旧要件時代の1990年(平成2年)、首都圏ホールに設置されていたハネモノリスト
(再掲)
以前、過去記事の文末で「参考」程度に加えたハネモノリストだが、意外に自分自身でもネット検索でヒットする頻度が高い事に気づき、あらためて別記事として「再掲」する事にした。
(但し、今回はかなりの「加筆修正」も行った)
旧要件末期の「1990年」という個人的に思い入れタップリな時期に、都内・神奈川などのパチ屋に並んだハネモノをリストアップする事で、当時のホール状況を再確認した。何かの参考となれば、幸いである。
(註)
★1991年以降に登場した「新要件機(新基準機)」は、リストに入っていない。各社から、「新基準機・第1弾」がショールームでお披露目されたのが、平成2年12月末~平成3年2月(とりわけ、平成3年1月に「新機種発表会」を行うメーカーが多かった)。それら新基準機が実際にホール導入されたのは、平成3年2月※からである(3~5月に新装ラッシュがあった)。よって、以下のリストには「旧要件機」のみ列挙してある。但し、91年初頭に出た最後の旧要件ハネモノ「空中ブランコ」(西陣)は、リストに入っていない。
※テスト設置による先行導入のケースを除く
★「90年当時、ホールで現役稼働していた台」なので、列挙した機種の多くは「1987年~1990年」に登場したものである。一方、86年以前の古い台は、既に撤去済みのホールも多かったが、根強く残し続けるホールも少なからず存在した。ただ、あまり古い機種まで網羅しようとすると、リストが膨大になってしまう為、一応の「目処」をつけて機種をピックアップさせて貰った。あくまでも、このリストの主眼は「1990年(旧要件末期)の時点で、ホールでよく見かけたハネモノを列挙する事」にあるので、どうかご了承頂きたい。
★賞球・仕様の異なる兄弟機(「13」「11」、「I」「II」「III」、「P1」「P2」「P3」等)については、一部表記を省略してある。
西陣…パチンコ大賞、スケボーキッズ、ドッカン島、マッハシュート、お上手ランド、
ミスターフォール、ワイルド4WD、CR-Vスペシャル、もちあげ隊、すし五郎、
レッドライオンアルファ、レッドライオンV2,バニーギャルズ、魔界組、
ザ・拳法、ザ・カンフー、スペースドーム、赤兵衛、スーパーブラザース、
アフリカンボーイ、ハワイアンドリーム、スペースファイヤー、ニューガオス、
ニュー金棒くん、桃太郎、ベースボール、タンク、チェンジャーマン、ちんどんや、
ちんどんショー、ダイスマン、グリーンベレー、フォートレス、大工さん、RX-5、
やすき節、コスモクルーザー、アイアンキング、応援団、ゴング、レッドライオン、
ハレーすい星ロボQ、D-51
三共…ナイトドラゴンVII、演歌道、道路工事、タコヤキSP、タコヤキDX、うちのポチ、
パワーフォーク、汽車ポッポII、スナイパー、スウィング、レオパード、アークタンク、
エンタープライズ、グレートキャノン、ロボスキー、ローリングマシン、マジックカーペット、
ドッキリマンSP、オールスター、マジシャン、ダンシングヒーロー、ウォーリアー、
モンスター、ビークル、アトミックボール、ブロードウェイ、ランバー、メタルX、スラッガー、
ヘイタクシー、スペースキャノン、スーパーレーシング、マーメイド、ストライカー、
バトルシップ、コンバット、ハッピーキャット、アウトロー、エキサイトライダー、
ファイアーフォックス、大相撲、スーパーエンジェル
平和…ビッグトップ、ストレンジャー7、クルタロー、汽車ポッポDX、海賊キッド、
たぬき丼、まねき猫、ラリーダッシュ、スカイヒーロー、ローリングシャトル、
ビッグベン、ビッグファルコン、パックンロボ、スーパーキャノン、スクリューコースター、
アトランティス、ビッグシューターIII、安来名人、スーパービンゴ、ゼウス、
ビッグタイガーSR、ブルドーザー、サイボーグ、ゼロタイガーキング、ザ・トキオ、
プラトーン、ビッグシューター、ミラクルシューター、ファクトリー、メトロビジョン、
スフィンクスV2、ビッグウェーブ、モンキータクシー、サイドポケット、スパンキー、
