サスケの日曜日

小さな発見を楽しみに!

父の本 完成

2009-04-08 21:37:15 | 暮らし
 昨年夏、夫が夏に義父から本を預かって帰った。
 あれから数ヶ月間、
 「仕事に支障が出ないの?」心配する私に
 「そうだなァ」と夫は笑いながら言っていたが、
 ようやく校正作業も終わり、父の本が完成した。


 父は、青春時代の7年間を戦地で過ごした。
 軍国主義の道を突き進む当時の日本を、一歩兵の眼で冷静に見つめていた。
 そして、晩年になってから少しずつ当時のことを書きはじめた。
 ワープロで書いた本は数冊にもなった。

 
 一冊にまとめるまで、夫は色々苦労したようだが、
 本の包みを抱えて帰った夫の表情は、
 父の為に一つの仕事が出来た満足感で満ちていた。