まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

赤光の剣(高砂、4号機)

2015-10-09 00:03:06 | パチスロ4号機



1999年(平成11年)末に登場した4号機「赤光の剣」(高砂電器)
(発表時期は99年12月、ホール導入開始は翌年1月)


(ボーナス確率)


※ノーマルの数値



(代表的なリーチ目)

  
      左リール・3連青7            中リール・3連BAR

  
      右リール・3連赤7            贅沢なオール3連

  
 赤7右下がり(旗付き)の二確目…リプとWテンパイ

 
  青7中段テンパイ=二確          こちらも青7の中段二確目
 
  
 旗の右上がり二確目(赤7付き)      ボーナス一直線(5ライン有効)

※中リール中段のボーナス図柄は強い。ズレ目(左・中で小役ノーテン)や、リールの大スベリもアツい。メーカー発表では、単チェリーも「高確率」とされた(ガセあり)。

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本機は、「あかみつのけん」ではなく、「シャッコウノツルギ」と読む。何となく、響きがカッコイイ。

妖しげな雰囲気の筐体、各リールともリーチ目の「3連図柄」、腰浮き必死のド派手なボーナス告知、そしてB〇ノ特有の香ばしい挙動…と、個人的に「刺さる」要素は多かった。

当ブログ的には「チョイ懐」の範疇だが、登場から15年以上の年月が経過した。

実戦時を思い返せば、それなりに感慨も深く、私にとっては間違いなく「懐スロ」の1つだ。

今回は、そんな赤光の剣と「初対面」を果たした、2000年当時の記憶を辿る。
(当時の実戦データに基づく)

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出会いは、15年前の2000年夏、川崎・溝の口某店。ここは今も健在だが、取り上げる機種が「アレ」なだけに、実名は伏せる。至近距離に、某マーケットがあった…とだけ言っておこう。

当時、溝の口は、別店舗(チェーン)の地下にあった沖スロ、とりわけ「シオサイ30」目当てで、ちょくちょく通っていた。

ただ、その日はあいにく不調で、シオサイでやられた後、近辺に点在する幾つかのホールを、未練がましく「ハシゴ」していた。

そんな中、たまに寄る某店に足を延ばすと、1F最奥部の壁付きシマに、本機が8台ほど並んでいた。シマは、かなりの活況で、空き台は皆無。

シマを見ると、箱を積む台と、現金投資中の客が半々。なるほど、設定にメリハリがついているな(←この段階では、まだ「ノーマル」だと思っている)。

さて、出方はどんなものかと、各台頭上のデータランプを見て回る。

この店のデータランプは、当日の両ボーナス回数と総回転数、過去3日のBR回数、そして直近10回のボーナス間隔(インディケーター1粒で100回転)が確認できるタイプ。

過去三日のビッグは、多い台で35、6回。当日のビッグも、10~20回台が多い。バケも結構付いている。ただ、ボーナス間隔を示す「ツブツブ」の挙動が、どうにも怪しい。

出ている台は、500~700ゲーム台のハマリ後に、1粒(100G以内)の連チャンが何発か続くパターン。単発もチョイチョイ挟んでいるが、やはり、ノーマルらしからぬ履歴に見える。

バカみたいな大連チャンではなく、3、4連程度がメイン。それでも、4000枚ほど持っている台は、全て一粒で来ている。10連クラスの大波も、稀にあるようだ。やはり、Bと見た方が自然。

一方のハマリ台は、見るからに「単発地獄」の様相で、ゲーム数は深くないものの、300単発、500単発、400単発、200単発…といった感じ。ノーマル設定1の「ドツボ」パターンにも見えるが、Bでハマる時の典型でもある。

この当時(2000年夏)、合法的連チャンを実現した「ストック機」は、まだ出ていない(同年末、ネット(NET)から初のストック機能(ST=ストックタイム)付き4号機「ブラックジャック777」が登場)。つまり、このテの履歴を見れば、それ即ち「B濃厚」と推測できたのだ(ノーマルヒキ強のケースもあったが)。