こうもりくん、ミスこうもりさん、ビッグサンダー、ゴールデンクロス、ニューアイアンホーク、
弁慶、ビッグロボ、プリンセス、フォーメーション、ナビゲーター、ヘラクレス、
サウンドステーション、ボンバーアタック、アルバトロス、コスモタイガー、トムキャット、
メトロビジョン、エアプレーン
奥村…大和13、大和II、サンダーアーム、酋長さん、カニゴン、ムーンウォーカー、
モンスターキッド、ダブルリバース、たこべぇ~、チャンスホール、ワンダーランド、
ベートーベン、関取くん、ビートル、ルーピングスター、ミルキーウェイ、ハスラー、
田吾作、権太、トップガン、コスモファイター、コスモライナー
ニューギン…さめざんす、ポップアート、フラッシュマン、スターダスト、ロードダンサー、
日本一、デルタ、ハッピーランドV2、タイフーン、スーパーレスキュー、ショットガン、
スーパークリスタル、スペースマン、ハリケーン、マーキュリー、ポセイドン
三洋…ノックアウト、パルコ、ファンシー、ぺりかん便、孫悟空、ハッピーロード、
ロボくん、シューティングスター、ギャラクシー、一休さん、エアフォース、
スーパーレスキュー、エレファント、ファイター、スペースショベル、ワールドカップ、
ホールインワン、スペースサット、クラシックカー、ハンググライダー、カルテット、
スタジアム、サイボーグ、プレイボーイ、ヤマト2号、メリーゴーラウンド
大一…ピーコック、とらさん、ディスクジョッキー、マハラジャ、安全大一、
ブルドーザーおじさん、スピードスター、ライガー、ゴリゴ13、ミラーボール、
シェーカー、フェニックス
京楽…サイレントブレーカー、ベーカリー、パラボラ、め組一番、め組三番、
京楽寿司三号店、工事郎、グランドスラム、ハスラー、サーベルタイガー、
シャインボール、スペースキャノン、パワーステーション、スーパージャンプ、
スバル、ニュースバル、スーパードームX、スーパーシャトル、ニューラッキーキャット、
ブロックバスターX
マルホン…ハッピーくん、ステーション、ロデオ、スーパーナイト、クルクルボール、
アクロバット、ラウンドボール、ピエール
豊丸…サッカーP1、ピラミッドP1、パワーダンプ、スーパーゴルフ、サブマリンP2
まさむら…まさむら寿司4号店、火消し2番
大同…スナイパー、うちのポチ、エンタープライズ
竹屋…スーパータンクIII、マーくん2号
90年当時のハネモノ設置ホールは、同年登場の新しい機種と、89年以前の旧台が、同じシマで仲良く共存するケースが多かった。
たとえば、当時の地元店「L」では、「パチンコ大賞13、ノックアウトI、め組一番」といった90年登場の新機種と、「スタジアムI、スーパーブラザース11、プラトーンII」といった古い台が、一シマづつキチンと並んでいた(小箱4箱・約3000発で打止め)※。
もちろん、上記リストに挙げた台以外にも、多彩なハネモノがホールで活躍していた。まさに、「ハネモノ天国」の時代といえる平成2年。だが、翌91年の新要件期に入ると、出玉は多いが大当りしづらい「インフレ仕様」の台が増えて、シマの様相はガラリと一変した。
そんな訳で、当時の記憶と資料に基づき、「平成2年稼働のハネ物リスト」を紹介した。
今後も、「そういえば、こんなハネモノも90年に置いてあった」という事を思い出し次第、適宜リストに加えていく予定だ。
※追記※(2014.10.14)
「L」店のラインナップを思い返していたら、当時の記憶もジンワリ蘇って来たので、他愛のない思い出話でも書いておきたい(前にも書いたことがあったかな…)。
旧要件期の1990年、地元L店のハネモノは「3000発打ち止め(2.2円交換)」というルールで、あまり大きく稼げる訳ではなかった。
しかも、駅前にはこのパチ屋一軒しかなく、「殿様営業」も十分可能だった。だが、それ程ドギツイ営業だった印象はなく、ことハネモノに関しては、それなりに甘い台も作ってくれた。
朝からハネモノ専門で狙うプロっぽい客もいて、夕方5時頃には、ハネモノ約60台中20台程度に打止め札(「終了台」と書かれた三角プレート)が入った(日によって増減有り)。一度終了札が入った台を再び打つ事は、「この段階」ではできないルールだった。
