ビックカメラのコジマ買収は、家電量販店業界の再編期待から株式市場も好感したが、市場関係者が別の側面にも注目している。11日の買収発表前日にコジマの株価が一時急騰。さらに発表当日の取引終了直前には急落するなど不可解な値動きをしているのだ。情報漏れはなかったのか?
ビックによるコジマ買収がメディアで報じられたのは11日未明。ところが、株価は前日の10日から動いていた。同日のコジマ株は朝方からジワジワと値を上げ、午前の取引終了間際と午後の取引開始直後にかけて一気に44円高の386円まで急騰したのだ。出来高(売買が成立した株式数)もこの時間帯に突出している。
そして11日は、朝刊各紙やテレビのニュースで報じられたこともあって、コジマ株は一時、制限値幅の上限(ストップ高)である80円高の442円まで上昇した。
ところがここでも不思議な値動きを見せる。午後3時の取引終了にかけて急落、420円で取引を終えたのだ。
そして午後3時半、コジマが第三者割当増資で発行する株式をビックが140億円で引き受けることが正式発表されたが、その引き受け価格はこの日の株価水準を下回る1株当たり362円となった。
「コジマ買収や増資の引き受け価格の情報を事前に入手していた者が取引に関わっているかのような値動きだ」(株式市場関係者)との指摘もある。
日本の株式市場では事前に入手した増資情報を利用したインサイダー取引が相次いでおり、当局も摘発を進めている。家電ならばタイムセール情報を入手して買い物してもとがめられないだろうが、株の場合は厳しい調査の対象になるかもしれない。
これは刑事事件に発展しそうな流れになってきてますね。。。
簡単にバレる話だからねぇ