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こんにちは。住宅アドバイザーの三十三です。
いつもご訪問して下さりありがとうございます。
はじめての家づくりもおかげさまで第9回目となり、ここで、これまでご案内させていただきました家づくりの順序をもう一度整理してみたいと思います。
①ファイナンシャルプランを立てる。
②諸費用を確認する。
③間取りを作る。
というところまでお話させていただきました。
次のステップとなる「④仕様を決める」段階を迎えますと、これ以降の相談が「有料」になることがありますので、「無料でできること」はどこまでか。「有料」になった時の注意点。そのお話しをさせてください。
家づくりのご相談を重ねるうち、いずれ「仮契約」であるとか、「仮申し込み」という時期を迎えます。つまり、これ以降はいくらかお金をいただかなければ前に進められません。という段階です。無料お試し期間はここまで、とか、ご結婚される前の「ご婚約」とでも言いましょうか。「私のこと本当に真剣に考えてくれていますか?」の判断を迫られます。
ところで、「有料」と「無料」は、どこで線引きされていると思われますか?できれば、ご契約を結ぶまではお金は払いたくないもの。できるだけリスクは避けたい。そう思われるのは自然なことです。
よく、人が動く時が「有料」で、動かなければ「無料」と耳にしますが、考えてみますと、現地を調査する。検査結果をまとめる。図面を引いて書類を作る。プレゼン資料を作るなど、人が動くことばかりです。ご計画内容を聞き取りにご自宅へご訪問。これも人が動きます。お問合せメールのご返信も人が・・・。
そうです。もうおわかりかと思いますが、「有料」「無料」の境い目は会社ごとに決めているに過ぎないのです。
違う例で申し上げますと、家を建てている工事中、電気配線工事をする前の段階で、お部屋のコンセントを追加した。これは、「有料」の会社もあれば、「無料」の会社もあります。ところが、家も完成し、お引渡し直前にお部屋のコンセントを追加すれば、おそらくどこの会社も「有料」と言われるでしょう。
そこまで考えますと、線引きとなる基準はもっと深い次元にあって、その会社の本質が「お客さまの立場」なのか、「会社の立場」なのか。にたどり着いてしまいます。
広告費は立派に掛けているのに、たったひとつの「いいね」をいただけない・・・。
お話を戻します。
「仮申込み」までに、どれだけ無料で安心を整えてくれたかは大きな判断材料となるでしょう。総額もきちんと計算され、ご自身のお金が何に使われるのかがはっきりしている会社は信頼できます。それが、具体性も何もない状態で「仮契約」だけ求めてくる会社であれば、警戒すべきです。
確かに、住宅業界では、「仮申込み」をしなければ詳細決めには進めない。というのが一般的です。お金を払ってまで婚約したのだから結婚するしかない。そう思ってもらう目的が秘められていますが、本契約を結ぶまでの業務は専門的な知識が不可欠で、無料の域を超えるためと、今まで掛かった人件費を無駄にしたくないという合理的な理由があります。
そこで、仮申込金は本契約の金額に含まれるものとすれば、公平になると思います。ただし、注意しなければならないことがあります。それは、その額と使い道です。
本契約までには、確認申請に必要な図面を作ります。それには、道路申請費や構造計算費、地盤調査費が掛かります。金額にして、30万円くらいでしょう。それを「仮申込金」とすれば、何に使われるのかがはっきりし、万が一、ご契約に至らなかった場合でも、その費用で作られた図面は受け取ることができます。
ちなみに、ラフな図面でご契約を結んではいけません。間取りや金額は確定させましょう。
「無料」はお客様サービスととらえ、「有料」は、使い道を確かめることが大切です。
この続きは、はじめての家づくり⑩【仕様決めと概算見積のポイント】で。
よろしければ他のブログも見ていってください。
それではまた。ご訪問してくださりありがとうございました。
いつもご訪問して下さりありがとうございます。
はじめての家づくりもおかげさまで第9回目となり、ここで、これまでご案内させていただきました家づくりの順序をもう一度整理してみたいと思います。
①ファイナンシャルプランを立てる。
②諸費用を確認する。
③間取りを作る。
というところまでお話させていただきました。
次のステップとなる「④仕様を決める」段階を迎えますと、これ以降の相談が「有料」になることがありますので、「無料でできること」はどこまでか。「有料」になった時の注意点。そのお話しをさせてください。
家づくりのご相談を重ねるうち、いずれ「仮契約」であるとか、「仮申し込み」という時期を迎えます。つまり、これ以降はいくらかお金をいただかなければ前に進められません。という段階です。無料お試し期間はここまで、とか、ご結婚される前の「ご婚約」とでも言いましょうか。「私のこと本当に真剣に考えてくれていますか?」の判断を迫られます。
ところで、「有料」と「無料」は、どこで線引きされていると思われますか?できれば、ご契約を結ぶまではお金は払いたくないもの。できるだけリスクは避けたい。そう思われるのは自然なことです。
よく、人が動く時が「有料」で、動かなければ「無料」と耳にしますが、考えてみますと、現地を調査する。検査結果をまとめる。図面を引いて書類を作る。プレゼン資料を作るなど、人が動くことばかりです。ご計画内容を聞き取りにご自宅へご訪問。これも人が動きます。お問合せメールのご返信も人が・・・。
そうです。もうおわかりかと思いますが、「有料」「無料」の境い目は会社ごとに決めているに過ぎないのです。
違う例で申し上げますと、家を建てている工事中、電気配線工事をする前の段階で、お部屋のコンセントを追加した。これは、「有料」の会社もあれば、「無料」の会社もあります。ところが、家も完成し、お引渡し直前にお部屋のコンセントを追加すれば、おそらくどこの会社も「有料」と言われるでしょう。
そこまで考えますと、線引きとなる基準はもっと深い次元にあって、その会社の本質が「お客さまの立場」なのか、「会社の立場」なのか。にたどり着いてしまいます。
広告費は立派に掛けているのに、たったひとつの「いいね」をいただけない・・・。
お話を戻します。
「仮申込み」までに、どれだけ無料で安心を整えてくれたかは大きな判断材料となるでしょう。総額もきちんと計算され、ご自身のお金が何に使われるのかがはっきりしている会社は信頼できます。それが、具体性も何もない状態で「仮契約」だけ求めてくる会社であれば、警戒すべきです。
確かに、住宅業界では、「仮申込み」をしなければ詳細決めには進めない。というのが一般的です。お金を払ってまで婚約したのだから結婚するしかない。そう思ってもらう目的が秘められていますが、本契約を結ぶまでの業務は専門的な知識が不可欠で、無料の域を超えるためと、今まで掛かった人件費を無駄にしたくないという合理的な理由があります。
そこで、仮申込金は本契約の金額に含まれるものとすれば、公平になると思います。ただし、注意しなければならないことがあります。それは、その額と使い道です。
本契約までには、確認申請に必要な図面を作ります。それには、道路申請費や構造計算費、地盤調査費が掛かります。金額にして、30万円くらいでしょう。それを「仮申込金」とすれば、何に使われるのかがはっきりし、万が一、ご契約に至らなかった場合でも、その費用で作られた図面は受け取ることができます。
ちなみに、ラフな図面でご契約を結んではいけません。間取りや金額は確定させましょう。
「無料」はお客様サービスととらえ、「有料」は、使い道を確かめることが大切です。
この続きは、はじめての家づくり⑩【仕様決めと概算見積のポイント】で。
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