他のシマはどうかと思い、あらためて店内を見回る。定番のアルゼ系や山佐などに混じって、「ユニコーンSP」や「ゴシック」といった、「アレ」なシマを確認。で、その履歴を見ると、やっぱり「アレ」なのだ。この時点で、赤光の剣も「アレ」…と思わせるに充分であった。

赤光のシマに戻ると、依然として空き台は無し。サンドに千円札を突っ込む客の様子からは、必死に「何か」を追い求める感じも伝わる。無論、それは、めくるめく「連打」の嵐であろう。

と、ここで、ボーナス間隔のツブツブ履歴から、ある「特徴」に気付く。

どの台も、最大ハマリが「700ゲーム台」となっていて、1000オーバーの大ハマリがない。もちろん、単発も多いが、ひょとして、仮天井付き・ハマリ浅めの「良心的」タイプでは…。

それと、連チャンに繋がる初当りは、レギュラーが多い。これは、「ダイナマイトVer」の期待大。但し、ビッグからショボ連の履歴もある。

そうこうしているうちに、ようやく空き台が出た。連チャン後、単発を2,3個挟んだ状態。ボーナス後200ゲーム程度だが、ハマリがキツくなければ、とりあえず初当りまで追えそう。すかさず抑えることに。

実機の前に座ってみると、随分と個性的なデザインの台だ。下パネルには、デカデカと漢字で「赤光の剣」とある。その左には、RPGの「勇者の剣」チックな剣が…。

これが、本機の「主役」か。人物ではなく、剣を主役にするとは、高砂め、なかなかやるな。

ただ、店の照明が暗めで、下パネルのデザインが、ボンヤリしか見えないのが残念だ。

リール窓の上にも、「赤光の剣」と書かれている。なるほど、機種名を強調しているな。

また、リール窓右には、妙な「石盤」のメッセージがある。弱き音が鳴りし時 2つ目の音色に変化あらば…3つ目の音色変わりし時 選択された衝撃あらば…心の弱き者は 戦うべからず」

何やら演出の「ヒント」っぽいが、少々謎めいている。まぁ、
打っていれば、そのうち判るハズ。「心の弱き者は、戦うべからず」が、妙に気になるな。

一方、上部パネル中央には、「一閃翔」、「雷激剣」、「赤光烈斬」と記された三色のランプ
(一閃翔=青、雷激剣=黄、赤光烈斬=赤)。ヒーロー物アニメの「必殺技」を思わせる、やけにお堅いネーミングだ。まぁ、ここが動けば、ボーナス確定だろう(←勘違い)。とりあえず、「三色ランプ」と呼ぶ事にする(実際は「三連殺ルーレット」)。

ともかくも、無事に台を確保して、打ち始める。良く見ると、図柄もけっこう特徴的だ。赤7には「剣」、青7には「盾」のデザインが施されている。

「7」と「剣」の組合せは、前に新宿「悟空2」で打った、瑞穂の「グロリアハーツ」(1998年)を思わせるが、アレは「青7と剣」の組合せだったな…。

黒い海苔みたいな図柄は「旗」。「赤光の剣」の機種名入りで、コチラはレギュラー。

小役は、鉄カブト、斧、宝石、チェリー。チープさの中にも、高砂独特の「味わい」がある。

そういえば、左に「青7」、中に「黒BAR」、右に「赤7」の「3連図柄」があるが、サッパリ枠内に止まらない。もしや、これが止まっただけでOKか?あ、台にリーチ目シールが貼ってあった。確かに、各リールの3連図柄は全てリーチ目扱い。他にも、赤7、青7の2リール確定型もある。なんだか面白そうだね。

しばらく回すと、普通のハズレ目から、上部の「三色ランプ」が、ルーレットの如くダダダダ…と、左から右に動き始める。やがて、センターの「雷撃剣」で停止。「オッ、これは」と思ったが、全く入っていなかった。そうか、ここが回るだけではダメなんだ…。

