さるタジラのブログ

怪獣の写真とかを上げていく予定…。

2024年後半期の怪獣模型製作話

2025-01-12 21:20:00 | 日記


皆さんこんにちは。

本年もどうぞよろしくお願いします。

(年始は軽く過ぎてしまいましたが…。)

バタバタと仕事とプライベートを過ごしていたら、いつのまにやら2025年になりました。

昨年の1年は本当に充実していたというか、今まで生きてきた中で1番早かったと思います。。
体感半年も行ってないぐらいピュンッと過ぎました。
今年も同じ感じになる気がしますね…。
 
今回は、今更ではありますが2024年後半期に製作した怪獣達をまとめていきたいと思います。
前半期に塗装したものはそちらのブログをご参照ください。
 
2024年は年間で32体の怪獣を塗りました。
1か月で2.6個ペースです。
30㎝級の大型キットが多い中、これだけ作れたのは平日夜に眠い目をこすって塗装の時間を設けるようにしたからかなぁと…。
 
たまに聞かれますが、仕事でも塗装はしていますがプライベートでの模型とは作業する場所も違うので完全に別物になります。
会社に出勤しての毎日を過ごしながらこれだけ塗ったので本当に頑張ったなあと…。
多分これ以上年間個数を増やすのは難しいので、現状のペース維持を目標にしたいですね。
 
後半期はとにかく初めて塗るキングギドラ4連発&モスラといった、初塗装というチャレンジのシーズンになったかなと思います。
 
その他、なんと山崎貴監督にご紹介頂いたり、原型師さんの展示見本を塗るようになったりと沢山色んなことがありました。
2024年は彩色師としても大きく飛躍させて頂いた1年だったと思います。
そして見て頂いている皆さまにも本当に感謝しています。
 
そんな後半期の作品を振り返っていきたいと思います。
 
7月
 
◼️工房RASEN オルガ デザインイメージVer.
 
 
ワンフェス2024夏にて、工房RASENさまより販売の「オルガ デザインイメージVer,」の東宝特撮ワンフェス用の完成見本を製作させて頂きました。
 
彩色テーマは『波動砲 収束・発射イメージカラー』。
オルガの肩にエネルギーが収束し、発射する寸前のイメージにて彩色しました。





 
↓製作過程
 
 
サフは吹かず、レジンにプライマーを吹いて塗り出しています。
ベースはオルガの初期のNGスーツである茶色のスーツを参考にしています。

 
青みとシャドー、汚しを加えました。



 
筆で稲妻模様を描きこみ、エアブラシでぼかしを入れることで発光感を出して完成です。






 
 
■K.I.S.(ZO MODELS) ガメラ1996

 
ご依頼品。
ガメラ2スーツをベースに、以前同じご依頼者さんのG3と並べた際の統一感も意識して塗装しました。



 
甲羅ごとにブロック状に分かれている分割のため、非常に立体感を実現しているキットです。
シャドー・ドライブラシ・汚しを使って立体的な表現を目指しました。




また、このキットは前掲頭部・咆哮頭部の2つの頭部が付属しています。
こちらは内部を掘ってネオジム磁石を仕込みましたので、簡単に脱着できるようにしました。
 




↓こちらが咆哮頭部となります。
それぞれで違ったシルエットとなるので非常に面白く、作りごたえのあるキットでした。







 
■海洋堂(原型:酒井ゆうじ) デスギドラ 
 
 
ご依頼品。
頭長20㎝級のキットとはいえ、その全長や翼長は40~50㎝級のキットにひけを取りません。
 
デスギドラの3部作最初の敵とは思えないほどのラスボス的な見た目を引き立てられるような塗装を目指しました。



 
↓製作過程
 
超全集などを参考に、頭が白いこのギドラの特徴を捉えた彩色としています。


最初は体表も白めに塗り、シャドー・汚しで劇中並みに暗くしていきました。

 
翼には、うるさくなり過ぎないように血管を入れています。

 
翼の外側へ色素が薄くなるように白いハイライトをアレンジで入れています。
これにより存在感ある翼となっているかと思います。



 
 
8月
 
■ボークス メカキングギドラ

 
ご依頼品。
 
こちらもデスギドラに続き、初めてのメカキングギドラ製作となりました。
 
メカ物の彩色自体これまでほとんどやったことがなかったので少しチャレンジでしたが、格好良く仕上げられたんじゃないかと思います。





翼に少し成形不良があり完全な修復が難しそうでしたので、少しダメージ加工のような塗装に仕上げています。
 
メカ部分は、メカギドラのもつ冷徹な印象をだしたかったので、少しクリアブルーを吹いて寒色なカラーリングと、シャドーを濃いめに重たい質感としています。








9月
 
■田中ミュージアム工房 モスラVS白亜紀型ギドラ【1億3000万年を超える死闘】
 
 
ご依頼品。
こちらも初めて塗ることとなった白亜紀ギドラとレインボーモスラ。



 
↓製作過程
 
 
モスラ自体これまで1度も塗ったことがなかったため、レインボーモスラはかなり勉強しながらの彩色となりました。

 
筆とマスキングにて、どんどんとグラデーションも交えて仕上げて行きます。
難しいけど達成感がありますね!
 
実はレインボーモスラは2と3でカラーリングが結構違うので、今回は3のカラーリングに合わせています。

 
出来てきました。
劇中ではかなりギドラにぼこぼこにされるので、少し汚れた雰囲気にします。


 
塗装が完了したので、ドライヤーで熱してグニャグニャにし、翼を折り曲げます。
レジンとソフビはこれができるので良いですね。
※同じ「ガレージキット」でも3Dプリント出力品は熱すると割れるので気をつけてください。



白亜紀ギドラの方も進めました。
部位ごとにカッパーよりの茶色ぽいゴールドと通常のゴールドで分けています。
ギドラ系は目が6つあるので大変です💦





 
ちぎれた尻尾も生々しく骨が出た感じに。
これだけでグランドギドラが再生しちゃうからチートです。
相変わらずのGミュージアムさんの激カッコ良いキットでした。

 
 
■STUDIO24(原型:しぃた) ゴジラ1995 ソフビキット
 
 
クリア成形を活かし、内部からの柔らかい発光感のある彩色を目指しました。
 
透明成形の上から塗ると暗くなりがちなので、そういう雰囲気にはしないようにしました。
 
↓製作過程
 
クリア成形の裏から白を吹いています。
シルバーでギラギラするのはメカなので、生き物の発光とは違うのでは…?が僕の主義なのです。
まあシンゴジにはパール吹きますので完全に好みですね(笑)









自然光でもこのぐらい明るいです。



 
背ビレは、最近の海洋堂デスゴジを見ていいなと思った、白背ビレ→灼熱背ビレに変化する塗装にしてみました。
 
赤い背ビレとの対比の為、白背ビレにクリアブルーを薄く吹いて冷たい雰囲気にしているのがこだわりです。










10月
 
■ススキガレージ カイザーギドラ

 
ご依頼品。
キングギドラ4種製作のラストは皇帝。
 
スーツに合わせて彩度を抑えた金色と、対照的に青い部分は身体に走るエネルギーラインのようなイメージで彩色しました。
 






後ろ足側の色が暗いのもカイザーの特徴です。

劇中の雰囲気を損なわず、ススキさんの造型ともマッチした色を目指しました。





 
 
■二郎工房 呉爾羅2024

 
二郎工房さんの完成見本として製作。
 
『ゴジラ-1.0』の序盤、大戸島に上陸し守備隊を襲う際の、炎に照らされながら吠えるシーンをイメージして彩色。
 
ゴジラ・フェス2024のトークコーナーにて、山崎貴監督にもお褒め頂いた、ありがたい思い出のある作品です。

その際は名前こそ出しておりませんが、後で僕の投稿なども引用RTしてくださっており、ただただありがたい気持ちでいっぱいです。



 
↓製作過程。本体キットを塗るだけでなく、台座も自作しました。
 


 
ストーン調スプレーを吹き全体をザラザラにした後、テクスチャペイントにて部分的に土のテクスチャを加えています。

 
ゴジラを置いて場所を調整しながら、ハイライト部の炎の照り返しと、周囲に暗闇の彩色を加えています。








 
11月
 
■四畳半工房 ゴジラ1999

 
ご依頼品。
イベントでよく見るギラゴジの展示スーツ・アトラクションスーツなどをベースに、淡い背ビレや全体の雰囲気は劇中のミレゴジの印象に寄るように彩色。
 
目の描き込みと、ようへいさんのモールド感を引き立てられるような塗装を目指しました。





 
劇中の月明かりに照らされているような、少し淡いメタリック加減の背ビレがこだわりです。
 
ようへいさんの筋肉質なゴジラ造型も大好きです。

 
 
■酒井ゆうじ造型工房 23㎝ ゴジラ1995香港上陸 

 
ご依頼品。
 
よくある30㎝キットの方ではなく、近年販売された23㎝サイズの方となります。
 
劇中のデスゴジに準拠し、体内から発光する雰囲気の再現を目指しました。
 
スーツ準拠の白目・白背ビレにしています。

 
発光部の彩色は、溝の凹部にイエローを流し込むなど、内部から明るくなるような彩色を目指しています。
 




 
 
■ススキガレージ スペースゴジラ

 
ご依頼品。
今年3体目の製作となったキットですが、今回は超ゴジライメージのカラーリングから大きく変更し、スペゴジのイメージでもあるパープルのカラーにて仕上げました。


肩からは奔流する宇宙エネルギーをイメージしたラインを入れています。
 
ツノ・目などの彩色とともに、アイボリーのレジンキットながら発光感のある彩色を目指しました。



 
結晶は劇中以上に鉱石を意識。





 
 
■一番くじB賞 呉爾羅(2023) リペイント
 
一番くじの呉爾羅を、継ぎ目を軽く埋めて劇中とCGデータを参考に塗装。
自然でリアリティのある汚し具合を目指しました。





 
↓リペイント前


 
↓リペイント後





 
 
■海洋堂(原型:原詠人) 大怪獣ガメラ ソフビキット

 
ガメラの59周年の誕生日に投稿した作品。
 
初代のガメラを「生物感ある雰囲気に塗ってみる」をテーマに彩色。

 
複数色によって構成されたボディ・生々しい爪・電飾された目をイメージした彩色など、初めて昭和ガメラを塗るのでこだわってみたガメラとなります。

 
 
■ウルトラ怪獣アドバンス 宇宙獣ディゲロス ソフビリペイント&頭部角を延長改造

 
こちらはウルトラマンアークの怪獣ソフビのリペイントとなります。
OPのサビが恰好良いのでそのテンションそのままに塗装しました。
 
スーツ準拠に、赤い模様や発光器官などを再現。
頭部ツノの延長に関しては、スーツが右角の方が少し上に上がっているのでそのあたりも再現しています。
 
 
↓改造前/改造後





 
 
12月
 
■Yoshi. デストロイア完全体

 
ご依頼品。
爆発エネルギーを吸収して登場した時のような、「炎の悪魔」をイメージしています。
 
部分的にはスーツの印象を残しつつ、造型に合わせて禍々しさと説得量のある彩色を目指しました。




自分のこれまで塗ったデストロイア完全体の中でも、1番のお気に入りかなと思います…!!






