さるタジラのブログ

怪獣の写真とかを上げていく予定…。

Gミュージアム イリス邪神進撃 製作記

2021-02-05 10:22:00 | 日記

ブログではお久しぶりです。さるタジラです。

別で書いてるイリス図鑑②も順調に進んでいますので、そのうち載せれるかなとも思います。

最近はイリスのことばっかしていて、「一時期はビオランテやデストロイアの人ってイメージだったけど、またイリスの人に戻った」と言われてます。
まあ、依頼品もある程度終わり、自分の方に集中出来る様になって、ここぞとばかりにやりまくっております。

一応ガレージキットの製作依頼も継続してお受けしてますので、遠慮なくご相談下さい🤲

さて、今回はそんなイリス好きが1ヶ月を丸々使って製作した、Gミュージアムこと田中ミュージアム工房様のイリス邪神進撃の紹介となります。










これが今回僕が完成させたジオラマとなります。
その製作過程を、載せていきたいと思います。



まずはWF2020冬での画像を。









今から思うと、御本人の完成見本が見られたのはこれが最後の機会だったのでしょうか。

月をバックに、腕を十字クロスさせ、まるで戦闘機を追い回している時のシーンのような展示でした。

背景がめちゃくちゃ格好良いです。

その圧巻の存在感で、ゴチャゴチャした会場の中でも、歩いていた人も足を止め、思わず見入っているようでした。

毎回、WFでの展示が格好良いと評判のディーラーさんです。
残念ながら、この時はダイパス200番台で駆けつけましたが買えず…
飛行イリスほどの争奪戦にはならないだろうと自分も予想していただけに、このディーラーさんの人気を改めて感じた品となりました。



そして、それから半年後のトレフェスオンライン1にて、ありがたいことに再販して頂くことになりました。

そのトレフェスオンラインですが…


開始しても、アクセスが多過ぎるのかなかなか繋がりません…



ページもバグってうまくいかず、それでもなんとかたどり着き、購入することが出来ました。

その後も紆余曲折ありましたが、結局この時買えたものは、そのまま手元に来ることに。

さらに、後日の仕切り直しの日にも、ディーラー様が購入制限を解除しましたので、せっかくなのでともう1個追加で購入しました。

こうして晴れて、念願のキットを2つゲットすることが出来たのでした。ぱちぱち。

(もう1個ぐらい欲しいなあ…)


そしてそれからしばらくして…



キットが到着しました。手前のは放課後リボル部さんのイリスで、現在製作中です。



パーツチェックを兼ねて眺めます。
実は自分はこのパーツチェックが苦手?というか、あまりやりたがらないタイプでして…。
綺麗に箱に戻せすらか分からないから開けたくないとか、作るまで開ける気が起きないとかいう困った人間なのです。



説明書。
飛行イリスに続き、格好良い説明書です。表紙に関しては、ほとんど博物館の展示パネルみたいです。
飛行イリスみたいに、額に入れて完成品に並べても良いかもしれません。



触手の繋ぎ方。左上に先端までの電飾の仕方もありますね。
「そんな高度なこと出来るわけないやろがい!!」と思いながら読んでいましたw
ブログを読むと御本人は実際に作例でやっていたみたいですね…凄いです。

さて、そんなこんなでキットが手元に来ましたが、どんな風に作ろうか。
せっかくだから凄いものを作りたいなあと思い…

実は、WFで現物を見た時からやりたいなと思っていたことがありました。

それが、このシーンです。



イリスの京都降臨シーン。
手前に東寺の五重塔が見え、奥の住宅地にイリスが舞い降りる。
風景の中に怪獣がいるような、引きのアングルが好きな自分にとっては、最高のシーンでした。
後はまあ…(京都駅よりは楽そう)だなとw

いつか作ってみたいですね…京都駅。



さて、このシーンを再現するとして、大変なのはどうジオラマ台座として落とし込むかです。

明度を上げてよく見ると、手前に道路、塀、木、五重塔という順に並んでいます。
しかし、このアングルが現実とどこまで一致しているのかが分かりません。

東寺の見取り図です。恐らく、南大門のあたりから東寺駅を見た方角のアングルなのでしょう。



なので、行ってきました。

そう、このジオラマのために、埼玉(東京)からはるばる京都までです。



五重塔、大きいですねー。これが54m、イリスが99mなので、ジオコレの五重塔とそこそこ合うことが分かります。



そして、五重塔の横を歩いて行くと…



そう!!このアングルです!!本編と同じ角度になりました。
※なお、実際の本編の撮影では、塀の部分は東寺とは全く別の寺で行われ、そこに五重塔を合成していますが、今回は東寺ベースとすることにします。
まあ、ジオラマとして格好良ければヨシ!!



