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はじめての家づくり⑧【諸費用の予測額 後編】

2017-11-01 | 家づくり  ご相談 
こんにちは。住宅アドバイザーの三十三です。

いつもご訪問して下さりありがとうございます。

前回の続きです。はじめての家づくり③【諸費用を確認する】でお話しいたしました諸費用を取り上げています。

⑧敷地測量費 15万円(住宅地で40坪前後の土地)
お隣との敷地境界線がはっきりしていない時に必要な費用です。どうして敷地境界線をはっきりさせるのかというと、設計上必要だからです。

境界の位置は、お隣と話し合って、境界を示すブロック塀などに印を付けます。お隣の持ち主が分からない、もしくは遠方にお住まいの場合や、持ち主が大勢いて、すぐに話し合いの場が持てない時は、いつまで経っても家づくりが始められません。

手に負えず、測量業者に「境界確定」を依頼すると作業を終えてからの実費精算になることもありますので、正確に費用がつかめないこともございます。

「敷地測量図」や「境界明示」が不明な中古物件は要注意です。


⑨狭あい道路申請費 8万円
道路の幅が4m未満の場合で、道路の中心が分からない場合、役所に中心を確定してもらうための申請費です。申請してから2週間ほどで確定されます。建築制限ギリギリで計画する時は、この確定が済むまで間取り作りを進めてはいけません。


⑩地盤補強工事 70万円(建て坪20坪 鋼管杭 長さ10mの場合)
地盤調査の結果、地盤が弱いと判定された時に地盤を補強するための費用です。
東日本大震災以降、何が起こるか分からない時代になり、戸建て住宅でも地盤補強される方が増えました。建物だけ強くしても、地盤が緩んでしまえば家は傾きます。

地盤補強は義務付けではなく、2階建てであれば地盤の補強なしでも建てることができますが、3階建ては構造計算が伴うため、地盤が弱ければ補強工事が必要です。

地盤の強さを測定する地盤調査費は5万円位です。地盤調査せず予測したい場合は、「ロケーションマップ」を利用して、周辺地盤の傾向から、費用がどれくらい掛かるか予測することもできます。


⑪各種登記費用 20万円(延べ40坪の建て替えの場合)
登記しなければ婚姻届けを出していないようなものです。登記は司法書士さんが行いますが、司法書士さんの考え方によって安くも高くもなります。


⑫火災・地震保険料 18万円(火災10年間・地震5年間)
火災保険は保証内容が様々ありますので、適切なプランに加入しましょう。地震保険は保証内容というよりも、主に建物と地域で掛け金が決定されています。


⑬家具、家電製品の買い替え 100万円
10年以上ご使用のエアコンは、ご新築を機に買い替えられる方もおられます。カーテンは窓のサイズが合わなければ新調です。細かい話ですが、玄関マットやキッチンマットなどのマットやリビングに敷かれるラグは、ほぼ買い替えておられます。食器棚、ダイニングテーブル、寝具も新調される方もおられ、ご新築ゆえに、空気清浄機やロボット掃除機、観葉植物などのご購入も考えておられるようです。


⑭境界フェンスやブロック塀などの外構工事費 80万円
道路のセットバックがある場合やカーポートの土間、道路から玄関までのアプローチ工事はそのままというわけにはいきません。そうした家の外の工事費用です。外構工事は図面やイメージパースがないまま打合せが進むことがよくありますので、トラブルにならないように心がけたいものです。


⑮水道の引込み替え費 50万円~100万円
道路から引き込んである水道の配管の直径が13mmの場合、20mmに交換する費用です。水道本管は、その工事をする時に片側の道路が通行できるよう道路の中心ではなく片側に寄せて埋めてあります。

敷地に対して道路が東側か北側にあるお宅は50万円ですが、道路が西側、もしくは南側にあれば、水道本管まで道路を掘り進む距離が長いので、100万円は覚悟しなければなりません。また、現在20mmでも、2世帯住宅に建て替えなどで水道メーターを2つ設置する場合は、25mmの引込み管に交換する工事が必要です。


ここまで、お読み下さりありがとうございました。そしてお疲れさまでした。


正確な費用を知るために、時には業者さんへ見積もりを取らなければなりません。諸費用を予測している段階では、家を建てること自体確定していませんので、前例に基づいての予測額です。

次回は、はじめての家づくり⑨【無料でできること】ということで、有料になった時の注意点と仮申し込み金などのお話しです。

よろしければ他のブログも見ていってください。

それではまた。ご訪問ありがとうございました。



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