以上が、2024年下半期に彩色した怪獣キット達となります。
前述の通り、後半期はギドラにモスラに…とチャレンジの連続でした。
 
年末年始にはバンドリの高松燈というキャラを塗りました。
推しです。










1から美少女キットを製作するのは初めてでしたが、なんとかなりましたね…!!
髪のグラデ・重ための服・足の肉感とやりたいことができました。

ただ、目のデカールに苦戦して、肉眼では気にならないのですが左右で若干目の高さが違います。
ほぼ分からないレベルですが、そういった細かいミスをしているのでまだまだだなと。。めっちゃ悔しいです。

でもそのおかげで、アイペイントしている人達の凄さをより実感できたし、いつか出来るようにもなりたいと思いました。

やっぱり怪獣以外にも塗れるようになりたいなぁ…という想いが強く、前から美少女は塗りたかったのでチャレンジしました。

怪獣と違い、磨きのレベルが段違いですし、肌の塗膜などは本当に薄く失敗できないし、少しでもエアブラシや表面にごみが入ると修復不能なので苦労の連続です💦

一応製作過程です↓




ただ、美少女キットを塗る人達と話すと怪獣の方が大きいし大変では…と仰るので、それぞれの分野ごとの違いかなとは思います。
 
いずれにしろ、仕事にしたいとかそういうのはなく、美少女キットも良いものが多いし好きなキャラも沢山いるので趣味で塗れるようになりたいですね…!!
仕事で筋肉ゴリゴリマッチョなフィギュアも塗ってるので、そういうキットも作ってみたいかも・・・。
 
ずっと同じことを続けるのではなく、本を読み・YouTubeの解説を聞きながら新しいことにチャレンジするのは大変だけど楽しいです。
まわりまわってその技術が怪獣にも活かせるかもしれません。
造型に頼るのではなく、「塗る側の個性もありつつ作家さんの造型も引き立てる」、そんな彩色を今後も目指していきたいと思います。

全然違いますが、続けているランニングではいつかハーフマラソン大会とか参加してみたいですし(とりあえず10kmしっかり走れるようになりたい)、バンドリのおかげで昔やっていたピアノにももう一度真面目に取り組もうかな…とも思い始めました。
 
今後も色々なことに挑戦しながら、怪獣のご依頼品と並行して頑張りつつ、そのエネルギーを怪獣にもぶつけていきたいと思います!!
 
いずれにせよ2025年も色んなことに挑戦しつつ、自分の足元もしっかり見つつ、地に足をつけながら。
今年で26歳になりますので、30歳までにやりたいことの目標を考えたりしながら、頑張っていきたいと思います。
 
今後ともよろしくお願いいたします。
 
 

怪獣好きによるワンフェス2024夏レポート②

2024-08-31 10:43:00 | 日記
 

こんにちは。

 
前回のワンフェス2024夏レポート①に続き、②のレポートとなります。

個人卓ご紹介の続きとなります。
(終盤はバンドリの話が入ってきます。)

では早速レポートを始めさせて頂きます!
 
◼️工房RASENさん
 
 
後日の東宝特撮WF記事でも後述させて頂きますが、今回オルガの展示見本の塗装依頼をして頂いた工房RASENさん。
 
元々特殊メイク等にも関わっていたとのことで、昨年のWF初登場のスペゴジバストからそのオーラがひしひしと出ておりました。
 
そして続いて躍動感あふれるマガオロチというニュージェネ怪獣キットの名作を出し、今回はオルガのデザインバージョンを販売となりました。
 





そのブースに着いた時には、ご本人のオルガの塗装の綺麗さに思わず「これ僕が塗る必要ありました…?」と聞いてしまったほど(笑)。

夜のシーンの色味がそのまんま立体化されたような素晴らしい彩色でした。
 
造形もデザインイメージということもあり、そのディテールの細かさはスーツをしのぎます。
流麗なそのモールドの入れ方もお見事で、まさに惚れ惚れとするような原型でした。
 
御本人は波動砲塗装のオルガを非常に喜んで頂き、依頼して良かったです!という感想を頂き本当に嬉しかったです。



↑今回塗装させて頂いたオルガの彩色見本。
「波動砲収束イメージカラーVer.」



↑以前製作したマガオロチ。

サイズ感も僕の好みの20㎝前後で素晴らしい物を続々と作られており、これからも楽しみにしております。




◼️てんつく工芸さん



こちらに伺うと、毎度鮫順さんが温かく迎えてくれます。
マイナスワンのティッシュケースは、鮫順さんの手造形ならではの味わい深さと構図の良さが合わさり、とても素晴らしい原型になっておりました。
思わず塗りたい…!と思ってしまうほど。
 
こちらも後日メーカーさんから発売予定とのことで、非常に楽しみですね。
 
台座の海がクリアになるというのも、綺麗な質感になりそうで楽しみです!







また、この大戸島ゴジラも素晴らしい。。
あの山の奥からニュッと顔を出した写真、それにそっくりの見た目と現実に落とし込んだおどろおどろしさに溢れています。
 
これからも素晴らしい作品を楽しみにしております。
 
 
◼️JOKU PRODUCTIONさん

 
前回ポスタースペゴジと悪魔的なデストロイアで注目を集めたディーラーさんからは、初代メカゴジラが登場!
 
ゴジラの皮を被りニセゴジラとして暴れ回るメカゴジラでしたが、やがて本物のゴジラが登場し、その両者の衝突により削れる表皮。
そして、光とともにニセゴジラの皮が消え、その中から現れたのは…銀色に光るメカのボディ。
当時衝撃的だったであろうメカゴジラの初登場シーンです。
 
まさにそのゴジラの皮膚が取れていくシーンをイメージしたキットとなっております。
メカ部分と表皮の対比が絶妙で、色々な角度から見たくなる恰好良い原型でした。
 
チョイスの面白さと格好良さが光る作品でした!
 


ちなみに僕は昭和メカゴジラが大好きだったりします。
 
理由は単純です。
劇中でこれでもかというぐらい強いからです。
 
僕が幼少の頃は既に機龍もGフォースメカゴジラもいたので、ムック本でザっと歴代メカゴジラを見た時に思わず「武器も少ないしあんまり強くなさそうだな」と子供ながらに失礼な印象を抱いたのが昭和メカゴジラでした。

どうしてもデザイン上、後発の物よりシンプルに見える面もあるため、そう思うのも仕方ないかもしれません。
(機龍基準だったので最初はメカゴジラにバックパックがあるのが普通だと思っていました。)
 
ところがいざ本編を見てみるとどうでしょうか。
 
そもそも設定が悪、シンプルな見た目なのに全身の至る所からミサイルだのビームだのを撃ちまくる、弾幕が強すぎてゴジラもシーサーも逃げ惑うしかない、挙句前後の2体をまとめて制圧。
それまでの昭和怪獣とは一線を画す超火力でゴジラを圧倒する姿には驚きを隠せませんでした。
 
弱そうなんて思っててごめんなさい、と見終わった後に思わず思ったものです。
今となっては、全身にリベットが打たれたそのディテールやシルエットも好きになり、昭和怪獣の中でもかなり好きな怪獣になっています。
 
以上、少し脱線してしまいましたが昭和メカゴジラの話でした。
 
 
◼️KOC茨木彰さん

 
茨木さんからは、スーパーリアルデフォルメシリーズからマイゴジが登場。
特徴を捉えた各部の造形と、テクスチャの満足感が高い逸品となっています。
 
真電が付属することで、デフォルメだけれども躍動感があるという、ポージングの面白さも出ていますね。
 
他にも続々と登場しているディアゴスティーニさんの展示もございました。
茨木さんの色々な東宝怪獣の造形が見られるという意味でも、楽しい展開だと思います。

 
 
◼️二郎工房さん

 
お仕事でもプライベートでも仲良くさせて頂いている二郎工房さんからは、大戸島ゴジラが登場。
今回からは3D造形を始められています。
 
3Dの原型から一度出力してからアナログでディテール調整なども加え、キット自体もレジンに置き換えているとのことでした。
そのためハードなディテール感もがっつりと出ているキットになっています。
 
ポージングは「ジュラシックパーク」ラストの、咆哮するレクシィをイメージしているそうです。
まさに恐竜版ゴジラとも言える存在にはピッタリのポージングでしたね!
 
前日まで複製するというかなり激務なスケジュールということもあり彩色見本は間に合わなかったとのことですが、塗ったら一体どういう雰囲気になるのかとても興味がありますね…!!




■ホコロビト(Yoshi.さん)

 
Yoshi.さんからは、スーパーメカゴジラが登場!!
元々のGフォースメカゴジラの曲線のシルエットと、Yoshi.さんのテイストが非常にマッチしており、これまでにないアレンジのメカゴジラで非常に格好良いです。
特にガルーダの翼状のアレンジはYoshi.さんならではであり、その迫力をさらに増しておりました。
 
横のデストロイアと並んでも、どちらも怪獣の魅力とも言える少し怖い・不気味といったイメージがストレートに湧き出てきます。

まさにYoshi.さんによるアレンジゴジラシリーズが出来つつありますね…!
本来は全く印象の違う怪獣のはずなのに、並ぶと作風が一貫しているように見えるのも素晴らしいです。

今後も是非楽しみにしております…!

 
エイリアンもビッグチャップへの愛が存分に感じる姿になっておりました…!
手元で動かしたくなりますね。
続々と各メーカー様にて展開しており、どれも楽しみにしております。

 
 
◼️浅井造型さん
 
 
浅井造型さんからは、「ガメラ対ギャオス大怪獣空中戦」の名シーンが!
 