イリスが降りる住宅街も見ます。本当はもっと奥に降りるんですが、台座にする都合上、手前に来てもらいます。
この時彼女と一緒に関西旅行してたんですが、東寺周辺をうろうろして写真撮るだけのオタクにちゃんとついて来てくれてました。
ええ子や
ちゃんとお守り買って帰りました。



家に戻ってから、道路の資料が全然ないことに気づき、Googleマップ先生の出番です。



なんとかビューを使うと車線数や道路脇の様子まで見ることができます。うーん、文明の利器!

さて、資料も集まったことですし、製作開始といきましょう!!



まずは台座の準備を。
ジオコレシリーズのベースがサイズ的に良いので、それを使います。
イリスをどこに置くか、寺をどう処理するか、ベースを横に使うか、縦に使うか、配置はかなり迷いました。
最終的に、道路を斜めに横断させることにすれば、絵的に面白く出来るかなと思い、その方向で行くことに。



同時にイリスのパーツも洗浄しておきます。
いつも通りレジンクリーナーで落とした後、鍋で煮込みます。

沸き上がるレジン臭。臭いと怒る親。いつもの光景です。



ベースに道路の白線を引き、ペーパークラフトの塀を組み立てます。
寺の部分には薄い発泡スチロールを敷いた後に土を撒き、薄めたボンドで固めます。
初めてのジオラマで四苦八苦です。



さあ、道路が片面出来ました。マスキングして塗りましたが、なかなか綺麗に平行な線にならず、難しかったです。
道路の脇には街路樹を立てるとそれっぽくなりました。



次に、寺に木を植えます。台座までピンバイスで貫通させ、そこに突き刺しながら固定するという感じです。
こちらも薄めたボンドで固めていきます。
使う木の素材によって結構見た感触が変わるので、さらにパウダーなのを上に接着し、統一させました。



ボンドが乾いて色がなじみ、水路や柵も出来上がりました。
道路はドライブラシで少し汚し気味に。これでひとまず寺側が出来たので、ジオラマは止めます。



さて、ジオラマの街を作るには、イリスを組み上げて大まかな位置を決めなければいけません。
まずはイリスの軸打ち・仮組みです。



ドライヤーで熱しながら触手を変形させます。
それぞれが干渉しないように、ジオラマからも大きくはみ出さないように、絵的に面白くなるように、考えながら組み立てていきます。



着地後の反動で触手がうねりまくっているようにしたいので、右の触手には大きく弧を描いてもらうことにしました。
非常に触手の長いキットなので、とても作りがいがあります。



イリス頭部。顔回りが以前の頭部よりもディテールアップされており、さらに格好良くなっています。





肩。こちらの棘も、以前のキットよりも遥かに巨大になっています。格好良い。



触手の先端も組んでいきます。今回は、2つを開かせ、もう2つはデフォのこの状態にします。



大まかに体の下地を塗り分け、先に発光体の塗装です。
今回は、京都降臨の夜のシーンをイメージし、青色ではなく緑色にしています。
クリアパーツにクリア塗料なので、なかなか色が乗りづらいですが、根気よく。



腹の下側もしっかり光るか確認です。





同時に、各部の塗装も進めていきます。普段は組んでから塗ることが多いですが、流石に今回はパーツからです。



頭部をつけ、各部の電飾も仕込みました。これで胴体はほぼほぼOKです。





イリスも目処が立ったので、もう一度台座製作です。
今度はイリスの足元の、壊れた家屋を作っていきます。
ジオコレの家を実際にペンチで破壊し、スチロールを家の中に敷き、ぐさぐさと大雑把に削るとそれらしくなりました。
このあとさらに、エナメル塗料や水性塗料で汚したりし、瓦礫を散りばめていきました。