ストップ音は、低音・高音の二種類ある。たまに、スタート音も派手に変化する。これは「予告音」かな。石盤に書かれた「弱き音」や「音色の変化」は、これらの演出の事に違いない。普段と音が変わればチャンス…という感じか。

で、さらに回し続けると、600ゲームチョイで、再びハズレ目から、上部ルーレットがガガガガ…と作動。確か、全リール、ストップ音が高音に変化したような…。さっきと同じ真ん中の「雷撃剣」で停止したが、今度はそれに続いて、凄まじく派手な効果音が鳴り響き、ライトがビカビカと光って、耳をつんざくような高音を伴ってリール窓が「夕焼け色」に染まった。

いやぁ、ビックリした。さすが高砂、告知時のキレは天下一品だ。名古屋・太閤口T店で打った「電撃アラッタロウ」や、地元L店の人気台「007SP」、それに新宿・歌舞伎町のスターダストで遭遇した「ビッグアクション」の告知を体験した時にも驚いたが、なかなか、コイツも「殺人的」である。なるほど、ランプ停止から演出がさらに発展して、初めて「入り」となる訳だ。

石盤の「心の弱き者は、戦うべからず」の意味が、これで判った。心臓の弱い人だと、ちょっと危ないかもしれない。それと、Bなので「少々ハマっても、心が折れたらダメ」という意味もあるのかな…あ、メーカーとB〇ノは無関係か。

そのボーナスは結局ビッグだったが、連チャンはしなかった。まぁ、ダイナマイトVerなら、別に問題ない。

とにかく、「バケ」を引くことだ。そういえば、小役ゲームの落ちも、露骨なカットはなかったが、ちょっと悪かったぞ。配列上はハズせるが、やった分だけ減る感じ。回りを見てもハズしている客はいない。適当打ちで十分だろう。

ビッグのコインがノマれる間際に、待望の「レギュラー」を引く。もしコイツがダイナマイトVerで、しかもバケが「種アリ」なら、台が豹変するハズだ。

すると、運よく種アリで、クレジット内でビッグ4連を決める。バケから始まり、ビッグばかりが連チャンするタイプか…と思っていたら、次の速攻連はバケ、その次もバケ。なるほど、BR混合か。他の台の履歴でも、それほどビッグ偏向ではなかったな。それにしても、実にテンポよくボーナスが掛かってくれる。

告知も、ルーレット経由の夕焼けだけではなく、各リール停止時やボーナステンパイ時など、様々なタイミングで金属的(暴力的)サウンドを発するので、油断するとケツが浮く。

結局、このワンチャンスでBR混合9連、約2500枚を吐き出して連チャンは終了。その後、ビッグ1回分を呑ませてビッグが初当り、の展開が3回続いたが、全て単発で出玉は変わらず。よし、次の初当りが単発なら、潔くヤメよう。シオサイの負債も、回収できたしね。

すると、また200ゲーム前半で、上部ルーレット始動から、「ザザザザ」⇒「ピキーン」⇒「夕焼け」の心停止パターン(笑)。これが待望のレギュラー。

ここから、また3000枚くらい出たらいいな…と思っていたら、あえなく単発。まぁ、他台の履歴でも、単発レギュラーは結構あったので、さほどショックはない。ちょっと出玉は削られたが、100回して2000枚チョイを確保したところで、実戦を終了。

2Fの景品カウンターで特殊景品を貰うと、同フロアの階段付近にある窓口で勝ち金を受け取り(等価)、脱兎の如く店を出た。



まぁ、こんな感じで、赤光の剣との初対決は、ソコソコの勝利を納める事ができた。
(ゲーム展開は、当時の実戦データメモに基く)