それまでの初代・バルゴンの流れを汲んだ大人のドラマと、これ以降の子ども路線のターニングポイントに位置していることもあり、双方のテイストが程よくミックスされている本作。

人間ドラマ、怪獣描写のバランスもとても丁度良く、昭和ガメラの中でも屈指の人気作ではないでしょうか。
 
その富士でのガメラとギャオスの激闘が見事に立体化されています。
 
,
 
さすが浅井造型さんと言うべき、まさにスーツの再現と呼べる造型・彩色がともに美しく、まるで劇中から飛び出てきた様なクオリティの2体でした。

 
 
◼️イマージュさん



たまおさんからは、かわいらしい南海ゴジラが。
「ゴジラ1966~闘眠~」です。
 
洞窟で眠っているゴジラ(この後爆破されて無理やり叩き起こされるのですが)を劇中のイメージから乖離し過ぎず、かわいらしくもある絶妙なバランスでデフォルメ化しています。

 
 
◼️酒井ゆうじ造型工房さん



酒井さんからは、デアゴスティーニから週刊でラジコンとして出ていた60cm初代ゴジラがレジンキット化!
 
近年の初代ゴジラの復刻スーツなども手掛けている酒井さんによる、渾身の初ゴジとも言える巨大キットではないでしょうか。




◼️餅雪さん



バルタン星人のアレンジモデルに、新作のゼッパンドンの胸像など。
相手を挑発する際に見せるクイッ、クイッ、と腕を動かすジャグラーらしいポージングを切り取っています。

 
 
◼️元貴さん
 


遂にゴジラ・アースがお披露目となりました!
 
そのボリュームと全身の流れるようなモールドの美しさは、完売も納得の存在感でした。
これまで出ていたゴジラアースの立体物の中でも、個人的に劇中に最も似ていると思うものかもしれません。
 
 
横顔がまた格好良い…!!

元貴さんご本人とも初めてお話しさせて頂き、ゴジラアースへの想いなども沢山お聞きかせ頂きました…!
植物由来なことや金剛力士を要素として取り入れた点など、そのデザイン段階から非常によく考えられて構想されておりとても好きなゴジラなんです、といったことを原型を眺めながらお話下さいました。

まさにゴジラアースへの想いによって生み出された美しいアースでした。




◼️いち。さん



普段はクリーチャーデザインなどの販売や、商業原型師としても活躍されている いち。さん。

ネッシーのカップ麺フタやニューネッシーなど、個人的にUMAも好きなのでとてもそそるものばかりを作られています…✨
 
今回そのブースでは大型のマイナスワンゴジラのバストが展示されておりました。
造形・塗装ともに迫力のある、まるで熱線を放つ直前かのようなゴジラ。
 
思わず子ども達が立ち止まり、「ゴジラだ!」と叫んでいる光景も微笑ましかったです。




◼️造型工房キトラさん



代表の岡さんが主導し、各地で怪獣造型教室などを開催しているキトラさん。

そこで怪獣造型を体験した生徒さん達が、実際に原型師としてキトラでデビューするなど、怪獣模型を盛り上げる点でも素晴らしい活動をされています。
今回も大変賑やかなブースになっておりました。
 
岡さんのブースでは、新作のバルタン星人が。

有名な分身シーンをキットにて再現しており、非常に面白く緻密な造形となっていました。
そのサイズ感にぎっしりと作り込まれたディテールや、背景パネルも含めて1つの作品となっている作例見本もとても素晴らしかったです。
バルタン星人が本来持つ異質で不気味な雰囲気がひしひしと感じられる魅力的なキットになっていました。
 




同じくキトラさんの元から原型師デビューしているtocさんも、劇中から出てきたかのような見事なアンギラスを作られています。
1本1本植えられている甲羅や忠実な顔など、とてつもない再現度です。

 
 
◼️マルマメ堂さん
 


今回ワンフェス前からも話題となっていた初代ゴジラ。
三畳紀に生きていた単弓類などのテイストも感じるような、海生哺乳類爬虫類というゴジラの設定により近いものを感じるアレンジが施されています。




◼️りんこさん



以前より素晴らしいデフォルメガメラなどの3D造形作品を作られていたりんこさんが、ワンフェスにてついに登場です!

僕もミニG3を買わせて頂きました。
非常に顔も可愛く、全体的なデフォルメとしてのまとめ方も素晴らしいんですよね…!



大戸島ゴジラも細かく作り込まれており、その獣脚類然としたフォルムがまた格好良かったです。



101匹ソルジャーレギオンの展示はまさに圧巻…!
これだけの同じものの複製・塗装を考えただけでも身が震える思いです。

小さなビールケースがまた良い味を出していました。
思わず、酒の神バッカスは中身を呑まずして云々〜と言いたくなります(笑)
 
 
■YOUさん

 
アレンジヘドラやバルタン星人・セミ人間の胸像などの程よいサイズ感のキットが並んでおりました。
 
 
それぞれの塗装も、雰囲気に合った落ち着いた塗装で格好良いです。



尻尾の大きな、なかなか見ないテイストのヘドラ。
うねりながら起き上がるようなポージングがまた動きを切り取ったアニメチックな雰囲気もあり、不気味で素晴らしいです。 
 
 
■葵ビイムさん



劇中から飛び出して来たかのようなデストロイア飛翔体がおりました。

あまり立体化されていない形態ですが、飛翔体特有のツノの根本側の太さや曲がり具合も再現されている素晴らしい造型でした。

本体や翼の塗装もプロップの印象がそのまま伝わってくるかのような綺麗な彩色でした。

 
 
■ナカシーさん
 


かわいらしいデフォルメの怪獣総進撃ゴジラたち。
頭と身体の等身バランスにもこだわりが垣間見える、絶妙なデフォルメ加減でした。
 
怪獣島の光景をデフォルメしたかのようなジオラマが、その魅力をさらに引き立てていました。
 
 
 
 以上が、今回のワンフェスでの個人卓での怪獣紹介となります。
 
まだまだ紹介出来ていない怪獣ディーラーさんもいらっしゃいますが、なんとか回り切れたディーラーさんのみ投稿させて頂きました…!!

後で「あ、あそこに行けなかった!」「行ったけどブース前の人が凄くて近寄れず…」というパターンや、時間に押されたり疲労でご挨拶出来なかったり…もう1日では足りなくなってしまいました(泣)。

レビュー出来なかった方、行けなかった方には申し訳ありませんが、次もまた頑張りたいと思います。
 
 
ここからは、僕の立ち寄った怪獣以外のブースを少しだけご紹介致します!
完全に趣味です。
 
◼️グワンジさん
 


そのお名前からも想像できる通り、旧復元の恐竜から最近の恐竜までズラリと並びます。
昔の図書室で読んでいた図鑑から出てきたようなもの言わぬ迫力を持つ恐竜たちが魅力的なブースです。
 
その中に、前から塗りたいなと思っていたキットがありました・・・





今回はこちらのアロサウルスバストを買わせて頂きました。
以前より良いなと思っていた原型ですが、今回はレジンキット化をされたということで迷わず購入…!
 
あくまでアロサウルスのバストではありますが、その少し分厚く感じる身体や顔の風格などは、ジュラ紀最大級の肉食恐竜サウロファガナクスを思わせます。
 
アロサウルスとは骨盤の形が少し違うだけで、当初はアロサウルスの大型個体(アロサウルス・マクシムス)とも考えられていた本種。

身体はスリムですが、ティラノサウルス級の13mに迫る肉食恐竜でもあり、ジュラ紀の中ではエパンテリアスやトルヴォを除くと最大級の捕食者だったのではないでしょうか。

僕が小さい頃に一度全身骨格が幕張の恐竜展にも来ていたようで、是非見たい恐竜でもあるのです。
 
この恐竜が大好きでしたので、今回はそれを想起させるこちらのバストキットを買わせて頂きました。
昨年現地で初めて見た瞬間からビビッときたこちらのキット、是非格好良くリアルに塗りたいですね…!

 

◼️karaageさん



こちらは僕がいま1番好きなアニメ「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」(通称迷子)に登場するボーカル高松燈さんです。
 
今回はこちらも買わせて頂きました。
実はしっかり作り始めています…!(やすり終わっているのでもうすぐ塗装に入りたいです。)
 
見本の塗装がイメージそのままで素晴らしいので、ここを目標に頑張りたいと思います…!
怪獣ばかり塗っている身なのでドキドキですが、きちっと綺麗にかわいく塗りたいものです。
 


 

■uagn米蟲さん



こちらはギターの愛音とベースのそよもおり、アニメOPの光景なので傘なども立体化されています。
キャラクター達もそうですが、楽器のクオリティも高くて凄かったです…!
造形も塗りも凄い。
 
5人組ユニットなのであと2人いますので、全員集合も見てみたいですね…!!
 
写真を撮るために並ぶ人も多く、MyGOの人気をひしひしと感じておりました。







 
ちなみにワンフェスの前日も、午前は会社の前日搬入、午後はMyGO!!!!!のライブに行っていました。
 
バンドリ it's MyGO!!!!!、バンドリ見たことない人でも13話単発で全然見れるギスギスドロドロのガールズバンドアニメで最高なので是非見てください!!
ホントにずっと喧嘩してるので楽しくて仕方ないです。
もちろんそれだけでなく、地に足ついたキャラ達がもがいて進んでいく様がたまらないのです。
 
アマプラでも見れますので是非!
(隙あらば布教。)
 
僕も迷子からバンドリにハマりましたし、周りもそんな人たちがいっぱいいます(笑)
 
曲も良いし、実際にアニメで演技している声優さん達が楽器を使ってリアルライブもするし、滅茶苦茶演奏うまいしでバッチバチに盛り上がります。
とりあえず僕に騙されたと思って是非アニメを見てください…!!
 



ライブは滅茶苦茶ぶち上がりました。
実は普段もライブ一緒に行ってるのは模型仲間達だったりします。
怪獣模型の繋がりというより、もうオタク趣味全般の友達て感じなので気楽でありがたいです。
 
最近は怪獣に関してはどうしても半分お仕事だったり義務になりかかっている部分もあるので(もちろんそれもやりがいがあって楽しいのですが)、適度にバンドリやスポーツ観戦で息抜きをしています。
 
ファンとして純粋に楽しんで、会場で一体となって声を出したりできるコンテンツがあるというのはやっぱり楽しいですね…!
 
