「パチスロ・サウンド・コレクション」
全国のパチスロ中毒患者たちに捧ぐ…ファン大興奮のボーナス音を完全収録!
(音楽CD、キングレコード、1992年1月発売)
(ライナーノーツ・裏)
本作品は、1991年当時の人気パチスロ2号機・3号機のBGMを収録した音楽CD(パチスロ・オリジナル・ゲーム・サウンド)である。当時は連チャン3号機全盛時、本作に収録された各機種に思い入れのある方は、非常に多いだろう。
ビッグボーナス時のファンファーレはもちろん、通常時のプレイ音や、ビッグ開始からゲームオーバーに至る一連のサウンドが高音質で録音されている。単なる音源ではなく、レコーディングスタジオに実機を持ち込み、プレイしながら録音が行われているかのような、臨場感あふれる雰囲気が漂っている。当時の懐かしい記憶を蘇らせるには、最適であろう。
(収録機種)
アニマル(アークテクニコ、2-1号機)
センチュリー21/リバティベル3(瑞穂/メーシー、2-2号機)
ビッグパルサー(山佐、2-2号機)
コンチネンタル3(メーシー、3-1号機)
スーパーバニーガール(オリンピア、2-2号機)
ホールインワン(山佐、3-2号機)
アメリカーナマグナム(ユニバーサル、3-1号機)
ワイルドキャッツ(アークテクニコ、3-1号機)
スーパープラネット(山佐、3-1号機)
セブンボンバー(バルテック、3-1号機)
バニーガール(オリンピア、2-1号機)
コンチネンタル1(瑞穂、3-1号機)
(収録順)
名機アニマルの「ポコポコ&キューン音」、スーバニの「ウィリアムテル序曲」、スープラ&ホールインワンの「諸人こぞりて」、ビッパルの「アマリリス」、初代バニーの「草競馬」など、かつてスロ屋で身銭を切っていた時代に耳にした懐かしいサウンドが、十二分に堪能できる。
セブンボンバーのゲームオーバー音「オーバー・ザ・レインボー」も、喧しいホールでは聞き辛かったが、このCDならばバッチリである。ユニバーサル系の派手なBGMは、今聞くと非常に完成度が高かった事が再確認できる。ワイルドキャッツやセブンボンバーの腰の浮くようなファンファーレは、貯金ビッグを下ろそうと日夜頑張っていた、当時の記憶を呼び起こす。
また、コンチ3やホールインワンといった集中機では、「シングルボーナスの集中」(セブンラッシュ/バーディーラッシュ)からビッグボーナスに繋がる様子が収録されており、非常に芸が細かい。
この「パチスロ・サウンド・コレクション」は、白夜書房・パチスロ必勝ガイドの全面協力により制作されている。CDに付属するライナーノーツ(小冊子)には、当時の必勝ガイドスタッフ&ライター4名による機種解説が添えられており、彼らの機種に対する思い入れがヒシヒシと伝わってくる。
ちなみに、ライナーノーツの解説メンバーは…
必勝ガイド誌時代、「13時間デスマッチ」や「目押し大学」などでお馴染みだった秋山宏一プロ。
「ハマリの女王」として名高いルーシー石橋女史(編集)。
知る人ぞ知るガイド誌の名物編集スタッフ「川守田サバ夫」氏(SAVA)
謎のクレジット「野口久成」氏。しかし、こう書けば誰もがご存知であろう…パチプロ負男。「ファンクラブししゃも」「この機なんの記」「東回胴中膝栗毛」「月刊マケタイ」など、数々の伝説的企画を担当。
そんな訳で、色々な意味で希少価値の高い本作。アマゾンやオク等で見つけた折には、是非購入してみては如何だろうか。