新総理は長い間、地方のために頑張っていたと思います。
そこで疑問なのは、何をどうしたいのかがよく分かりません。
彼は、下積みのテーマで本当に苦労したのか?
一般的に「地方創生」と聞けば非常に気持ちが良い。
ですが、現実は相当に過疎化が進みもはや限界集落です。
ここにカネをぶち込み再生ができると思うのは間違いです。
どう考えても斜陽のところに近付く人は少ない。
ここでのテーマは「貴方はこの場所に住みたいか?」
魅力がなければ人は消え、何処かに移住する訳です。
では、何処に移住するのか?この点が問題です。
若者は、いったいどこに行ってしまうのか?
勝手に思うのは、住んで安心、生活が楽、充実した行政
サービスを受けることが可能であればそこに魅力を感じる。
また、生活に必要な働く場所がなければ意味がない。
例えばですが、災害で苦しみ町全体が跡形もなくなった。
ここには非常に大きなチャンスがあると思う。
要は、この際にグランドデザインが必要だろうと思います。
町の中心に人々が集まり、道路・橋・水道・電気、病院、
学校などのインフラがあれば快適です。
ポツンと一軒家の為にそれらの設備をすることは難しい。
なので、今や日本は、全土を国の管轄にして中国のように
賃貸で税収入を確保し、土地の等価交換を強制する。
これによって住民は一カ所に集まり、快適な生活を目指す。
所謂、コンパクトシティーを実現しないと人・物・カネは
維持するのが非常に困難な時代に突入すると思う。
また、外国人に土地を買収され、建物を奪われ、町を占領
されるのは非常に問題が多い。狭い日本、どう活用するか?
そこには住民の大きな理解と未来への設計図が必要だと思う。
私は役所にいたせいか、中央集権システムの破壊しか方法は無いと考えています。地方に人が集まるためには中央行政組織の地方移転と地方への「権限と予算」の移譲です。大胆な構想が必要です。まともな政治家を育てなければなりません。
この国のあり方を全面的に変えないとダメだと思います。
見せかけの地方創生にはウンザリです。
要は、より具体的に現在の構造をスクラップ&ビルト
を考えない政治家は退場して欲しい。
今のままでは既に終わっている様な気がします。
少子化と高齢社会は実に深刻です。