前記事では、皆様より温かいコメントを多数いただきまして、心より感謝申し上げます。
色々とご心配をお掛けしましたが、気分は完全にスッキリしております。もちろん、ブログ閉鎖もありませんので、どうかご心配なく(笑)。
仰る通り、いわれなき批判などは、「スルー」が基本ですね。今後は、いちいち過敏に反応する事なく、冷静な対応を取りたいと思います。
さて、そうした激励コメントの中に、沖スロ「シオサイ30」(パイオニア)絡みのお話がありました。
そう、あの「ハイビスカスチカチカ」の「元祖シオサイ」ですな。
レバーオン時の判り易い告知(クセになる「魔性の告知」)に加えて、通常時の小役狙いも有効でした。さらに、効果抜群のリプレイハズシに設定判別…と、勝つ為の条件が多く揃ったマシンだったのです。但し、ノーマルでも波は荒めで、意地になって追いかけると、大きくハマって痛い目にも合いました。裏〇ノにも、リプピカ、状態など様々なバージョンがありましたな。
無論、私も大好きな機種でした。こちらの過去記事でも書いたように、現役当時は、都内・神奈川の各ホールで精力的に追いかけていました(ノーマルが大半)。その後は、町田「さくら屋」の「シオラー30」に、シフトしていった訳ですが。
当時、シオサイ30を打った店を挙げると、こんな感じになります。
・初打ち…新宿・歌舞伎町(西武新宿駅)「日拓ビッグポット」(後に「スロットエスパス3」)(地下)
・JR登戸駅前「ニューハトヤ」(右端シマ)⇒打ち込みの多さは、ここが一番
・東急・溝の口駅「(日拓)エスパス・溝の口駅前店」(地下)
・東急・溝の口駅「(日拓)エスパス・溝の口本店」(地下)
・小田急・向ヶ丘遊園駅「バンバン向ヶ丘店」(2F)⇒常連ヒゲ親父に沖スロの立ち回りを学ぶ
・高田馬場駅「エスパス2」
・渋谷駅(井の頭ガード)「スロットエスパス」
・東急・自由が丘駅「ニューミツボシ」(2F)
・東急・青葉台駅「フラミンゴ」
・JR川崎駅「萬両園」(以前、設置について異論があったが、間違いなく置いてあったと確信)
・地下鉄・四谷三丁目駅前「ザ・リボン」
・名古屋駅・太閤口「ウィングレッド」
・名古屋駅・太閤口「ジャンボ」
・今池駅「キング」⇒リプ〇カVer
嗚呼、懐かしき「戦場」の数々…。
で、件のコメントの中に、「シオサイ30の乱数表」という、懐かしいキーワードがありました。
「判る人には判る」…怪しい「暗号」が並んだあの小さな表が、久々に脳裏に浮かびましたよ。
では、その「乱数表」、一体いかなるものかというと…
当時、シオサイ30を置く一部の店では、台の頭上などに、ズラズラッと数字を何段も書き連ねた、小さな表(シール)を貼っていたんですな。
その数字が意味するところは…ズバリ、「ボーナスを引き易いゲーム数」であります。
例えば、表に「33」と書いてあれば、データランプの回転表示が「33G」の時に、ハイビスカスが「チカチカッ」と光り易い…という訳ですね。
まぁ、どう考えても「オカルト全開」、との批判は免れません(笑)。完全確率を前提とするならば、特定のゲーム数でボーナスが成立し易い事など、到底あり得ないので。
それでも、あそこに書かれたゲーム数が来ると、普段より強めに「ガツン」とレバーを叩いたりして、「ひょっとしたら、光らないかな?」と、無駄に期待したものでした。偶然にも、そのゲームで光ると、妙にうれしかったり…。
で、あの表なんですが、実は、本場・沖縄スロットが連チャン機の「フェニックス」全盛だった時、シマに貼ってあった「ボーナス吸い込み表」の名残なんですな(かつては、高砂のフェニックス(1.5号機)、サミーのアペックス(2号機)の2大勢力が、沖縄を席巻していた)。
アップライトの名機フェニックスは1.5号機で、「完全確率方式」ではなく、「ゲーム数吸い込み方式」(21~22ゲーム間隔の「周期抽選」)を採用していました。なので、表に書かれた回転数に到達すると、実際ボーナスが掛かり易いように設計されていたんですな。当時の沖縄スロッター達は、その表を頼りに、ホールで立ち回っていた訳です。
手持ちの文献にも、1991年の沖縄のホールに貼られていた、吸い込み表が載っています。
1992年の沖縄訪問時、私が那覇市天久の「サンパルコ」(閉店)というホールで打ったフェニックスも、まさにこの表が貼ってありましたな。当時は、全く意味が判りませんでしたが。
※沖スロ「フェニックス」のシマにあった吸い込み表(数字のゲームでボーナスが来やすい)
7…16,17,37,38,59.81,101,102,123,144,165,168,186,208,230…
77...10,11,31,53,74,75,95,96,117,118,139,181,202,203…
★...18,39,40,60,61,82,103,104,124,125,145,146,168,182…
7★...12,33,54,76,97,118,120…
77★...6,27,48,89,90,101,123,153,173…
777...4,25,46,67,88,110,131,152,174,185,215,236,257,278,299…
(7=BIG(セブン)、★=REG(ベイビー) 「77」や「77★」は1G連のパターン)