家の面影がほとんどなくなったものも…。







この佃煮の看板は何かというと…



降臨したイリスの手前にあるお店です。せっかくなのでジオラマにも置くことにします。
このサイズで綺麗に字描くのむずいです…



家を並べ、余ったパーツを破壊した瓦礫を散りばめました。良い感じに踏み壊された雰囲気が出てきました。
このイリスは二本足では自立しないので、背中の固定用の板を、ジオラマにネジ止めします。



背板に刺した真鍮線でイリスを固定します。
さらに電飾のコードはこの板につたらせ、前から撮影した時に写りにくいようにします。


ようやく立ったイリス。
これで足元の正しい位置が分かり、さらに瓦礫を盛ることが出来ます。



イリスに踏み潰された瓦礫が、道路に溢れていくように置いていきます。



車も、瓦礫で動けなくなったり、横転したり。
かわいそうな目に遭ってもらいます。
幼女がかわいそうな目にあう同人誌大好きなので楽しいです。



さらに、逃げる人も置いていきます。
元々はランニングする人のミニチュアなんですが、あまりにもジャージや短パン姿ばかりなので、服をリペイントしたりして街中にいるような感じにしました。



歩道を逃げる人々。実は瓦礫の中にも、電柱に挟まって動けない人や、潰されてる人もいたりします。



触手をつけ、ほとんど完成です。







各アングルから眺め、最終チェックを行います。
今回は雨のシーンということもあり、イリスが生物的ということもあり、艶出しのトップコートで仕上げています。



こうして、Gミュージアム イリス 邪神進撃 は完成致しました。

最高に格好良いイリスを、最高の空間に置きたい。
そんな思いから、なんとか完成まで漕ぎつける事ができました。
本当に再販して下さったGミュさんや、その場を設けてくれたトレフェスさんに感謝です。
また、当時の山田卓司さんの五重塔とガメラのジオラマが載っているホビージャパンを教えてくれたtakkulaさんもスペシャルサンクスです。
とても参考になりました。

それでは、完成写真をどうぞ。






今回、イリスのスピアは飛行形態ではないので短めに処理しております。
これはこれで格好良いですね。



前まではイリス腹部は黒で塗ることが多かったのですが(多くのフィギュアがそうであるため)、特撮のDNAで見たスーツは、モールドのトップにシルバーが乗っているため、最近はそれを参考に塗っています。











イリスの実際の触手は、ここまで黄色いグラデはかかっていないのですが、模型映えを意識していつも強めにしています。


























↓ここからは、夜のシーンをイメージして撮影した写真です。





劇中と同じような画角を目指して撮った写真です。
さすがにイリスが大きいですね💦









これでカメラの前で霧吹きしたら雨の感じ出たかも…。



















如何でしたでしょうか。
格好良い!と思ってもらえるような作品になっていれば幸いです。

製作に丸々1ヶ月ぐらいを費やしましたが、その甲斐あった物になってくれました。
個人的には触手のうねらせ方が正解だったなあと思ってます。

ジオラマも、ホビージャパンに載るような方々のを見ながら作ったので、ああいうのには見劣りしますが、それなりに作れたのではないかと思います。

まだもう1体もいますので、どう作ろうかワクワクしています。
やはり今度は腕クロスをやりたいですね…
他にもいくつかイリスを貯めているのでやらないと。作るキットが多くて嬉しい悲鳴をあげています。



最後に、自分が以前製作したGミュージアム イリス邪神降臨 です。
今も部屋の壁にいます。



この時はまだ筆塗りだけでしたので、かなりの粗がありますが…今の自分と比較して、成長したなあと思ってもらえれば…と思います。















これからも塗装スキルの成長を続けていきたいですね!!
周りの人達に恵まれているので、しっかり環境を活かしていきたいです。


それでは、今回はこの辺りで終了とさせて頂きます。

読んでくださりありがとうございました!