ハネモノのシマには800個サイズの青い小箱が置いてあって、手元の箱が2つ、3つと増えていくのが、ささやかながら気持ち良かった。山盛り4箱で打ち止めとなるが、4箱目に入った途端、スランプに捕まって出玉を大きく減らし、「欲張らずに、あの時やめておけば…」と後悔する事もあった。
で、平日の夜6時になると、有線放送のBGMがいきなり「軍艦マーチ」に切り替わり、店員がマイクで「只今より、本日の打止め台の開放抽選を行います。ご希望のお客様は、正面・景品カウンター前までお集まり下さい」と、定番のアナウンスを行う。
当然、開放台目当てに常連達はカウンター前に急ぐ。L店は、「空くじなし、先着順の開放」システムだったので、少々フライングしてカウンターで待機していれば、開放台にあぶれることはまずなかった。
ただ、自分の希望する台を開放して貰える訳ではなく、店員が持つ紙の束(タバコのカートン包装を名刺大に切った裏に、台番号が書いてある)を上から順に引いていき、書かれた番号の台に座る、というルールになっていた。開放台に着くと、店員がカウンター係とマイクで連絡を取り合い、台の「開放確認」を行う。それと同時に「終了台」のプレートを外して、代わりに「ラッキー台」と書かれた三角プレートを入れて、再遊技可能となる。
当時のL店には、「パチンコ大賞13、ノックアウトI、め組一番、スタジアムI、スーパーブラザース11、プラトーンII、レッドライオンアルファ」が置いてあった。中でも、「スーパーブラザース11」のシマは普段から釘が甘めで、開放台に座れば、かなりの高確率で終了させる事が出来た。
逆に、「ノックアウト」や「め組一番」は意外と好不調の波が激しく、前任者が「たまたま打ち止めにしてしまった」という場合も、少なからずあった。「パチンコ大賞」「スタジアム」の開放台も、座ってみると意外と苦戦する事はあった。ただ、パチンコ大賞とスタジアムは個人的に大のお気に入りだったので、開放台に座れるだけで嬉しかった。
そんな訳で、抽選の紙をめくる時は、いつも「スーパーブラザース来い!」「パチンコ大賞来い!」「スタジアム来い!」と、強く念じていた。が、どういう訳かクジ運が悪く、「ノックアウト」や「め組一番」のフロック台に当る事が多かった。そんな台で散々揉まれた挙句に、一箱出すのがやっと…なんてパターンを喰らうと、心底ガッカリさせられた。
今思うと、ひょっとして店員の方も、自分が真っ先にカウンターに来る事をよく判っていて、あえて甘い台を下の方に入れておき、自分にはフロック台が来易いように「仕込んで」いたのかも知れない…。「慌てる何とやらは、貰いが少ない」ってとこか。
(追記、終わり)
初代ビッグシューターは3種類のセルがあり、上部に球のある青っぽいセルと、これの更新版としてBIGSHOOTERと書いてあるメジャーなタイプの赤セル、同じく赤セルでBIGSHOOTERとありますが鳥の絵で地味なタイプがあり、前者二つは役モノの性能が標準的なのですが、最後のものは役モノが優秀で、上段に入った玉が中央に寄りやすいという特徴がありました。ビッグシューターIIIも同じく中央に寄りやすいのですが、下段でVからずれるのが多いのに対し、このセルのタイプは下段にまっすぐ転がってくるのでV入賞率も継続率もとても高く、釘が渋かったです。
当初は一つの店舗で2種類設置があってこの違いに気づいたのですが、シマが違うのでネカセ等の違いだろうと思っていたのですがそうでもないようで、他店でこのセルを見た時も同じ役モノ性能でした。田山プロの山楽もこれが設置されていました。
よってIIIが出る前のものということで、私は勝手にIIと分類しています。マイナーなセルなのでほとんど見ませんでした・・この辺のことを知ってらっしゃる方がいないので、私が遭遇したものがたまたまという可能性もありますので信憑性は?ですが・・
ちなみに、新要件になってからのニュービックシューターやビッグシューター8は、初代の標準的な役モノに戻りました。何だかんだ言って、これが一番バランス良かったですね。
アルバトロスはアタッカーの単発当りの2種で、始動口が2個の連動関係にあるチューリップになってるやつですね。アタッカーですとパンドラA、E、FX(奥村)もありました。
