安井金比羅宮から程近く。
八坂の塔方面へ向かうと・・・
5分くらいの位置にあります「八坂庚申堂」
屋根の上には3匹の「見ざる・聞かざる・言わざる」の
お猿さん。
中に入ると、色取りどりのくくり猿のお守りがぶら下がってます。
何と、こんなシールも。1セット100円。
どうも、好きな事を1つ我慢(絶つ)して、願い事を祈れば叶う
という処のようですね・・・・。
こちらへは、以前この色取りどりのくくり猿が見たくて
訪れたことがあり、今回はこのくくり猿のお守り欲しさに
訪れてみました。
手足を動かないように括り付けられたお猿さんが、なんとも
可哀想ですがユーモラスもあり、ちょっと可愛いかな・・と。
しっかりGET致しました!(笑)
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八坂庚申堂について。
災難がさる。
病気がさる。
煩悩がさる。
正式名称は黒山金剛寺庚申堂と号し、大阪四天王寺庚申堂、
東京入谷庚申堂(現存せず)と並び日本三庚申の一つ
日本最初の庚申信仰の霊場。
どうも庚申の日(かのえざる)に、人間の中に居る
三匹の虫が、天帝さまに人間の悪行を告げ口しに行くそうで
その悪行の罰として、天帝さまは人間の寿命を縮めるそうです。
それを食い止める為に、庚申の日の夜は寝ずに「庚申待ち」を
する風習があるとの事。
申の足を括ったのがこのくくり猿。
これは告げ口させないようにと言うことかな・・?
そしてここに祭られているのは、この3つの虫を食べるという
御本尊『青面金剛(しょうめんこんごう)』とのこと。
難病・奇病を封じこめる祈祷「コンニャク祈祷」や、
下の世話にならず元気に過ごすための祈祷・帯下の病平癒の祈祷
「タレコ封じ」、家出人・行方不明・失せ物を引き寄せる
「鈎召祈祷(こうちょうきとう)」他、霊験あらたかなご祈祷でも
有名。