イリス フィギュア図鑑 ①

2021-02-01 22:43:00 | 日記

 

えーどうもブログ書くのはすっかり久しぶりなさるタジラです。
 
いやあブログって長続きしませんねwなかなか更新が続きません。
特に最近はイベントもなく、レビューすることもあまりなく…。
 
まあそれはそうと、今回は「イリス フィギュア図鑑①」と銘打って書いていきたいと思います。
 
図鑑といっても、ブログにまとめていくだけなんですが。
 
今まで、ゴジラに関してはパオパオさんのGKデータベースとかがありましたが(めちゃくちゃ重宝させて頂いてます)、ガメラに関してはほとんどなかったんですよね…。
 
おかげでイリスのフィギュアを集め始めても、知らなかった物ばかり。
今ではそこそこ集めた方ですが、集め始めた頃は本当に大変でした。
なので、イリスだけでも立体物をまとめてみようと。
当時の雑誌の広告なども、出来る限り入れてありますので、当時の雰囲気を感じて楽しんで頂ければと思います。
 
これからイリスを集める人のために(そんな人いるのか?)、またイリスのグッズをちょいと見たいという人のために、「イリス フィギュア図鑑」を作ってみます。
少しでもお役に立ち、ああイリスのフィギュアってこんなにあるんだな、と思って頂ければ幸いです。

ブログの文字数の関係で一度でまとめ切れないため、一般版権メーカー→ガレージキット→未所持の物まで、①②③という続けていきたいと思います。

まず、投稿するラインナップとなります。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 
イリス フィギュア図鑑 目次 

()内は発売元・原型師
 
一般版権メーカー商品
 
海洋堂
・マケットレプリカモデル(海洋堂:品田冬樹)
・モンスターズアクションフィギュア(海洋堂:松村しのぶ)
・モンスターズアクションフィギュア ハイパーホビー誌上限定版(同上)
・マスコットキーチェーン「ガメラSFXスタジオ」限定版(海洋堂:寒河江弘)
・マスコットホルダー「ガメラ展限定版」(同上)
・SFXスタジオ限定ミニフィギュア・綾奈&イリス幼体(海洋堂:寒河江弘)
 
イワクラ・CAST
・特撮大百科 幼体(イワクラ)
・特撮大百科 幼体・クリア版(イワクラ)
・特撮大百科 獣化体(CAST)
・特撮大百科3特典フィギュア(イワクラ:アトリエG1 奥田茂樹)
・特撮大百科mini(イワクラ)
・特撮大百科miniばりから 「ガメラ返り血ver」(イワクラ)
 
バンダイ
・SFムービーセレクション(コナミ)
・SFムービーセレクション 誕生40周年記念版(コナミ)
・ハイパーガメラ(バンダイ)
・ハイパーガメラ プロモーション用関係者非売品
・大映怪獣シリーズ(バンダイ)
・HGシリーズ(バンダイ)
・HGシリーズ・LD限定クリア版
・ガメラソフビコレクション(バンダイ)
 
エクスプラス
・平成大怪獣シリーズEX(エクスプラス)
・平成大怪獣シリーズ 幼体(エクスプラス)
・大怪獣シリーズ 大映特撮編 通常版(エクスプラス:元貴)
・大怪獣シリーズ 大映特撮編 リック限定版(同上)
 
・ハイグレードフィギュア(ロケットプロ)
・ガメラキーホルダー(ロケットプロ)
・PVCモデルキットシリーズ(ツクダホビー:ハウンテッド)
・ガメラホルダーチョコ(フルタ製菓:寒河江弘)
・特撮シリーズフィギュア2 大怪獣ガメラ・ガメラ3(フルタ製菓)
・CUBEシリーズ(シカルナ工房)
・CUBEシリーズ 京都決戦カラーver(シカルナ工房)

 
当日版権商品
・イリス邪神降臨(田中ミュージアム工房:Keita)
・イリス邪神進撃(同上)
・イリスEX(アウトローファクトリー)
・イリス亜成体(クラフトウオ)
・ガメラVSイリス(栗屋)
・おみやげG3台座(イマージュ:たまお)
フルアクション邪神イリス(放課後リボル部:菊池ひろたか)
 ・・イリスヘッド(造型工房キトラ:岡健之)
 