もちろん怪獣というメインの趣味があってこその話ではありますので、模型活動もこれからもモリモリ頑張ります。
 
要するに、趣味がドンドン増えていくので大変です(笑)。
 
それでは今回はここら辺で。
なんだが後半はバンドリの方が多く話してしまった気もしますが…。
 
次回はワンフェス2024夏のラスト記事。
東宝特撮ワンフェスのレビューと、お仕事で関わった件を少しだけご紹介して終わりたいと思います。
 
それではまた。
 
 
 

怪獣好きによるワンフェス2024夏レポート①

2024-08-08 18:15:00 | 日記
 

こんにちは。

毎回恒例のワンフェスレポートです!

なんだかんだこのレポートを始めてからもう何回目でしょうか。

今回もご挨拶した原型師さんから、「今回もレポート楽しみにしてます!」と言って頂けることもありました。
自分の卓を紹介してくれるのも嬉しいし、最近は参加する方も増えてて把握しきれていないのでこのレポートで知ることができたりするからありがたい、など色々と嬉しいお言葉を頂きました。
 
なかなか当日は時間がなく本当にドタバタと写真撮影とご挨拶をして駆け回っている状況ですが、やっぱり読んでくれている人がいる、と分かるとやる気が湧きますね!!
 
という訳で早速レポートに入ります。


ワンフェスの朝がやって来ました。
5時に起きてワンフェス会場に向かいます。



ダイパス列の前で模型仲間たちとゆるゆる合流し、雑談しながら自分の番を待ちます。
 
この後は、集合→駐車場待機→室内待機→入場という感じでした。
駐車場で1時間ぐらい待機してた時は、あまりにも直射日光でフライパンの上みたいでしたが、途中から室内に入れてくれてだいぶ助かりましたね。。
前も室内待機の時があってずっとこれが良いな〜と思ってたら次は普通に屋外だったりもしたので、次も室内待機と安心はできませんが(笑)
 
というか、僕のグループは室内に入れて良かったですが、一般列の人達は入れたのだろうか…。
もちろん運営の対応が〜というのもあるかもしれませんが、最近の気候がヤバすぎて運営と会場が対応できる範囲を超えつつある気がしますね。。
この季節でやる以上、運営も参加者も双方大変な状況だとは思います。
来年もしんどそうだなぁと。
 
まあそんなこんなで、開場開始。
今回は入場のスピードがいつもよりだいぶゆっくりだった気がしますね。
番号のこともありますが、例年よりも会場に入るまでかなりかかった気がします。
 
さて、まずは買い物です!!
早歩きでお目当てのブースへ向かいます!



買いました。

・スタジオ24さん デスゴジソフビキット
・yuA.さん デストロイア  
・りんこさん デフォルメガメラ3
・グワンジさん アロサウルスバスト
・karaageさん 高松燈
 
ちょっとここ数年があまりにも買い過ぎていて、増える一方で一向にキットを崩せていなかったので、今回は少し抑えるようにしました。
それでもこれだけどうしても欲しいものがあるというのは嬉しいことです。



これはおたろーさんが買ってた海洋堂のねんど星人さん原型デスゴジキット。
なかなかお目にかかれるものではないので記念にパシャリ(笑)。
 
さて、ここからは買ったキットを発送して、ディーラーさんへの挨拶回りと、少々の打ち合わせで会場を駆けずり回ります。

毎度ご挨拶しきれないのですが、ちょっと怪獣ディーラーさん全員にというのが最近不可能なことに気づき始めました💦

頑張って全員回るつもりで回ってはおりますが、如何せん他の方とお話されている等もありますので、もしご挨拶できてない方がいましたら申し訳ないです。
 
さて、それでは早速レポートと参ります。
 
◼️田中ミュージアム工房
 


 Gミュージアムさんは今回も大規模展示!
なんと言っても目玉はメカキングギドラでしょう。
かなりギリギリだったとのことで、まだ完成ではないとのこと。ここからガッツリ手を入れていきます!と力強く仰っておりました。現時点でも十二分に格好良いのですが…。
大きさもさることながら、その密度と臨場感は別格でした。
 




尻尾の凶器的なレーザー砲アレンジも大好きです。
劇中ではスーツの都合上などで派手な動きはできませんでしたが、尻尾を自在に動かし、そこから放つ強力なレーザーでゴジラを圧倒するメカギドラというのも想像を搔き立ててくれる造形です…!
 


さらに、腹部の変形ギミックも目の前で実演して頂きました…!



原型師さまから直接その原型に込めた想いをお聞かせ頂ける、至福の時間です。
基本的には西川さんのデザイン画を参考に、要所要所でGミュさんによるアレンジを加えられています。
 
腹部ははめ込みのみで展開するようになっており、レーザーサイトがのぞきます。
赤いレーザーポインター的に塗ってみたい…。
 

 
ゴジラ捕獲装置作動!



 
腹部メカも緻密な造形。
アナログ造型だからこその密度と存在感となっています。
この部分的に露出したメカ感がターミネーター的で格好良い。

 
足アーマーを外した姿。
キングギドラの腐敗した足は再生できず、丸ごとメカにて代替されています。
このあたりのストーリーも説得力があり見事な造形です。
 
 
近年なかなか出なかったメカキングギドラの、ガレージキットの中で歴史に残るような逸品になるかと思います。
原型の完成、発売を楽しみにしております。



 
さらに、レインボーモスラと白亜紀ギドラの死闘。
せや、若いギドラなら倒せるやろ!で過去に飛んだら想定以上の強敵で相打ちに持ち込むのが精一杯だったレインボーモスラ。
ボロボロになりながらここで負けたら後がないとばかりに必死に闘うモスラと、細身の身体がゆえのアクティブな攻撃力と火力で猛攻する白亜紀ギドラ。
モスラの魅力とギドラの強さが見事に出ていた一戦ではないでしょうか。
3部作の中でも最もダーティで好きな闘いかもしれません。

画像で全くお伝えできないのが残念ですが、ラメ感が物凄いものになっておりました…。
まさにあの死闘の果ての火口のシーンが具現化したよう。
生で必見の価値のある作例を見せて頂き嬉しい限りでした。
 


 
その他、歴代の名作がズラリと並びます。
今回はフィニッシャーのマガイ・ブツさんがお手伝いされておりました。
いつもご本人お一人で来られて大規模展示をされていてとても大変そうでしたので、今回お手伝いさんがいてとてもホッと致しました!🙏
今後も応援しております。
 



◼️ヤマモトアキさん
 


僕が大学生ぐらいの頃からのお知り合いでしたが、めきめきとクリーチャー造形などで名前を上げられておられます。
スカルプターズの最新号にも掲載されるなど、今後の活躍も楽しみな造形作家さんです。



ユグドラシル
不気味なフォルムと古の竜脚類の復元画を見ているような神聖な雰囲気とで、見ていて不思議になる素晴らしい造形です。
個人的にはUMAのモケーレ・ムベンベがこういう竜脚類フォルムな復元が多いので、そういった復元画などを思い出させてくれました。
生で見たかったので嬉しい…!



ダゴンは逆になかなか珍しい格好良いアレンジになっていました。
 
 
ゴジラ-1.0も。20cmサイズ感のとても好きなサイズ感でございます。
 
彩色は全て模型仲間のひらぽこさん。
しっとりとした落ち着いた彩色と雰囲気、ご自分でも美術品のような撮影などとても素晴らしいです。
普段は一緒にアキバを回ったりライブやカラオケ行ったりしている気さくな仲なのですが、こうやって活躍されてる姿を見ると尊敬です!🙏

 

◼️四畳半工房



こちらではいつも、彩色/なかよしさん・原型/ようへいさんが温かく迎えてくれます。
約25〜30cmのサイズ感にようへいさんのモールドがぎっしりと詰まった素晴らしい原型。




新作のFWゴジラ、ミニラと2人で敵怪獣に挑むかのような、少し微笑ましくもあるポージングです。
顔の造形、引き締まったボディ、握られた右手とは対照的に指が大きく開かれた左手の構えなど格好良いですね…!
個人的にこのようへいさんの手造形ならではの深いモールドが大好きなのです。

 
凛々しいお顔…!
個人的には、今まで見たFWゴジラの顔の中で一番好きかもしれません。



ミニラの後ろも見せて頂きました…!
資料がなかなか少なく、それでも忠実に再現されているとのこと。
重心調節で尻尾を地面につけなくても立たせられるようにしているのも凄いです。
 
 
 
◼️頭足人さん
 
 
これまでは約15㎝前後のゴジラを造られているイメージが強かったですが、今回は大型の展示がズラリ。
特にマイゴジは素晴らしかったです…!
口を閉じてイケメンになった顔に、顔から肩・腰までのラインが美しいです。





 

■狂夜さん

 
今回は新規造形のギドラがお目見え。
次元を超えて首を伸ばしてくるギドラの姿が見事に表現されております。
劇中でもこんな風だったんじゃないか、とワクワクする構成ですね!

 
 
■スタジオ24さん

 
今回いの一番さんに駆け付けさせて頂きました。
理由はこちらの、原型/しぃたさんのデスゴジソフビキット。
 
あの前回のワンフェスで登場した名作原型がまさかのソフビキット化!
このサイズ感のソフビキット大好き人間としては駆け付けずにはいられません。
このキット化は本当にありがたい限りです…!!
 
クリアキットということですが、この原型のフル塗装Ver.も見てみたいので、そのうち塗りつぶしてフル彩色で塗っているかもしれません…(笑)。

 
 
■イササさん
 
 
神秘的なオリジナルモンスターなど、男女問わず人気の高いイササさん。
今回はそのイササさんらしさが全開の青銅器アレンジのゴジラが販売されました。

モンハン等でも大好評の斬新な青銅器アレンジシリーズ。
もしもゴジラが古代中国や日本に出現していたらこんな青銅器が造られて祈りに使われたりして…そんなストーリーも浮かび上がります。



 
さらに、メーカー様から発売予定の抱きつきガメラのサンプルも展示しておられました。
可愛い…!!
小さいのに目や口内の彩色までしっかり再現されていてビックリします。
敵怪獣のギャオスを出してくれるのも嬉しいですし、東京タワーへ抱き着かせたくなりますね。
これはいっぱい回してしまう…!





 

■yuA.さん
 
 
デストロイア完全体
今回購入させて頂いたキットの1つ。
甲殻類が密集して生まれたかのような、実際の微生物が異常巨大化したような節足動物の雰囲気もある禍々しい造形。
コウモリのように折れ曲がって発達した翼など、劇中以上にクリーチャー・悪魔然としたフォルムが素晴らしかったです。
 
翼が出力品とのことで、軽い(はず)なので磁石を仕込んで展示会とかに持っていけるようにしても良いかなぁ~とかぼんやり考えています。
まずは塗らなきゃですね!







 

■ねんど星人RYOさん

 
今回はバランとゴジラのヘッドが新たにお目見え。
いつものごとく凄まじいモールドの荒々しさとその流れの美しさ。
早期完売も納得の素晴らしいヘッドモデルでした。
後日掲載予定ですが、東宝特撮WFで展示されていた巨大バランヘッドも弩級の迫力でした。




カルノタウルスも商品化とのことで…!
とてもいい原型ですのでどういう展開になるのか楽しみですね…!
 
 
■蟹蟲修造さん

 
今回もデストロイア完全体が再販。
名原型を手に入れる機会が多いというのはありがたいことです…!
 
見事な爬虫類なちが並ぶ中、熱川バナナワニ園の光景のようなワニ達が重なっている原型をもっとしっかり見るべきだと後悔…!
さらに、別エリアの東宝特撮WFに飾られていたシンゴジラが好みドストライク過ぎました。
またこちらは後日紹介致します!
 
 

■しぃたさん
 
 
以前ワンダーショウケースに選出された名原型、シンゴジラ覚醒。
幼少期を共に過ごした名鑑シリーズを思い起こす素晴らしいサイズ感と台座、そして造形です。
いつ見ても全体の構図が素晴らしいですね。

 
ヤマタノオロチも格好良いです。
このサイズでこの8本の首の精密な角や表情の造形、凄さがますね。。
 
個人的に阿部寛が好きなので、「ヤマトタケル」は彼が悪役全開なのが嬉しかった作品ですね…!

ちなみに阿部寛で一番好きな役は、映画『連合艦隊司令長官 山本五十六』で、空母飛龍の艦長・山口多聞役です。
虎の子の4空母のうち、加賀赤城蒼龍が戦闘不能になる中での「我これより航空戦の指揮を執る」はしびれました…。
(オタクの一人言。)


◼️たたらアーツさん



カズマタイキさん原型によるメガロとジェットジャガー。
WF前から話題にもなっていた斬新なアレンジが施されています。
現代風なスタイリッシュでもあり、どこか歴代のロボットも思い起こすような少し懐かしさも感じる味わい深いシルエット。
ジェットジャガーというキャラととてもマッチしています。



メガロもまたクリーチャー感の増されたデザインが素晴らしいです。
逆三角形のジャガーとドッシリとしたメガロ、並ぶとまた対照的で面白いですね。




◼️タンノハジメさん



前回のWFで話題を呼んだデザイン画レギオンが、新たにマイクロ波シェル発射状態の展開頭部パーツを追加して再販売。



その造形の美しさもさることながら、厳かな全身の塗装とマッチした、薄く照り返された青い反射の塗装がその雰囲気を高めていました。


◼️黒龍工房さん



新作のメガギラス。
頭部は劇中から飛び出てきたかのように似ていて格好良く、そこに大鷹さんの意匠が組み込まれておりとても見応えがありました。

ポージングは劇中・デザイン画でも描かれている、尻尾を前に向けたポージング。
翼が前後4枚になっているのがデザイン画版の特徴をより濃く感じます。
やはり4枚羽の方が、立体になった時に上下の幅が出るのでより迫力が増しますね…!
トンボから進化したということを考えても、むしろこちらの4枚羽の方がしっくり来るのかもしれません。





トンボなのに龍のような頭部を持つこの怪獣。
その格好良さが余すことなく前面に出ています。





ビオランテは人だかりが凄すぎてあまりじっくりは見れず💦
この迫力の原型を造られた大鷹さん、その巨大感を演出する彩色の泥神さん、ちらりとではありますがその名作を見させて頂きました。


◼️第五惑星製作所



ジュピター大久保さん、聖なるおでんさん、ピンクモンスター松田さん方による、ニッチな需要と個性に溢れるディーラーさん。

誰が令和の世に、マタンゴ・チタノザウルス・いるかボート・バガン・熊襲神・(透明人間)が並ぶと思うでしょうか。



マタンゴは本編を見た時は衝撃の面白さでした。
キノコの化け物が怖いというよりも、島に流れ着いた男女が如何にしてキノコ人間になっていくかのストーリーでもあり、その描写が生々しくて恐ろしかったです。

続編?扱いの小説「マタンゴの逆襲」も大好きです。
映画登場キャラも出てきて、富士樹海にて増殖するマタンゴが出てきます。

そのマタンゴの不気味さとジュピターさんのディテール感が見事にマッチしている原型です!
塗装もリアルで凄みがあります。



シノビラーは早々に完売。
おでんさんのグリッドマンシリーズは大人気ですね。
サイズ感がいつも見事にシリーズ統一で揃っているのも素晴らしいです。




熊襲神とはまた凄い所を突いています(笑)
しかもとても似ている。。
昔ムック本で見た時はもっと大きい怪獣だと思って本編を見たら、等身大で闘い始めたのでビックリした記憶があります。





前に進むどころか沈みかけそうになるいるかボートだ!!
今回もニッチさに溢れていた卓でした!


◼️アトリエ八雲さん



雲斎さんも久しぶりに出展されておりました。
以前逆ゴジを買わせて頂きましたが、特徴を捉えた劇中から出てきたかのような昭和ゴジラの造形がいつも素晴らしいです。



その中で、今回はマイゴジ胸像が!
味わい深いモールドと、格好良い表情の見事な胸像になっていました。


◼️SHINZENさん



個人的に今回のWFで最大クラスの衝撃、メカキングギドラの再販検討中とのことです。
メカギドラの立体物でも歴代屈指と言われる、躍動的なポージングと生物感溢れるギドラ 。
今ちょうどメカギドラを塗っていてモチベが高い時にこのニュースは心躍らざるを得ません。





ビオゴジ海中進撃も。
実際の描写がほぼないゴジラの海中の遊泳を、見事に切り取ったかのような造形。
今にも全身を捻らせて動き出しそうなそのシルエットは、動物・古生物の見事な立体物を作り続けているSHINZENさんだからこそ出来る原型ではないでしょうか。



◼️ZO MODELSさん



まず目に入ったのは米山さん原型の巨大なイリス。
前回のWFでも横になっていたのは見ましたが、起き上がるとここまで大きいのか…と少し度肝を抜かれました。



本体の筋肉感まで伝わるような造形、流麗な触手の動き…。
見事なイリスです。発売を楽しみにしています。





そしてもう一つの衝撃、ガメラ1です。
これまでK.I.Sシリーズでガメラ3、ガメラ2と発売されてきましたが、ガメラ1は元が少しかわいらしいフォルムでもあるだけにアレンジはより効かせづらいんじゃないか、という勝手なイメージを持っておりました。

それがどうでしょう。
同シリーズのテイストと見事にマッチしたガメラ1となっているではありませんか。
少し頭が大きいところも、この雰囲気になるとトラウマガメラの面影も感じます。
それでいて怖くなるかと言われると、ガメラ1の優しい雰囲気も残ったまま。
これまであまり見たことのないガメラ1に目から鱗でした。





今までのK.I.Sガメラの中で最も予想外で予想以上の格好良さだったかもしれません。
過去に同一のご依頼者様からガメラ3・ガメラ2の依頼を頂いて塗りましたが、なんとご本人とブースの前でバッタリ出会い、「1もよろしくお願いします!」とありがたいお言葉を頂きました。
今からイメージを膨らませて楽しみに待っております。





◼️東桑さん



魅力的な平成ウルトラ怪獣をズラリと並べられた海外ディーラーさん。
劇中から出て来たようなリアリティある再現とその格好良さはお見事でございました。


ビースト・ザ・ワン ベルゼブア
この間ネクストを初めてしっかり通して見たのですが面白く、何よりザ・ワンのダークな設定と段階的な変化が不気味でとても良かったです。
最後のカラスの翼の演出は最高でしたね。。



ガタノゾーア
こちらも楽しみにしておりましたが、あまりのサイズに思わず度肝を抜かれました。
その劇中から出て来たかのような造形も素晴らしく、自分が塗ったらどうなるだろうか、などと想像しながらじっくりと眺めさせて頂きました。
このサイズで可動キットというのですから驚きです。




◼️どろみさん



どろみさんからは、ジャンボキング・マガタノオロチ・イズマエルが販売されました。
ボスラッシュです!



イズマエルの彩色は冥王円さんが担当されていました。
この複雑な形状と複数のビーストの色を見事に表現されています。




◼️すいかクラブ



ゆっちんさん卓では華麗なレインボーモスラが今回も舞いました。
僕もレインボーモスラを塗る予定があるからじっくり見よう…!と思っていたのに、何故か写真を撮るのに夢中で肝心の肉眼じっくり観察するのをし忘れてしまいました。。

本来はバトゴジも予定されていたということで、次への期待も高まります。
これだけ誰もが目を奪われる、モスラの決定版とも呼べる原型を作り続けているというのも本当に凄いです。




◼️クダフロミさん


福田さん卓では、UMA雑誌に掲載されていたモケーレ・ムベンベが登場。
先述の内容で竜脚類復元と言っていた同UMAを古代魚にて表現するという斬新な発想には本誌を読んでいて驚きました。
加えてその繊細で存在感のある造形もまた素晴らしかったです。


 
以上、ワンフェスレポート①を書かせて頂きました。
今回は東宝特撮ワンフェスもありますので、③までの内容になりそうです。。

このブログを楽しみにしてくれているという方も年々増えているので、記録としても書き続けていけるようにしたいですね…!!

それでは足早ではありますが、今回はこれにて。
 


 
 

2024年前半期に塗ったガレージキットたち

2024-06-30 12:40:00 | 日記

皆さんこんにちは、ブログではお久しぶりです。
今回は表題の通り、今年の1月から6月までの前半期で塗装した怪獣たちをまとめさせて頂きました!

是非ご覧ください!
それでは早速紹介になります。
 
■1月
 


・酒井ゆうじ造型工房 ゴジラVSキングギドラ
 
ご依頼品。
通称:巻きギドラの愛称で知られるキット。
酒井ゆうじさんのポスター系のキットをご依頼頂くのもこれで何回目かですね。
基本的に構図などが面白いものが多いので、僕自身とても楽しんで塗っています。
 
酒井さん原型のキットで他の方の作例などを見ると、オーソドックスに仕上げられたものが特に多い印象です。
原型がストレートに格好良いため、あまり色数を増やさない方がまとまって綺麗に見えるのかと思います。
 
そういったキットを自分が塗るとどうなるのか、どこまでオーソドックスなものから雰囲気を変えて格好良く、それでいて説得力のあるものに見せることができるか、そんなことを考えて塗っています。
この時の巻きギドラも、自分に気合を入れてそういうテイストで塗りました。
特に翼のシャドーや光沢感がお気に入りです。






製作中の時の画像。
古めのキットということもあり、合いが良い訳ではないので途中は結構苦戦しておりました。
「もう2度と作りたくない!😂」と言っていたぐらい(笑)。
 
そのうちまたこのキット、作ることになりそうなのが恐ろしいです…💦















・てんつく工芸 ゴジラ1962 ソフビキット
 
鮫順さんのソフビキットシリーズ。
元々、壊れにくく、軽くて手軽に買えて塗れるソフビキットが好きな僕には嬉しいシリーズです。
 
20cmという、大き過ぎず小さ過ぎない程よいサイズ感に、手原型ならではの味わい深いテクスチャがぎっしりと。
綺麗に作られたメーカー品とはまた別の、まさにソフビ製ガレージキットの魅力に溢れています。
 
このキンゴジも、そんなテクスチャを引きたたせつつ、嵌合を残す所は残す・埋める所は埋める、と割り切りながら仕上げました。
 



↑元のキットの画像。
「カルメ焼き色」というレジンのような成形色がまた味わい深いです。塗るのが惜しかったです…
 



 
■2月



・ススキガレージ スペースゴジラ
 
ご依頼品。
こちらはワンフェス2023冬にて、ススキガレージ(峠野ススキ)さんから販売されたガレージキット。
そのススキさんの展示見本を塗らせて頂きました。
 
詳細はワンフェスのブログ記事に掲載しているので割愛させて頂きます。
とにかく今では考えられないぐらい早く完成させていた記憶です。。
 
後日ススキさんとご飯行った時に、このスペゴジの彩色見本が届いて開けた際に「うわぁ…すっご」と思わず声を漏らしたというお話を聞かせてくれました!
想像以上のものに塗ってくれた、と言って頂けるとやはり嬉しいものがありますね…!
 
造形のボリュームのパワーもありますが、自分の塗りをそうやって喜んで頂けると本当に嬉しいですね!今後も頑張ります💪
 






・峠野ススキ 江戸龍神景
 
ご依頼品。
スカルプターズさま出版の「造形作品集DORAGON」に掲載された作品です。
こちらもススキさんからご指名頂き彩色しました。
ススキさんのCGデータ着色画像を基に、立体で塗るとどうなるのか考えながら塗って行きました。
僕にしては彩度を落ち着かせたというか、系統的には美術品の方が近いと思ったので、そういった雰囲気を意識しています。
 








↑元のデータ画像。
この2次元をどう3次元に落とし込んだら迫力が出るか考えました。
波をキレイな波ではなく、水墨画のような雰囲気にしたいと思い、墨を入れてみることにしました。
汚れてるんだけど汚くない、そんな塩梅を取れるように意識しています。
 
ここで大正コソコソ噂話。
この作品の「江戸龍神景」という名前、実は僕もススキさんと一緒に考えていたりします。
葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」がモチーフとなっていますが、それが描かれたのが江戸時代であることと絵画名から「江戸」と「景」。
古来、日本では龍を神と崇めていたことから「龍神」。
これらの文字を組み合わせ、「江戸龍神景」という今回の作品名が生まれました。
和の龍を感じさせる、良い名前になったんじゃないでしょうか…!
 





↑後日、東京フィギュアさんギャラリー(秋葉原)にて開催された発売記念展示会でも展示頂きました。
 
 
・T'sF'acto ゴジラVSジラ

ご依頼品。
山脇隆さまによる、FWゴジラに飛び掛かるジラの躍動感溢れるキット。
こういった名作をたびたび再販してくれるのありがたいですね。。
 
テーマとしては、「街の中で爆発に照らされながら闘う新旧ゴジラ」というイメージです。
実際に本編を見た際、FWゴジラが街を破壊し炎上させながらジラに向けて突進していくシーンから着想を得ました。
 
背ビレを熱線放射にし、ゴジラ→赤+青、ジラ→緑+黄、という色合いにすれば、原色が各所に散りばり、全体で見た時に面白いものになるかなと思いました。
 
ご依頼者さまもこの提案を面白いと快く受け入れてくださり、この塗装が実現しました。
 
 


ゴジラはまず、熱線放射として完成させそこから照り返しを加えています。
このおかげで自然な照り返しの雰囲気が出ていると思います。



口の中の発射直前の熱線は、ただ口の中が青いだけでなく、ぼんやりと光って見えるにはどうするか悩みながら塗装しました。






ジラはほぼ初めて塗る状態でしたが、劇中CGなどで分かる部分は再現し、分かりづらい所はエメゴジを参考にしています。
あくまで全体的な印象としては、エメゴジではなく、あの緑色で瞬殺された"ジラ"に近づけられたんじゃないかと思います。
(個人的にはエメゴジ好きですし、もっと激しく闘って欲しかったです!!)






 
■3月



・四畳半工房 GMKゴジラ
 
こちらは久しぶりに自分用に塗ったゴジラ。
元としては、この燃える横浜港を背に、海上にいる艦船を睨め付けて背ビレを光らせるシーンです。


作品のビジュアルとしても度々使われており、DVDジャケットなども赤い照り返しが入っていて、昔から印象の強いイメージでした。
 
ようへいさんの荒々しく美しいモールドを引き立てるには、単色ではなくこういう塗装の方が引き立てられるのではないか、その想いからこの塗りになっています。
 








明るい右半身も良いですが、左半身から見た時のぼんやり燃える雰囲気も良いです。
 





展示会の際にも足を止めてくれる方が非常に多かったです…!
なんとたまたま会場に来ていた若狭新一さんにも見て頂くことができ、お褒め頂き嬉しい限りでした。
(お写真掲載、ご本人の許可を頂いております。)
 
これからもこういう世界観というか、その作品を見ているからこそ出力できる、怪獣愛が伝わる、そんな雰囲気のものを塗って行きたいですね…!
 




■4月

 
・ススキガレージ ガメラ1999
 
ご依頼品。
数年前にススキさんより発売されたアレンジガメラです。
依頼の指定で、超全集にあるような暗めのガメラ3スーツをイメージして欲しいとのことでした。
 


実際に似た色を調色します。
基本は(面倒臭がりなので)有りものの塗料を下地にすることが多いのですが、このように必要に迫られると調色します。
 


腹甲にも体表と同じグレーをかけ、全体的に色味を統一していきました。
 


結構つや消しの質感に振りましたが、その甲斐あって上品な雰囲気もあるガメラになったんじゃないかと思います。
夜の雰囲気と、ぼんやり光るようなトラウマタイプの目が良い対比になっているんじゃないかと!








・第五惑星製作所 バガン
 
ご依頼品。
こちらは第五惑星製作所の代表のジュピター大久保さんからご依頼頂き、展示見本として製作したバガンとなります。
原型は聖なるおでんさんによる素晴らしいバガンです。
 
実は、このバガンがここ半年で1番悩んだかもしれません。。
肩の球体を全て瞳にするというのは、以前からウルトラマンタイガの邪神魔獣グリムドのイメージからぼんやりと考えていました。
 
ただ全身を塗り出した際に、やりたい要素はあるのになかなかうまくまとまらず。
"バガン"という幻の怪獣は、逆にこれ!という固定のカラーリングがないため、しっくり来ないという悩みもありました。
 
実はシンゴジラカラーのバラン、超ゴジラカラーのバラン、といった試作の果てに、デザイン画でもある黒バガンに落ち着いたのです。
 


ただ、最初から妥協してオーソドックスな色で決め打ちすることなく、試作を繰り返したからこそ「やっぱりこれが良いよね。」と確信を持てたのは大事なことでした。
実際に出来上がったバガンも、バガンらしさを感じつつ肩の瞳が異質な雰囲気を出しているかなと。
是非イベントなどでの展示の際は見て頂けると嬉しいです!
 








・イノウエアーツ ゴジラ埋没作戦
 
ご依頼品。
こちらも過去の名作キットの1つ、通称:歩きキンゴジです。
キンゴジは何度か塗っていますが、今回はキットのシーンが夜なので、少し茶色感は抑えつつ、ベースはブルー系で立ち上げながら塗っていきました。
 
結局いつもの雰囲気に落ち着いた感じはありますが、しっとりと存在感のあるキンゴジに出来たんじゃないかなと思います。
 

キンゴジの口のピンクの淡い雰囲気も、以前は大変でしたが最近はうまく出せるようになった気がします。


 
■5月

 
・エクスプラス 酒井ゆうじ造形コレクション ゴジラ1995香港上陸 ソフビキット
 
こちらは合間に塗ったデスゴジ。
いつもと違う雰囲気を出したいと思いましたが、結局いつもと近い雰囲気なような。






・本心楠改 ティラノサウルス
 
ご依頼品。
今までも恐竜を塗ることはありましたが、今回は初のご依頼ということで、心して掛かりました。
レクシィ基準の塗装ということで、ワールドシリーズの黄色みのある体色と、パークシリーズでの赤茶色みも感じる体色のハイブリッドを目指しました。
 





製作過程。
CGデータのレクシィを参考としています。
怪獣とは少し異なりますが、流麗な鱗の雰囲気をそのまま出せたのではないかと思います。
 





 
・ススキガレージ スペースゴジラ
 
ご依頼品。
基本的にはススキさんの作例を塗った時と同じものですが、肩のエネルギーラインはより光っているイメージで塗っています。
もう1回ぐらいは同じ色で塗る機会がありそうな。。
 
