![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/88/e8ffd498dad7463f5092a13d8867e1b7.jpg)
こんにちは。住宅アドバイザーの三十三です。いつもご訪問してくださりありがとうございます。
今回は、「部屋干しが嬉しくなる間取り」というお話です。
いくつかの家事の中で、一連の流れが最も長い家事は洗濯でしょう。
洗濯は、洗濯機に洗濯物を入れてスイッチポンで終わり・・・。ではありません。
洗濯機に入れる前には、衣類の裏表返し、必要に応じて洗濯ネットに入れ、泥汚れなどひどい汚れには手洗い、エリや袖口、食べこぼしなどには浸け置き、など前準備や予洗いをし、洗い終えた後は、干す前に物干し竿を拭き、洗濯じわを伸ばして形を整えて、それぞれ洗濯ばさみ、ハンガー、物干し竿などいづれかに干し、乾いた後は、アイロンがけをし、たたんでタンスに仕舞うまで、それはもう一日がかりの作業です。
それが毎日続くのですから、季節や天候に左右されては困ります。
次の間取りをご覧ください。
この間取りは、浴室、洗面脱衣室、家事室を直列させ、外にウッドデッキを設けて物干しスペースにつなげ、一連の洗濯の効率を考えた間取りです。
天気の良い日はウッドデッキで洗濯物を干し、雨が心配であれば、家事室だけでなく、浴室と脱衣室も部屋干しスペースになる間取りです。ウッドデッキにテラス屋根を設けても良いでしょう。
部屋干しは、洗濯物が乾きにくいのですが、家庭用の200Vの除湿能力が高いエアコンを使えば、カラッと乾きます。
エアコンで除湿すると室温が下がるのですが、再熱除湿するエアコンであれば、室温をキープして除湿してくれますので、冬場の部屋干しもお任せできます。
より短時間で乾かすには、この間取りのように、出入り口ドアの上にエアコンを設置して、洗濯物にエアコンの風をストレートにあてるようにすれば良いでしょう。
このように、家事行動に沿って間取りを考えると、家事が思うように進む家になります。
ちなみに・・・。
このエアコンは、脱衣室や浴室での真冬のヒートショック予防し、真夏には風呂上がりの涼しさを届けてくれます。
それから、家事室では、部屋干しだけでなく、アイロンがけや、裁縫、取り込んだ洗濯物の仮置きなどもできる空間なので、急な来客でもあわてず、リビングの窓から物干しが丸見えにならず、リビングでの部屋干しを兼用させない。西日の熱をさえぎる・・・。などなどメリットもあります。
ところで・・・。
こうした間取りではなく、ドラム式洗濯機の乾燥機能や衣類乾燥機を使って、部屋干し自体を避けるのはどうでしょうか。
これは、ご家庭にもよりますが、一緒に洗濯した衣類でも、乾燥機で縮んでしまうものと、そうでないものがあることや、ドラム式洗濯機では、乾燥終了までのコースが長時間なこともあるので、こうした家事室をひとつ設けることで、部屋干しもでき、物干しの手段がひとつ増える。そう考えると良いのではないでしょうか。
以上で終わります。
最後までお読みくださりありがとうございます。
ほかのブログも家づくりにご参考になれば嬉しく思います。
それではまた。
ご訪問ありがとうございました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます