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映画「われに撃つ用意あり」に見る、平成2年の新宿・歌舞伎町

2013-08-24 23:17:02 | 昔話あれこれ


 (C)松竹、若松プロ

 

平成初期の「新宿・歌舞伎町」を舞台とした邦画、「われに撃つ用意あり」(1990年公開、監督・若松孝二監督、主演・原田芳雄)。これまで当ブログで何度も取り上げたが、それだけ個人的に思い入れの強い映画だ。

★以前アップした記事
http://blog.goo.ne.jp/selfconfide777mc/e/ca85ab9259a1b7aefe088683cebbd5fc

http://blog.goo.ne.jp/selfconfide777mc/e/4131c888c357029a8d09126a42bac2b1

 

今回ヨウツベにアップされていた公式動画は、映画本編の「冒頭3分間」だけという、大変に短いものだ。それでも、平成2年当時の歌舞伎町が持つ「泥臭くも香ばしい」雰囲気を、存分に感じられる映像である。毎度の「局地的」なネタで恐縮だが、多少なりとも興味のある方は、下に付した「映像説明」と併せてご覧頂きたい。

(映像説明)

(0:16~0:19)新宿大ガード付近「パチンコジャンボ」のネオン遠景
⇒位置的に見て、西武新宿駅「新宿プリンスホテル」の高層階から撮影したものだろう。

(0:20~0:24)旧・新宿コマ劇場周辺の遠景(夜景)
⇒こちらも位置的に考えて、「新宿プリンスホテル」高層階より、コマ劇方向を撮影したと思われる。

(0:25~0:28)歌舞伎町「中央通り」(現・セントラルロード)と東口を結ぶ、靖国通りの交差点
⇒画面右「PENTAX」の赤い看板(カメラ店)と、その向いの「クリニック」(ミネ薬品)のネオンからも明らか。

(0:29~0:33)旧・コマ劇近く、中央通りの雑踏(夜)
⇒テレクラ「トマトハウス」「マハラジャ」「リンリンハウス」といった赤い立看板が懐かしい。喫茶「マイアミ」のネオンもチラッと見える。

(0:34~0:36)西武新宿駅前通り沿い、「日拓本店」「日拓ビッグプレイ」付近
⇒手前には「麻雀道場コスモス」(TV麻雀ゲーム店)のネオン。当時、この一帯には麻雀ゲームや10円ポーカーの店がゴロゴロしていた。その奥のオレンジのネオンが「日拓ビッグプレイ」(スロ専)で、当時は「リバティベルIII」と「ロックンロール」があった。さらに奥の大きな白いネオンが「日拓本店」で、当時2Fに「センチュリー21」「リバティベルIV」「トロピカーナA」「バニーガール」などを設置していた。

(0:37~0:39)歌舞伎町「一番街通り」入口の赤いゲート付近
⇒右手が靖国通り。左に喫茶「ドトール」、画面奥にはお好み焼き「本陣」のネオンも見える。

(0:40~0:44)同じく「一番街通り」入口(赤ゲート下)より、新宿駅方面(大ガード方向)を撮影
⇒左手が靖国通り。正面奥にJRの大ガード、その奥に雑居ビル(屋上のネオン群)、一番奥に西新宿の高層ビル群が見える。

(0:45~0:47)一番街通りの奥(コマ劇の手前)から、テレクラ「リンリンハウス」のネオンを映す。
⇒左手がコマ劇。右手にはジュース自販機が3台。自販機前には、無数の倒れた自転車。画面右奥の赤いネオンが「リンリンハウス」。その隣には、パチンコ「モナミ」の裏口があった。

(0:48~)同じく一番街通りの奥から、旧・コマ劇前を撮影
⇒左手にゴミ袋がうず高く積まれているので、撮影は早朝と思われる。右手がコマ劇で、当時は正面に「Koma Stadium」というロゴが書かれていた。画面の一番奥が「歌舞伎花道通り」。 

(0:52~0:56)西新宿の高層ビル群

(0:57~0:59)旧・新宿コマ劇場周辺の遠景(早朝)
⇒夜景と同じく、プリンスホテル高層階からの撮影と思われる。

(1:00~1:05)混雑するJR新宿駅の9番・10番線ホーム(山手線・総武線)

(1:06~1:12)朝の通勤風景(西口)

(1:13~1:17)新宿大ガード下の通行風景
⇒おそらく、ガード下の手前にあったパチンコ店「ニューミヤコセンター」前から撮影したもの。当時、画面の右サイドは車道で歩行者は通れなかったので、これは「歩行者天国」の時間帯に撮ったものだろう。

(1:18~3:00)中華料理店での一コマ
⇒ロケ地は、店の作りから見て、おそらく新宿御苑駅近くの「隋園別館」。アジア系の女性店員(ヤン・メイラン)を演じるのは、本作のヒロインでもある、台湾出身の若手女優ルー・シュウリン(呂秀菱、後に「シャーリー・ルー」(Shirley Lu、呂秀齢)名義で琵琶奏者として有名に)。一方、テーブルに着く怪しいグラサンのヤクザ役は、左側の口髭に赤ネクタイ(藤堂)が志賀圭二郎、隣の太った男(戸井田)がヨコヤマヨシヒロ。