実は自分でも買った分があるので、いつか自由に塗りたいな〜とか考えてます。
ポスターに完全に準拠させても良いなぁ…とか。
 








・GORT スペースゴジラ
 
ご依頼品。
通常のスペゴジをベースに禍々しくというオーダーでしたので、肩のエネルギーラインなどかなり強調して塗ってみました。
スペゴジらしさもありつつ、光が煮えたぎっているようでエネルギーMAXなイメージで塗装しています。
コントラストの強いお腹の塗装もお気に入りです。




 
■6月


・ダイモス スペースゴジラ

ご依頼品。
「超ゴジラ」をイメージして欲しいというオーダーで、体表のグラデなどもご依頼頂いて組み込んでおります。
結晶の青い発光感、背ビレや頭部の蛍光感など、異質なスペゴジの雰囲気を出すことを意識しました。






・第五惑星製作所 チタノザウルス
 
ご依頼品。
ジュピター大久保さん原型のチタノザウルス。
これまでにない攻撃的なスタイルでとても格好良いです。
今回はもうストレートに、スーツの雰囲気と生物感ある塗装を目指しました。
 


製作過程。
まず斑点を1つずつ筆で乗せて行き、その後に1粒ずつクリアブラックにしてボカシています。

尻尾や背びれの皮膜も、実際のスーツにも細かく入っていた血管を描いています。
レジンの地を活かしてるので、光と透かすととてもキレイです。



こちらのチタノザウルスは、ワンフェスにて第五惑星製作所さまの作例見本として展示されます!!
東宝特撮怪獣ワンフェスにて展示予定です。
是非よろしくお願いします。




 


・工房RASEN(らせん) マガオロチ
 
らせんさんが原型を作られてる時から楽しみにしていたマガオロチ。
なかなかガレキを含めた立体化に恵まれないマガオロチが、こんな素晴らしいポージングと造形で販売されることに軽く感動致しました。
 
イベントの際には気さくに原型のこだわった部分などをお話しして下さりますます欲しくなるばかり。
らせんさんご自身の彩色見本がスーツ再現としてはベストでしたので、僕はダークめに好きなように塗ってみました。

ジャグラーによる復活シーンの際は胸の球体なども光らせているため、そのイメージで塗っています。
 






 
トゲは本来の赤→黄にするのでなく、グラデの間に白を挟むことで存在感を増しています。
久しぶりに趣味の製作だったのでこだわったマガオロチです。


以上、2024年前半期に製作したガレージキットでした。
6ヶ月で16個。1ヶ月に2〜3個は完成させている計算になります。
自分で言うのもなんですが…偉い!
平日の夜に仕事から帰ってから夜中にコツコツと製作できているのが、かなり効いていると思います。
ただその弊害もあって、3回ほど胃腸炎や風邪など体調不良を起こしてお医者さんの元へと行くことになりました…。
ちょっと生活リズムなどは見直しつつ、引き続き頑張りたいなと思います。
でもお酒は大好きなので金土日はめいっぱい飲んでカラオケ歌って発散します!
 
改めて、有り難い話ですがご依頼品が多いですね。
6月に1度製作代行の予約受付を再開しましたが、15分ほどで来年どころか再来年まで埋まるぐらいのご予約を頂き…今はまた休止とさせて頂きました。
申し訳ございません。
ありがたいことですが、ちょっと進行・スケジュール管理などが大変ですのでしっかり順序立てて製作をしていきたいと思います。
来年にある程度の完遂の目途を立て、予約を再開できれば良いなと思います。
 
現在は2023〜2024年で予約を頂いたものの9割ほどが作り終わり、半月ほど巻きながら進行できています。
ただ、この後にワンフェスでの展示品や、初めて塗るギドラ族を3連続で作ることになります。
多分ペースダウンというか逆に遅れるぐらいになるんじゃないかと。。
ただ、1人1人が僕の塗装が好きでご依頼してくれていると思うので、そこは僕も「業務」にならずに「作品」を塗る気持ちで全力で応えたいと思います。
数か月単位で遅れそうな場合はご予約頂いている方に追ってご連絡致します。
 
それとは別に、そろそろ美少女キットを作ろうかなと。
具体的にはラブライブの三船栞子さんのキットの洗浄と磨きを始めています。
怪獣を塗るのもちろん楽しいのですが、やはり別ジャンルを塗ることでまた違う一歩を踏み出せるかなと…!なんて大袈裟なものではないですが、単純にできるようになりたいよね、という話です。
このあとのワンフェスで控えている高松燈さんのキットを塗る練習にもしたいのです。
(そもそも販売はあるのだろうかあれ)

仕事で筋肉モリモリマッチョなフィギュアなどは実は結構塗ったりしているので、持ってる技術的には出来るかな〜なんてボンヤリと考えていますが、その出力の仕方がきっと難しいんだろうなと。。
後は目を描くのは完全に未知の道のりになります。(トウカイテイオー)
 
まあちょっと挑戦してますので、もしTwitterに投稿してたら温かく見守ってください。
そんな製作もしようと思うので、もしかしたら依頼消化がスケジュール通りに行かない可能性もあります。何卒ご容赦ください。
 
と、今後の流れはこんな感じになります。
 
引き続き、個人としても会社の方でも、色々と頑張っていきたいと思います。

怪獣好きによるワンフェス2024冬レポート 後編

2024-03-13 08:00:00 | 日記
 

前回のワンフェス2024分レポート前半に続き、後半のご紹介です。

ご挨拶する卓が多くて前後編が当たり前になってしまいました…(笑)
 
当日は買い物して現地から発送、その後はカメラとMAPを片手に会場を駆けずり回っております。
 
それでは早速のご紹介です。
 
◼️JOKU PRODUCTION



今回初参加?の海外ディーラーさん。
原型師さんのアレンジがとても格好良く、事前から気になっておりました。
 
今回はデストロイアを買わせて頂きました!
 
大きく翼を振り上げた全体のシルエットが美しく、また頭部の角を少し後ろにしたアレンジも悪魔的で、海外の方ならではの解釈にも感じられとても格好良いです。
 
原型師様にもご挨拶させて頂きましたが、とても良い方で、頑張って完成させてお見せしたいですね!🙏







スペースゴジラもこの結晶を全てクリアレジンで複製してるの凄いですね。。







 
◼️米印玩具


会場にて思わず目を引いたバキシム。
そのサイズもさることながら、塗装もまたその巨大感を感じさせる素晴らしい物でした。
まさに闘いで汚れたスーツそのもののような雰囲気…!
じっくり見させて頂きました。



◼️田中ミュージアム工房


今回のGミュージアムさんの目当てはなんと言っても白亜紀ギドラ!
 
飛行ギドラの方を買わせて頂きました。
 
地面からモスラに噛み付きに行き、避けられている方とどちらかが良いかかなり悩みました。。😂
 
作った時の飾りやすさやベースの見栄えなどを考えると地面の方なのですが、飛んでる方がギドラが格好良く見えて。。
売り切れないかドキドキしながらしばらく見比べて悩んでおりました(笑)
 
たまらず、「どっちの方がギドラ格好良いですかね…?」とお聞きすると、「よく見えるのはやっぱり飛んでる方かなと…!」とお返事頂いたので、飛びギドラに決定となりました。
 
(燃えてるモスラを塗るのも楽しそうだからという理由もあります!!)





あまりにも高さのあった飛行白亜紀ギドラ。
これは軸なども自分が作る時どうしたら良いか考えないと。。



以前より、Gミュージアムさんと白亜紀ギドラの相性は良いと思ってたので、こんな夢のようなキットが出たので嬉しいですね…!



このギドラの攻撃避けるモスラも素晴らしい。。
飾りやすさや作品としての見やすさはこちらの方も良いですよね。甲乙つけ難いです。




その他、新作槍ギャオスなどズラリと作例が。。
この生産と陳列を全部お一人で。。
おかげさまでいつも楽しませて頂いております🙏お疲れ様でした。
 
 
◼️マー工房
 


マー工房さんからはなんとデフォルメでなくリアル等身のギドゴジが登場!
 
上空のメカギドラを迎え撃つように咆哮するその様はどっしりとした体躯、モールドと格好良かったです。
 
今回は造形の良さが伝わるウォッシング塗装でしたが、マガイブツさんの作例も是非拝見したいですね😊






◼️四畳半工房

 
今回も、もちろん機龍ゴジラを買わせて頂きました。
ようへいさんの製作記、あのモールドの作り込みを見ていたら買わない訳には参りません。
個人的には今までの機龍ゴジラ関係の立体物で1番好きなんじゃないでしょうか。。


なかよしさんによるオーソドックスな作例も格好良いです。
これがあるからこそ、僕はやりたい放題に塗れるというものです!
また面白い系で塗りたいですね。
ミレゴジ・GMKの時とは違ってまだ思いついてないので、のんびり考えていきたいと思います。
ベルグ抜きだから処理も楽ですぐに塗り出せるのもありがたいです🙏
 
ちなみにこれは最近完成させた四畳半工房さんのGMKゴジラです。










彩色イメージはよく見るこのビジュアルです↓



◼️黒龍工房
 
撮影している際に泥神さんにお声がけ頂いてあれこれとお話していたので、3枚しか撮影できませんでした(笑)
ビオランテ、まさに動く山と呼べるような異次元の迫力でした。
 
遠目から見ても「あぁあれか…(笑)」と察してしまうような存在感。
もちろん大きいだけでなく、劇中の名場面でもある突進シーンが切り取られたかのような繊細で躍動感あるポージングも大変素晴らしかったです。
 
ゴジラストアさんとのコラボ企画のGMKゴジラキットも、作りやすく手に取りやすいものでとても良かったので、あのシリーズも続報期待しております…!
今後も大鷹さんの大きくても小さくても迫力満点の造形、楽しみにしております。



◼️酒井ゆうじ造型工房



酒井さんからは1番くじ-1.0ゴジラのレジン版が登場。
やはりそのシルエットの美しさ、全身の完成度は見惚れるものがありますね。
最近はかつての名キットも定期的に再販してくれるのも嬉しいポイントです…!



◼️TOMさん
 
今回初参加のTOMさん。
WF直前に入院されていてとても心配しておりました…!
デストロイア、やはり生で見ると随所にこだわりのテクスチャや爪造形などが追加されてて素晴らしかったです。
もっと早く買いに行くべきだったと少し後悔。。










TOMさん自身とても気さくな方で、デストロイアを色々な角度で見せてくださったり、アレンジ部分の説明や、キットのサンプルの分割など…沢山お話ししてくださりました!
 