勾玉・小物
・G3撮影用勾玉・懸賞品(ガメラ造形部)
・特撮大百科 イリス勾玉(イワクラ)
・特撮大百科 イリス勾玉クリア版(イワクラ)
・特撮大百科 イリス勾玉 邪神感応ver(イワクラ)
・まがたまペンダント
・特撮大百科くじ イリス卵(CAST)
・特撮大百科くじ イリス卵・孵化ver(CAST)
 
未所持
・飛行イリス(2代目怪獣マニア)
・デフォルメイリス(ゆーじ調)
・特撮大百科くじ 八代の沢鳥居(CAST)
・勾玉レプリカ(CCP)
ディフォラマ ガメラVSイリス(tvc-15) 
・イリスレプリカヘッド(海洋堂)
・特撮大百科mini ばりから ゴールド版(イワクラ)
・イリス繭 フライングガメラ付属(アルファ:竹谷隆之)

未発売
・飛行イリス(造形工房パオ)
・リボルテックイリス(海洋堂)


2021年発売
・超激造イリス(アートスピリッツ)
・ムービーモンスター イリス(バンダイ)
・デフォリアル イリス幼体(エクスプラス)

 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


というラインナップになります。
イリスの立体物って、こんなに多いんだ!と思って頂ければ…。
未所持の物もこれから入手出来れば、詳しく書いていきたいと思います。
また自分でも新しく発見しましたら、追加していきます。

なお、今回は文字数の都合もあり、エクスプラスのイリス幼体までの紹介となります。

それでは「イリス フィギュア図鑑①」、どうぞ楽しんで頂ければ!
 
 
 
 
 
一般版権メーカー商品
 
 
海洋堂
 
・マケットレプリカモデル(海洋堂:品田冬樹)
 
まず紹介するのはこちら。海洋堂から映画公開時に発売されたイリスのマケットレプリカモデル。
未だにイリスの立体物の頂点に君臨します。
イリスのスーツを製作した品田さんが、スーツを作る前の検討用として製作した雛形(マケット)、それをコールドキャストで完全に複製したのがこのレプリカとなります。
そのため、腕の形状や、テンタクランサーの発光体や頭部の単眼が造形されてないなど、一部スーツとは異なる部分があります。
しかし、その上半身のボリューム感や全体のバランスは、かなりスーツのフォルムに近いものであり、未だに最もスーツのプロポーションに近い立体物であると言えるでしょう。
さらにその塗装も、腹部の発光体のグラデーションや、肩のグラデーションなど、量産品とは思えないほどの重塗装が施されています。
台座までもがコールドキャストで出来ており、組み上げるとずっしりと重いです。破損が怖いですね💦
全高は35㎝ほどですが、とてもそれぐらいとは思えないくらいの迫力のある商品です。
当時は300体限定で定価45000円で販売されていたようです。
数年前までは中古相場も同じぐらいだったのですが(自分自身4万円ほどで2018年頃に購入)、ここ数年で急激に相場が上がり、今では同じ値段では絶対買えないぐらいまで高騰するようになりましたね…イリス需要を象徴する様な高騰具合です。
 
 














 


↓当時の雑誌での広告









 
・モンスターズアクションフィギュア(海洋堂/レッズ:松村しのぶ)
 
こちらも映画公開当時に海洋堂から定価2980円で販売されていた商品です。
アクションフィギュアということで、4本の触手にはベンダブル(針金内蔵)が使用されており、グネグネと動きます。
さらに、胴体と触手の先端、単眼にはクリア素材を使用という豪華仕様!
・・・なのですが、正直腹部に関しては、光に透かさないとクリアグリーンなのが分からないレベルです。
発光体の周囲を黒で塗装してしまってるので、暗いんですよね💦デスゴジのおもちゃでもたまにある気がします。
正直これなら普通に塗装した方がフィギュア映えしたのでは…。
造形に関しては、頭部が少し短くなり、足が長くなっている印象です。
 
とにかく触手がグネグネ動かせるのが素晴らしい!!未だにイリスの立体物の中では上位に来るフィギュアです!!
 
