日本ではパワハラ法ができてから、パワハラを受けた本人から
の苦情があれば、相談に応じ適切な対処を行うことが企業に
義務付けられました。
ところがアメリカでは、パワハラというくくりは無いらしい?
Employee Relations(エンプローイー・リレーション)と
いって職場の組織的問題として扱われる様です。
HR(Human Resources)部署が上司と部下の両者へむけて
カウンセリングやコーチングを行うことで改善を目指す。
メリカのHRって、どんなお仕事をしているのか?
大きな特徴としてはトレーニングやプロフェッショナル育成
といった人材育成の分野のHRポジションが大きな報酬を得て
いることが分かった。
こうしたディスクリミネーションによって解雇された側から
訴訟受けた場合、企業側が多額の損害賠償を支払うという
ケースは多い。
この組織は日本の人事部ですがアメリカのHR部門では企業に
おける役割には大きく違いがあるそうです。
日本の人事はローテーション中心でジェネラリストが人事担当者
になりますが、アメリカでは大学や大学院にて心理学や経営論を
専攻した者、およびHR経験者であるスペシャリストがその役職に
就きます。なので、今後の注目される職業になるのではと思います。
因みに、パワー・ハラスメントという言葉は2001年ごろに生み
出した和製英語。
職権などのパワーを使ったいじめ・嫌がらせという現象の
ことを言いますが、海外では同様の現象を「Mobbing」
「Bullying」「Moral Harassment」などと呼ぶ様です。
たとえば、英語版Wikipediaには....
「Abuse by Power(権力によるイジメ)」という言葉は
あっても、「パワハラ」はありません。
ヨーロッパでは、フランスの影響を受けてベルギーでも
2002年に職場における暴力・モラルハラスメントおよび
セクシュアル・ハラスメントからの保護に関する法律が制定
され、それとほぼ時期を同じくして、オランダ、フィンランド、
アイルランド、デンマークでも職場のいじめ・嫌がらせ、
精神的ハラスメントを規制する立法がなされています。
そこで、これらの多い国は.......
国 名 | パワハラ(%) |
---|---|
日本 | 25.3 |
フランス | 24.2 |
ベルギー | 19.1 |
アイスランド | 18.3 |