とても楽しいひとときでした🙏
 
さらに…今度発売も検討しているというイリスの頭部に関しても、「是非ご意見を聞かせてください!」と…。
僕もマニアなりにちょこちょこと気になる点(もちろんこのままでも大変素晴らしいです!)などをお話しさせて頂きました…!
 
是非次回も楽しみにしております😊
 
 
 
イリスの頭側を外して単眼まで見せて頂きました…!
ご親切にありがとうございました!
 
 
一応、以上が一般ディーラーさんの怪獣関係のご紹介となります。
全員回るぞ!と息巻いていたのに、またも、時間が足りずMAPの見落としなどもあり回り切れませんでした。。ご挨拶出来なかった方にはまた次の機会にご挨拶させて頂きます。

企業もほとんど見れませんでしたし、ワンフェスは1日じゃ到底回り切れなくなりつつありますね。。
 
続いて、企業側をちょこっとご紹介させて頂きます。
個人ディーラーさんを回るのに忙しくて、奥の海洋堂さんとか全然回り切れませんでした💦

◼️少年リック

年々ブースが大きくなっていっている気がします。
物量などが桁違いですね…マイナスワンにバガンなど、特撮はただでさえ大きくて迫力があるのに、さらに度肝を抜く新商品が多かったですね!

大変見応えがありました。イベントの際にソフビキットを定期的に出してくれるのも嬉しいポイントです。








 
◼️CCPJAPAN


こちらは、現在自分が普段のお仕事をさせて頂いてるCCPJAPANのブース。
関わっている商品をそれぞれご紹介させて頂きます。


まず数量限定品として販売された「ガメラ1999 バニシング・フィスト 爆熱塗装ver.」。

劇中シーンを参考に、燃え上がる右手の爆炎に照らされたガメラを彩色しました。
霞目ガメラと同じくほぼ全て自分で塗っています…!

パッケージはイラストレーターで、特撮イベントなどの主催も行なっている八重樫紀史さんにお願いして描いて頂きました。


幻の究極造形 CCPJAPAN×峠野ススキ 巨大レギオン 

企画・原型監修・デコマスを担当した巨大レギオン。
ススキさんにお願いしてポスターの構図を意識したレギオンを製作して頂きました。
生で見ると本当に造形の密度と迫力が凄過ぎて、まるで要塞のようです。

今回のワンフェスでも、実際に見て「凄い!」と言って頂ける方が非常に多かったですね。




ミドルサイズシリーズ ガメラ1995・ガメラ1999

こちらも企画・原型監修・デコマスなど担当させて頂いているミドルサイズの新シリーズです。
これまでゴジラで展開していたシリーズで、ついにガメラが登場です。
原型は二郎工房さんにお願いしています。
 
レトロソフビだけど、少しディテールにも凝ってて格好良くて、でもきちんとデフォルメでかわいいソフビ。
顔や甲羅の造形は、ソフビ分割を考慮しながら可能な限り劇中の印象に近いものにして頂きました。
特に顔はこだわっています。
もう少し先にはなりますが発売が楽しみです。
 





1/6特撮シリーズ 一角超獣バキシム
 
こちらも企画から携わっています、30cmサイズのバキシムです。

原型は商業原型で活躍されている、みよしノルさんにお願いしています。
(あまりお名前を前面的に出している機会は少ないですが、お話を聞くと「あれそれも!?」と実はかなりの一般的なフィギュアな原型を担当されています。)

エースに向けて火炎を放つポージングを元にした、非常に横からのS字バランスが美しいバキシムとなっています。
こちらもソフビ化に向けて鋭意開発中です。
 







・CCPJAPAN×Yoshi.Project エヴァンゲリオン弐号機
 
こちらは大人気の造形作家Yoshi.さんと一緒に展開させて頂いているエヴァスタチューシリーズの弐号機。
量産機と激しく切り結ぶ弐号機を立体化しています。
基本的に静のポージングが多いYoshi.さんですので、こういった動のポージングは新鮮で凄く魅力的に感じます!

個人的に、漫画の貞本エヴァが自分のベースなので「Air/まごころを君に」が1番好きだったりします。
Yoshi.さんの造形を換装パーツとともにお手軽に手元で楽しめるシリーズとなっています。

 
以上、会社で関わっている製品などをご紹介させて頂きました。

引き続きこちらの方でも色々と頑張らせて頂きます。
 
そして、ここからは怪獣以外で気になったディーラー様をご紹介させて頂きます!
完全に趣味です。
 
◼️イササさん
 

よくお使いで伺うイササさん。
カプセルトイでご活躍されている印象も強いですね…!
伺った際には男女問わずに列が出来ており、その独自の感性から生み出される美麗な作品は納得と呼べるものだらけです。
クリアとライティングを活かした展示も多くとても見応えがありました。



◼️Ogyharaさん






このスピノで知った原型師さん。
バランスの美しい恐竜、そして美しい彩色見本が魅力的です。




このシチパチの台座、お話を聞くとつるりとした平面を地面のように塗られているとのことでした。
…え、凄い!!

筆描きによる羽毛の彩色もふんわり感や毛の質感など非常に綺麗です。
じっくり見させて頂きました!僕もいつかやってみたいです。




ogyharaさんのお隣のブースのディロフォサウルス胸像。こちらもとても素敵でした。
恐竜の胸像、存在感あって良いですね。いつか塗ってみたいなあ…。

◼️パインヴィレッジさん



ひらぽこさんからよくお話しをお聞きしていました。
お手頃なサイズ感に、このかわいらしさとテクスチャ表現の見事な原型。
ディメトロドン購入させて頂きました!格好良く塗りたいです🙏








◼️グワンジさん


ワンフェスの度に毎回見に行っています。
昔の復元画や彫刻風の恐竜の立体化など、見事なものばかりです。
アロサウルスの胸像、トサカがちょうど良いバランスで、個人的にとても好きな顔をしています。
今回は伺った際にお話されておりご挨拶できませんでしたが、次回は是非!


 
◼️日本サメ映画学会


昔から付き合いのある草加さんが、このヤバめな団体にて原型から複製までやってサメフィギュアを売っています(笑)。
お互いに変な方向に振り切れて行ってますねえ、と久しぶりにお話しできました!
 
見ていて、たしかこれはフランケンジョーズだったかな…?と答え合わせ。
ワニとか熊ばかりで、あんまりサメ映画見れてないのでちゃんと学ばなきゃですね!


◼️いよべいさん


さすが人だかりが多く、軽く撮影しただけで今回はご挨拶できませんでした😂
いつも拝見している作品たちが密度高くズラリと並んでおり、大変見応えがあります。
ドラゴン胸像完成させないと…!


 
■秋山雲さん

 
海外の恐竜を製作される方。
生物感に溢れた造形、いつも楽しみに見させて頂いております。
美麗な恐竜たちの数々…スピノ・アロ系が好きなので、皮膚感あふれる原型を眺めて幸せな気持ちになっておりました。





その他、今回の北斗特集もぶらりと。
次は東宝怪獣ワンフェスということでどういう展示になるか、そちらも、楽しみですね。








最後に、全然関係ないですけどラブライブ関連です。
特撮がお仕事というよりも、食事などと同じく良い意味で日常にあって当たり前というか、生活必要不可欠なものになりつつあり…。
その影響か最近はラブライブ・アイマス・バンドリなどが心の癒やしになりつつあります(笑)
 
今回はその中でも大好きな三船栞子さんのガレージキットを3点ほど購入しました😊

美少女キットも前からずっと作りたいと思っていますし、パーツ単位では塗れるスキルは持っているはずなので、そろそろ面と向かって挑みたいと思います。
今年中にどれか作ります(鋼の意志)。
 
■いい日通り


実は今回がラスト販売だったとのこと…!ラスト1を買わせて頂きました。
 
彩色見本が破損してしまっており展示されておりませんでしたが、お話ししていたらなんと奥から出して見せてくれました。
超見たかったのでありがたかったです…!
 
栞子の塗装やキャラの話など沢山出来てとても嬉しかったです。
なかなか怪獣で忙しい中ではありますが、是非塗りたいと思います😊
 
■アスパラベーコン


「GO our way!」衣装の栞子キットが出るとは思わず、いの一番に駆けつけてしまいました。
ラストのキメポーズ造形で、表情がとても良いですね…!
こちらも是非かわいく塗装したいです。





◼️plum


plumさんからは、ぽむのデコマス展示がされていました。
中須かすみさんを買っているので欲しいけど、どのバージョンを買おうかなあと悩んでいましたが…。
このワンフェス会場で見たぷっくり顔が歩夢らしくてめちゃ良かったのでこれに決めました!
予約したので届くのが楽しみです。





以上、最後は思いっきり怪獣から脱線しましたが、個人のブログなので良しとしましょう。(してくださいw)
 
今回はススキさんの作例見本製作に始まり、会社での準備もあり、当日までずっとバタバタな日々を過ごしていました。
当日は体力の続く限り回りましたが、如何せん時間が足りず最後はかなり駆け足になり、ごそっと行けてないエリアなども出てしまいました…。
忙しくて、けれどもいつも通り最高に楽しい時間でした。(お財布はスッカラカンになりましたが…😂)
 
さて、次回も恐らくこの分だとバタバタだなぁ…と事前から悟って遠い目をしています(笑)。
すでに個人の方で展示見本のお話も何件か頂いておりますし、会社の方でもかなり色々と進めさせて頂いておりますので、気合いを入れて頑張っていきたいですね!
半年に一度のお祭りですので頑張りどころと自分で割り切っている部分もあります。

…ちなみにそろそろ積みキットが残りの人生かけても崩し切れるか分からないレベルのものになってきたので、次からは買う量を本格的に減らしていきたいと考えています。(ホントかなあ?)(ホントだよ!)
 
毎度レビューを書くのが息切れしていますが、楽しんでくれる方がいる限りは頑張って続けたいですね。

個人的にはそろそろ展示会参加もひと段落し、昨年から忙しかった仕事の方も一応落ち着いてきそうな気配なので、製作代行の方に本腰入れて時間をあてて進められるようになりそうです。

最近あんまり作れてなかったからいっぱい作るぞー!

それではまた。