この対戦以来、シオサイがダメなら、某店で赤光…という流れが増えたが、その後は重度の「単発病」に罹ってしまい、連チャンしてもショボい2,3連で、なかなか大連チャンに巡り合う事はなかった。おそらく、粘れば「大波」に出会えた筈だが、中ハマリで単発バケなどを立て続けに喰らうと、ハマリがさほど深くないとはいえ、腰が引けてしまったのだ。

やがて、同じ某店に入った「キングオブジャングル」の小役前兆Ver(初当りはキツめだが、連チャンはビッグ偏向、一撃の破壊力アリ。PAT突入は連チャン確定)がやたら面白くなって、赤光に座る機会は次第に減る。

結局、緒戦のソコソコ連による2000枚チョイが、赤光の「最高出玉」という、何とも絞まらない結果に終わった。但し、周りではバケからポンポンと連チャンさせて、引き戻しでまた連チャン、4000枚オーバーとか普通にやっていたので、自分がヒキ弱だった事は明らかだ。



因みに、溝の口某店以外だと、新宿・西口(ヨドバシ本店エリア)の「アイランド」(閉店)というスロ屋で、赤光と遭遇した。地下フロア、階段付近の左一列に並んでいたが、客がほとんどおらず、ガチで勝負するのは流石にためらわれた。

その時は、低投資で初当りこそ引いたが、連チャンせずに即ノマレ。後日、何度か再戦するも、2万でBR単発1回づつ引いて負け、3万弱使って単発4回負け(意外と突っ込んでいる)など、全く勝てなかった(相変わらず、シマはガラガラ…)。

結局、ここの赤光は「ノーマル」と判断したが、Bのヒキ弱だった可能性も、否定できない。




という訳で、今回は解析データや詳細スペックとは無縁の、単なる「体験談(実戦記)」になってしまった。とはいっても、B〇ノが蔓延した本機で、ノーマルの解析値を載せた所で、ほとんど需要はないと思うが…。


でもまぁ、ブログ開設当初は、こんな回顧記事ばかり書いていたから、「原点に戻った」感じもする。駄文、長文にも拘らず、最後まで読んで頂いた方、どうも有難うございます。それでは。



5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
懐かしい! (ヒロ)
2015-10-09 17:05:57
当時、電撃アラッタロウやキングジャックのアレは時々打ちました。
自分が打ってたシャツコウノツルギはノーマルでしたね。
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Unknown (枠下蒼7)
2015-10-10 14:49:18
当時、地元では高砂、大東=Bでした から。
電撃裏っ太郎、007、ゴールドチャンス、スティッキー。
ビッグウインクルはハウスでした。
REGから連チャンスタートで、連チャンは全部REGで終了はBIGで締めくくり。
つまり、シマウタの逆バージョンでした。
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懐かしい (ババル)
2015-10-11 22:12:42
このブログを見て思い出さなければ一生忘れてるであろう台が蘇って、楽しく拝見しております。

私も学生時代に同じような行動をとりリプレイ外しで腕を競いあっている時代に
長後のハッピーや新宿の富士、グリンピース、水道橋みとやにてアニマル、リノ、コンチ、アラジンなどを楽しく打っては古い台の良さを確認してました。

新宿スロットアイランドの赤光の剣は、リズムボーイの設置過去がある店だったのでアレだと思い込み、赤光の剣とロイヤルエースがあったのでかなり打ち込みしたのですが、出玉は最高で2000枚くらいで、やはりノーマルをアレだと思い込み、私はお金を突っ込んでたみたいですね…
今となってはいい思い出です。
これからも楽しく拝見させていただきます!
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Unknown (Unknown)
2015-10-12 18:34:16
私は、こういう実戦記大好きですよ。
面白かったです。
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懐かしい (しょう爺)
2016-08-19 20:37:57
ありがとうございます。楽しく読まして頂いてます。この台は横浜戸部のMQにありましたわ!同じバージョンでしたね!あそこは常に裏物が一つありましたよ!マジックストーリーとか、いろいろと!懐かしい思い出です。ありがとうございます。
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