 
 
↑ブリスターの裏面。とにかくごちゃごちゃ文字が書いてあるのが格好いい!!
 
 
↓可動改造・リペイントを行った個体。発光体を塗るだけでかなり印象が変わる。
 
 
↓リペイントを行った個体。 実際に京都駅に持って行き、撮影した。
 
 
↓内部にライトを仕込み、光るようにした個体。
 
 
↓モンアツG3に合わせ、腕の可動の延長や、スピアーの延長をした個体。サイズが近いので、モンアツイリスの代わりとして遊ぶこともできる。





↓当時の雑誌での広告。あちこちで宣伝されており、気合の入れ具合が感じられる。













 
・モンスターズアクションフィギュア ハイパーホビー誌上限定版(海洋堂/レッズ:松村しのぶ)
 
上記の海洋堂イリスと同じ型を使用し、蓄光素材で販売した商品。
ピンク蓄光の本体は、通常版よりもモールドが見やすい印象です。
触手の先端までしっかり光ります。
通常版の方が人気でこっちの方が相場は安いですが、なかなかいい製品です。
 
 
 
 
 
 
・マスコットキーチェーン 「ガメラSFXスタジオ限定版」(海洋堂:寒河江弘)
 
「ガメラ展」で販売したキーホルダーを、塗装版としてその後の「ガメラSFXスタジオ」にて、500円で販売した商品。
サイズ的には小さい部類に入りますが、全体的にボリューム感を感じる品になっています。
寒河江さん原型ということで、他のデフォルメ商品よりもシャープで動きのある、少し毛色の違う造形です。
塗装に関しても、全体的に青みの強いカラーで、各部のメタルピンクの差し色など、他の商品にない魅力がありますね!
かつてWFで販売されたというレジン版が欲しいです…。
 
 
↓当時の雑誌。レジン版の記載がある(欲しい)





・マスコットホルダー 「ガメラ展」限定版
 
公開当時、京都駅ビルで開催した「ガメラ展」にて販売された商品。
クリアグリーンのガメラと同時に販売され、同時期に海洋堂直販所のホビーロビーで販売したところ、「凄い勢いで売れた」と当時ホビージャパンに書いてある商品。
クリアオレンジ成型で、塗装版には見劣りするものの第1弾だと思うと人気になるのも納得の商品です。
バニシング・フィストで燃やされてるようにも見えたり・・・?
 
 






・SFXスタジオ限定ミニフィギュア・綾奈&イリス幼体(海洋堂:寒河江弘)
 
「ガメラ3」公開後の夏頃、全国6か所を巡回した「ガメラSFXスタジオ」にて500円で販売された商品。
こちらは彩色済みコールドキャストで、かなり固い感触です。
凄いのはその造形と塗装。5cmほどの高さの中に、綾奈とイリスが凝縮されています。
綾奈とイリスが一緒の立体物はなかなかないので貴重ですね!
 
 



 


イワクラ・CAST
 



・特撮大百科 幼体(イワクラ)
 
300円の特撮大百科ガメラ・ガッパ・ギララシリーズの第1弾にて登場したフィギュア。
ギニョールと比べると頭が大きく、全体的にデフォルメされたような印象があります。
缶をちゃんと突き刺しているのも良いですね!
このシリーズのG3頭部や、応募券のイリスがアトリエG1奥田さん造形なので、これも実はそうだったり…しないでしょうか?w
 
 
 




・特撮大百科 幼体 クリア版(イワクラ)
 
上記のクリア版になります。このシリーズ、クリア版出るとがっかりしそうだよなあ…といつも思ってますw
自分もクリアよりも塗装の方が好きな人間ですし。
ただイリスは触手が長いので、結構クリア成型映えはしますね!!
 
