を造られた大鷹さん、その巨大感を演出する彩色の泥神さん、ちらりとではありますがその名作を見させて頂きました。


◼️第五惑星製作所



ジュピター大久保さん、聖なるおでんさん、ピンクモンスター松田さん方による、ニッチな需要と個性に溢れるディーラーさん。

誰が令和の世に、マタンゴ・チタノザウルス・いるかボート・バガン・熊襲神・(透明人間)が並ぶと思うでしょうか。



マタンゴは本編を見た時は衝撃の面白さでした。
キノコの化け物が怖いというよりも、島に流れ着いた男女が如何にしてキノコ人間になっていくかのストーリーでもあり、その描写が生々しくて恐ろしかったです。

続編?扱いの小説「マタンゴの逆襲」も大好きです。
映画登場キャラも出てきて、富士樹海にて増殖するマタンゴが出てきます。

そのマタンゴの不気味さとジュピターさんのディテール感が見事にマッチしている原型です!
塗装もリアルで凄みがあります。



シノビラーは早々に完売。
おでんさんのグリッドマンシリーズは大人気ですね。
サイズ感がいつも見事にシリーズ統一で揃っているのも素晴らしいです。




熊襲神とはまた凄い所を突いています(笑)
しかもとても似ている。。
昔ムック本で見た時はもっと大きい怪獣だと思って本編を見たら、等身大で闘い始めたのでビックリした記憶があります。





前に進むどころか沈みかけそうになるいるかボートだ!!
今回もニッチさに溢れていた卓でした!


◼️アトリエ八雲さん



雲斎さんも久しぶりに出展されておりました。
以前逆ゴジを買わせて頂きましたが、特徴を捉えた劇中から出てきたかのような昭和ゴジラの造形がいつも素晴らしいです。



その中で、今回はマイゴジ胸像が!
味わい深いモールドと、格好良い表情の見事な胸像になっていました。


◼️SHINZENさん



個人的に今回のWFで最大クラスの衝撃、メカキングギドラの再販検討中とのことです。
メカギドラの立体物でも歴代屈指と言われる、躍動的なポージングと生物感溢れるギドラ 。
今ちょうどメカギドラを塗っていてモチベが高い時にこのニュースは心躍らざるを得ません。





ビオゴジ海中進撃も。
実際の描写がほぼないゴジラの海中の遊泳を、見事に切り取ったかのような造形。
今にも全身を捻らせて動き出しそうなそのシルエットは、動物・古生物の見事な立体物を作り続けているSHINZENさんだからこそ出来る原型ではないでしょうか。



◼️ZO MODELSさん



まず目に入ったのは米山さん原型の巨大なイリス。
前回のWFでも横になっていたのは見ましたが、起き上がるとここまで大きいのか…と少し度肝を抜かれました。



本体の筋肉感まで伝わるような造形、流麗な触手の動き…。
見事なイリスです。発売を楽しみにしています。





そしてもう一つの衝撃、ガメラ1です。
これまでK.I.Sシリーズでガメラ3、ガメラ2と発売されてきましたが、ガメラ1は元が少しかわいらしいフォルムでもあるだけにアレンジはより効かせづらいんじゃないか、という勝手なイメージを持っておりました。

それがどうでしょう。
同シリーズのテイストと見事にマッチしたガメラ1となっているではありませんか。
少し頭が大きいところも、この雰囲気になるとトラウマガメラの面影も感じます。
それでいて怖くなるかと言われると、ガメラ1の優しい雰囲気も残ったまま。
これまであまり見たことのないガメラ1に目から鱗でした。





今までのK.I.Sガメラの中で最も予想外で予想以上の格好良さだったかもしれません。
過去に同一のご依頼者様からガメラ3・ガメラ2の依頼を頂いて塗りましたが、なんとご本人とブースの前でバッタリ出会い、「1もよろしくお願いします!」とありがたいお言葉を頂きました。
今からイメージを膨らませて楽しみに待っております。





◼️東桑さん



魅力的な平成ウルトラ怪獣をズラリと並べられた海外ディーラーさん。
劇中から出て来たようなリアリティある再現とその格好良さはお見事でございました。


ビースト・ザ・ワン ベルゼブア
この間ネクストを初めてしっかり通して見たのですが面白く、何よりザ・ワンのダークな設定と段階的な変化が不気味でとても良かったです。
最後のカラスの翼の演出は最高でしたね。。



ガタノゾーア
こちらも楽しみにしておりましたが、あまりのサイズに思わず度肝を抜かれました。
その劇中から出て来たかのような造形も素晴らしく、自分が塗ったらどうなるだろうか、などと想像しながらじっくりと眺めさせて頂きました。
このサイズで可動キットというのですから驚きです。




◼️どろみさん



どろみさんからは、ジャンボキング・マガタノオロチ・イズマエルが販売されました。
ボスラッシュです!



イズマエルの彩色は冥王円さんが担当されていました。
この複雑な形状と複数のビーストの色を見事に表現されています。




◼️すいかクラブ



ゆっちんさん卓では華麗なレインボーモスラが今回も舞いました。
僕もレインボーモスラを塗る予定があるからじっくり見よう…!と思っていたのに、何故か写真を撮るのに夢中で肝心の肉眼じっくり観察するのをし忘れてしまいました。。

本来はバトゴジも予定されていたということで、次への期待も高まります。
これだけ誰もが目を奪われる、モスラの決定版とも呼べる原型を作り続けているというのも本当に凄いです。




◼️クダフロミさん


福田さん卓では、UMA雑誌に掲載されていたモケーレ・ムベンベが登場。
先述の内容で竜脚類復元と言っていた同UMAを古代魚にて表現するという斬新な発想には本誌を読んでいて驚きました。
加えてその繊細で存在感のある造形もまた素晴らしかったです。


 
以上、ワンフェスレポート①を書かせて頂きました。
今回は東宝特撮ワンフェスもありますので、③までの内容になりそうです。。

このブログを楽しみにしてくれているという方も年々増えているので、記録としても書き続けていけるようにしたいですね…!!

それでは足早ではありますが、今回はこれにて。