フォーメーションは、ハネが下に移動して連釘で流れてくる玉を拾うようになるやつですね。始動口も変わってました。
ストレンジャー7もほとんど見かけませんでした。見ないと言えばワンダーランド(平和)とかもありましたね。スカイランドDX(奥村)のようなやつ。
その他、意図してあげられなかった物もあると思いますが、旧桐生3社の中で・・・
>西陣
ドッグクファイト、F1グランプリ、ウエスタンファーム、ザ・忍者
>三共
バンガード、ブルーエンジェル
>平和
カムイデンⅡ、(V2でない)スフィンクス、サンバ、ユートピア、ジェッター、コスミックノア、W-ウイング、ロックンローラー
なんていうのもありました。
あと、細かいですが、メトロビジョンが2つあり、ビッグシューターとビッグシューターIIIがあります。
当たりが目で確認できるんだぜ
アムテックスと・・・三共の別ブランドはがんばってるな
西陣もバンバンジャンプまでは良かったんだがなあ
D-51好きさん・・・の名前で思い出したが同時期大一からも出してて石炭くべるところがパカっと開いて穴の空いたベロが飛び出しそこに乗るとVという超マイナー台があってTVで一度紹介されたの見たら相当狭い地域でしか設置されなかったとか(以前書き込んだっけ?)
出向いたのを思い出しました。
最近の状態をみますと、パチンコの黄金期だったのかも
私は、特に 西陣 三共 あたりが 大好きでした。
関東地方の影響もあるのでしょうか?
貴重な当時が振り返られる記事ありがとうございます。
サンタナ&グランドホーク役物のメーカー違いは奥村がバトルロイヤルでまさむらはストライクイーグルです。
当時は店ごとに特色があって楽しかったですが、最近はどこに行っても同じ台でつまらない時代になりしたね…
享楽のサーベルタイガーはまさむらでも同じ役物の台が出てたり
羽根物とはちょっと趣向が逸れますが違うメーカーで同じ役物使うのは昔結構ありましたよね
享楽のグランドホークと三洋のサンタナとかさらにさかのぼってマルホンのジュークボックスP2は(名前知ってるのそれしかないんで)豊丸と高尾と・・・もう一社あったかな
他にもあった気がしますが一昔前にでた海にクリソツな西陣の海ですを見て色々言う輩にその当時のことを教えてやりたい気持ちになった
当時私は、田山プロの「縦の比較」のおかげで釘を覚えることができるようになったので、朝一でアキの台を選ぶことはもちろん、台毎のクセや釘の違いによる「足りている」「マグレで出るかどうか」というのも把握していました。
だいたい朝一に行くと5、6台はアキが見つかるので、その中で一番期待できそうな台を打ち、終了後に2番手3番手が空きになっていればそちらに移動しました。打ち止め3000個で、既に1000個持って行ってしまっている台は残り2000で打ち止めになってしまうので稼働状況の確認は必須、打ち止めだと強制的に流さなければならないので1500あたりでさらに別の台に移動、なんてことをやってました。逆に2000個持って行ってしまっている台は1000個で打ち止めになっても(開放台札を付けて)連続開放してくれるので、そっちの方が良かったりもします。
夕方になると大勢が分かってくるので、打ち止めになった台、ならなかった台などの答え合わせができました。
開放台は、同じく裏に番号が書いてある紙を取るのですが、○○番台と××番台なら確実、それ以外はマグレと分かっているので、ダメ台だったらちょっとだけ打つ振りをして捨ててました^^;
その店では、開放台抽選は2本の箸のうち赤い印が付いた方を引くと当たりというルールでしたが、当時若かった私は、店のおばちゃんに良くしてもらっていたようで、ハズレの方の箸を引こうとするとおばちゃんが力を入れて引っ張れないようにしてくれるので、もう一本の方を選び直すということをしていました。ルールなんてあって無いようなものですね^^
こうやってきちんと立ち回れる店がある一方、新装開店以外ではまるで開けない、いわゆる万年釘の店や、出玉管理のしっかりした店ではマグレ台多数で優秀台が無いといった調整のところもありましたね。