こんな感じで、かつての沖縄では、ゲーム数の吸い込み表が「有効利用」されていた訳です。
で、その後「完全確率方式」が義務付けられてからも、フェニックスが健在な間は吸い込み表も生き続けました。その後、4号機主流となって、名機フェニックスが姿も消した後も(代わって、マックスアライドの「トリプルクラウンII-30」が主流に)、かつての名残で、沖縄では吸い込みゲーム表(のようなデータ表)が、引き続き使われていたのです。「シオサイ30」のシマに貼ってあった「乱数表」も、まさにその類ですな。
沖縄では、この表を頼りに、ゲーム数の直前で捨てられた台を1回転だけ回したり、ゲーム数に近い台をちょっとハイエナしたりして、まさに「沖縄流」ともいえる不思議(現地の人にとっては当然か)な立ち回りを見せていました。
そして、本土に沖スロのシオサイ30が導入された際、ゲーム数表もセットで付いてきた訳です。
では、その表には、具体的にどんな数字が書いてあったかというと…あんな細かい数字の内容を、全て覚えている訳がありません(爆)。
また、手元の文献を幾らひっくり返しても、あのシオサイ30の乱数表について、詳細に解説したものはありません。
現物さえあれば話は簡単ですが、残念ながら私の手元にありません。また、ネットの情報も、「ほぼ皆無」という状況でした。
ただ、私には文献のほかに「映像資料」という強力な武器もあります。意外にも、こうした動画の類が、答えを導き出してくれる事も多いのです。
で、今回は、当方が所蔵する2本の「旅打ちビデオ」が、見事その役目を果たしてくれました。
とりあえず、こちらの画像をご覧ください。
上の画像は、ビデオ「BOSSとしのけんの旅打ち・沖縄編」(JIC)より。
(「一日橋jumbo」を訪れたしのけんが、「この店には吸い込み表が貼ってあって、『沖縄に来たな』という感じですね」と、率直な感想を述べる場面)
一方、下のカットは、ビデオ「射駒タケシのやんちゃに旅スロ・沖縄編」(JIC)のワンショット。
(「E-SPACE我如古店」のシオサイ30で、ゲーム数「74回転」で初ビッグを当てた射駒プロが、予想回数表の「73」を差して、「(数字が)近いよねw」と皮肉っぽく笑う場面)
いずれも短い一瞬のカットですが、シオサイ30の「予想回数表」の姿をキッチリ捉えていました。
ただ、上の画像は表の左半分だけ、下の画像は右半分だけがハッキリ映っており、両方の画像を併せて、ようやく「完全版」が出来上がる格好でしたね。まさに、「合わせ技の妙」。
今回は、これら二枚の画像を元に、シオサイ30の懐かしき「予想回数表」(ゲーム数表示、乱数表)を、何とか再現する事に成功しました。バンザイ。
(上段…ビッグ、下段…バケ。数字のゲーム数でビスカスが光り易い…という事を示す)
(なお、私の記憶では、ビッグの回数表(上)のみ貼るお店もあった)
「リーチが入りやすい」…若干、意味が判り辛いですが、「ボーナスが成立し易い」の意でしょう。
また、赤く囲った数字は、「特にボーナスが入り易い」という事を意味します。もちろん、解析上の根拠はありませんが(笑)。
それでも、沖縄の人達からすれば、この怪しげな表も、立ち回り上の大きな「根拠」になっていたようです。まぁ、沖縄スロット独特の「文化」だったのかもしれませんね。
もちろん、最大ハマリゲームの「961」を超えても、引き続きハマり続ける事はありました。この表を見ながらハマっているうちは、「961以内にきっと光るさ」という安心感(?)もあったのですが、その「961」を超えてしまうと、途端に「一体どこまでハマり続けるんだ?」と、怖くなりましたね(笑)。私自身、ノーマル(と思しきシオサイ30)で、判別で設定5が落ちたのに、1400Gオーバーの大ハマリを喰らった事があります。
そうそう、この数字通りにビスカスが光ると、その後は必ずハマる…みたいなことを言う常連もいましたな。とかくオカルトに走り易いのが、沖スロ打ちの悪い癖でした(笑)。
しかしまぁ、これだけ細かく数字が書いてあると、「たまたま」数字のゲーム数で当たってしまう事だって、決して少なくありませんでした。結局のところ、気休め程度の「オカルト表」に過ぎなかった訳ですが、なんだか、妙に憎めない存在でしたね…。
打ってみたいばっかりに沖縄遠征した事があります。
当時20年前で・・衝撃的な事が沖縄には沢山でした。
パチンコは隣り合う2台なら掛け持ち?遊技OKとか、
モーニングも電源OFFされていて3千円?だか最初に
メダルを買うと遊技出来ました。
スロットの大きなレバーは斬新でしたが数時間で肩が
筋肉痛になった記憶あります。
当時ぼくは初めて自分の意思でパチ屋に行ったとき、たまたま打ったのがシオサイでした。(フラミンゴですw)
左側のサンド間に乱数表が貼ってあったと記憶してます。
ただ、初心者の自分にとってはこの表はなんなんだろう?とずっと不思議がってました。
そのゲーム数は当たりやすいんだろうか?、またそのゲーム数であたると状態に移行しやすいんだろうかと…まぁそりゃもう勝手にいろいろ疑心暗鬼してました。(フラミンゴのシオなんてドノーマルのド低○定なわけですけど)
吸い込み機の名残なんですね。
幸か不幸か初打ちがシオサイだったためにまぁどっぷりスロットにハマってしまいました。
ハサミチェリー合わせ、抜群のハズし効果…いやー、またやりたい!