 
 




 ・特撮大百科 獣化体(CAST)
 
かつて販売されてから、なかなか入手機会のなかったこの商品。実はヤフオクでうん万円入れて競ったこともあるんですが、それでも負けたり…。
そんな中での2019年に、待望の再販となりました。定価は6000円。ヤフオクで負けた時の10分の1ですw
製品自体は、小サイズながらも密度と躍動感のある品で、触手の先端の皮膜にはクリア素材が使われています。
紫がかった甲羅や、台座の塗装も素晴らしく、この形態のフィギュアはこれが唯一でありながら、これさえあれば良いや、という魅力があります。
ちなみに木にかかってる死骸はタヌキかキツネか…と言われていましたが、この製品の塗装を見る限り、タヌキで確定のようですねw
 
 
 





 
・特撮大百科3特典フィギュア(イワクラ:アトリエG1 奥田茂樹)
 
特撮大百科に付属する応募券100枚の特典としてもらえたフィギュア。
300円の商品だから、合計30000円分ですね…。
当時は予定よりも遅れた、素材がポリストーンになり電飾できなくなった、といった話があったみたいですね。箱の中にお詫びの手紙が入っていました。
まあ中古で入手した自分には関係ありません。素直に商品のレビューといきましょう。
 
まず目を引くのは巨大な京都駅構内の台座。もはや主役がイリスなのか台座なのかわからなくなります。
さらに、別売りのG3ガメラを置くと、クライマックスの再現ができるという仕様。
イリスの造形も、それを意識してなのか空を向き、触手をうねらせた断末魔のようなポーズです。
正直、単体で見るとあんまり格好良いとは思いませんが…。
ガメラの甲羅にはスピアーの貫通跡、はりつけにされた柱とその下に落ちている千切れた右腕など、再現度が高いです。
だからこそ、イリスの腹部に腸を引き釣り出されたダメージ跡が欲しかったなあと・・・。
少し物足りない商品でした。




















・特撮大百科mini(イワクラ)
 
180円で販売されたソフビ製指人形。等身が高めのデフォルメになっています。
塗装は眼球、発光体、各部のシルバーなど基本的部分から、触手の斑点まで塗るという凄い仕様。
今じゃ絶対出来ない塗装です。時代の違いを感じます。
 
 



・特撮大百科miniばりから 「ガメラ返り血ver」(イワクラ)
 
上の商品のカラバリ版。左下にイリスが入っています。
ガメラの返り血をイメージして、緑色のスプレーが吹かれています。(発光イメージだと思ってた・・・)
ちなみにこのばりからの金色版のイリスはまだ入手出来てません。のんびり探し続けます…


 
 
 
 
バンダイ
 

・SFムービーセレクション 初版・誕生40周年記念版(コナミ)
 
イリスのフィギュアといえばこれ、という人も多いのではないでしょうか。
右の暗めの彩色が初版カラー、左の劇中似のカラーが再販の40周年記念版です。
個人的には最初にゲットしたこともあり、再販版の方が好きですかね。
 
イリスがスマートな怪獣であるろいうイメージが固定化されたのは、大体このフィギュアのせいだと思っています(笑)。
 
よく見ると、スーツとプロポーションがだいぶ違うんですよね。
元々、アレンジテイストを入れることをコンセプトにして販売されたシリーズなので、当たり前のこととも言えます。
 
彩色・値段など、食玩クオリティが最も高水準だった時期の、最強の食玩ではないでしょうか。
定価は300円ですが、今ではその値段ではほとんど見なくなりましたね…
 
 
 
↑↓上に飛んでいるのはこのイリスを改造した飛行イリス。



 
↓さらに虹の翼のように塗装した飛行イリス。腕の角度、足の形状等も変更させている。
 
 
 



・ハイパーガメラ(バンダイ)
 
公開当時に300円で販売された組立塩ビ人形。
非常によく作り込まれた造形で、塗装がもう少し加えられていれば・・・と思う人もいたのではないでしょうか。
これのG3ガメラもよく出来ており、未だに決定版の1つに数えられています。
そのガメラの原型は、海洋堂のスタッフに外注したという噂もあり、もしかしたらこのイリスもそうだったのかもしれません。
 
 
↓自分でリペイントしたハイパーガメラのイリス。塗ると造形の良さがさらに引き立ちます。






 




・ハイパーガメラ プロモーション用関係者非売品
 
こちらはハイパーガメラの販売や、映画の宣伝で全国の書店等で展示されていたという非売品。
POPと内覧用VHSと共に、プロモーション用セットとして配られました。
商品と同じ赤い成型色に、淡いブルーメタリックが鮮やかな品です。
イリスのレトロソフビとかはあまりありませんが、もし出ていたらこういう色がスタンダードになっていたかもしれませんね。





・大映怪獣シリーズ(バンダイ)
 
当時980円で販売されたバンダイの定番ソフビ。
塗装などで一見分かりづらいですが、各部の造形はそこそこよく出来ているソフビです。
ただ、少し上を向いたポーズの影響もあり、寸詰まりのような雰囲気が出てしまい、格好良さはいまひとつ劣る印象です。
フィギュアとしての人気もそれほど高くはないですが、恐らく配色の暗さも原因なのでしょうね・・・。いずれリペイントしたいです。
最近はレギオンとギャオスのムービーモンスターの販売が決まりましたが、イリスも是非やって欲しいですね。
出来れば新規造形を期待したいです。
 
 
 ↓雑誌に載っている愛蔵版ガメラテストショットに映り込むイリス。
これもテストショットの物だったのだろうか…?



 
・HGシリーズ(バンダイ)
 
公開時に200円で販売されたHGイリス。
小サイズながら、複雑なこの怪獣を見事にまとめています。
やはり塗装を省くならどのメーカーもお腹からのようですね。
腹部の塗装が暗いのが残念ですが、このサイズと値段なら贅沢というものです。
HGガメラもまた復活する気配ですし、プレバンでも良いからイリスまで出して欲しいところです。
 

・HG パーフェクトボックス限定クリア版
 
「ガメラ1999 パーフェクト・ボックス」の特典フィギュア。
HGイリスの全身クリアバージョンです。
自分はクリア成型は造形が見づらいため、塗装の方が好きな人間なのですが、この商品は一味違った魅力があります。
透き通るような頭部や肩、触手など、パーツの厚みが薄いイリスには、クリア成型がよく似合います。
限定版の特別感も感じる、非常に良い商品です。
 
 
↓左からガメラ1999バニシング・フィストver(パーフェクトボックス付属)、クリアver(LDボックス付属)
 
 


・ガメラソフビコレクション(バンダイ)
 
当時100円で販売された指人形。丸くまとめたデフォルメがかわいいです。
頭部を筆頭に、よく作られています。
よく見ると4本の触手が全て肩から出ているのが独特な造形です。
 





↓左は自分でリペイントしたもの。塗ると一気に良さが引き立ちます。

 
 
 
エクスプラス

・平成大怪獣シリーズEX(エクスプラス)
 
 2020年に発売されたエクスプラスのイリス。今ではそれが決定版と言われていますが、その前まではこのフィギュアが決定版の地位にいたと言っても過言ではないでしょう。

ガメラをブリスターで販売していた時期に、このイリスと巨大レギオンはそれには収まらず、箱で販売していました。
なんと言ってもこのフィギュアの最大の特徴は、スーツによく似ているプロポーション。
イリスという怪獣は、イメージに反して結構足が短くどっしりとした体型なのですが、それを見事に再現しています。
暗めの彩色も重厚感があります。
惜しむらくは、触手が真っ直ぐで一切曲がらず、奥行きをかなり取ることでしょうか。
けれども、体の造形という点では未だに雛形に次ぐ忠実さを持つフィギュアです。

↓我が家の個体はそのままだとスペースを使うため、触手を切り、ジョイントを仕込んで動くようにしている。なお、しばらくするとバラバラになり収拾がつかなくなったためにオススメはしない。











・平成大怪獣シリーズ・幼体(エクスプラス)
 
上記のシリーズと共に出た商品。2020年時点では、幼体の中で最も大きい立体物ではないでしょうか。
ギニョールよりも胴体の甲羅が一回りほど小ぶりな印象で、頭頂部に緑系の色が吹いてあるのが独特です。

 
 




とりあえず、文字数の都合により今回はここまでとさせて頂きます。

それでは、引き続き頑張ってまとめていきますので、今回はここまでで締めさせて頂きます。