TVチャンピオン「第2回・全国パチンコ王選手権」データ
1992年(平成4年)12月10日(木)19:30~ テレビ東京系にてOA
MC:田中義剛、東ちづる、松本明子
(第1回大会)
http://blog.goo.ne.jp/selfconfide777mc/e/0b49fb2e9b0677665a522e95dc8df1db
(第4回大会)⇒管理人Mも予選に出場、あえなく敗退。
http://blog.goo.ne.jp/selfconfide777mc/e/2b7daf2ae1474c582c45da09fdb14084
(予選)
・開催日…1992年10月31日(土)
・会場…JR蒲田駅西口「グランプリ」(閉店) ※跡地は現在「ゲーム・アドアーズ」(ジョナサン下)
(C)Google
(「グランプリ」跡地…東京都大田区西蒲田)
・出場者…往復ハガキで番組に出場応募した一般視聴者中、抽選で選ばれた82名(現地集合)
・ルール…持ち玉1000個、制限時間1時間。出玉多い上位4名が決勝進出。持ち玉ゼロで終了。
・対戦台…店内設置のパチンコ台(デジパチ、権利物、ハネモノ)なら、全てOK。
・当日の「グランプリ」設置台…FレジェンドI(三共)、FアタックGP(三共)、麻雀物語(平和)、ブラボーキングダム(平和)、花鳥風月(西陣)、王将百番(豊丸)、ジェネシス(ユニバーサル)、来々軒(三洋)、ニュークーデター(西陣)、サーカスIII(三洋)、ニューヨーカー(平和)など
・結果…82名中55名が出玉切れでリタイヤ。最後まで残った27名中、以下の4名が決勝進出。
1位:石井さん(女性、主婦) 8476個(花鳥風月)
2位:金畑さん(女性、OL) 7565個(麻雀物語)
3位:秋山さん(男性、会社員) 6984個(花鳥風月)
4位:鈴木さん(男性、会社員) 6786個(麻雀物語)
(決勝)
・開催日…1992年11月7日(土)
・会場…小田急線・長後駅「ジャパンニューアルファ綾瀬店」(現存)
(C)Google
(ジャパンニューアルファ綾瀬店…神奈川県綾瀬市上土棚下)
・出場者…予選を勝ち上がった4名に、第1回(前回)大会優勝者の木崎さんを加えた計5名
・進行役…乱一世(タレント)
・決勝の概要
★第1ラウンド…釘読み対決(5名中1名が脱落)
⇒シマ設置の計20台の中から、店長の藤田さんが甘く調整した5台を見抜き、台番号をフリップに書く。(盤面は観察するのみ、打ってはダメ)。使用台は、三洋のハネモノ「ジェットスキーII」。前回チャンピオンの木崎さんと予選4位の鈴木さんが、見事に全問正解で通過。秋山さんと金畑さんは4問正解で次ラウンドに進む。一方、予選1位だった主婦の石井さんは、2問正解にとどまり、残念ながら玉を一発も弾くことなく敗退。
「ジェットスキーII」(1992年、三洋)…賞球は「5&11」、最高15ラウンド継続(10カウント)。ジェットスキーに跨ったアクティブな金髪ギャルと、波のようにウネウネと前後動を繰り返す、独特の下段ステージが特徴。通常時、役物に入賞した玉は、波とジェットスキーの動き、そして落下のタイミングにより多彩な動きを見せて、ステージ手前或いは奥に運ばれる(Vゾーンは手前中央。手前両サイドと奥はハズレ穴)。大当り中は、下段ステージの波が動きを止めて(ジェットスキーは作動)、ステージ上の波間(ミゾ)に玉を貯留する。波が動き出すと貯留解除となり、ステージ上の貯留玉が手前V方向へ一斉に押し出される。
兄弟機には、賞球7&13の「ジェットスキー」(賞球多めだが、途中8ラウンドのみ非貯留)と、賞球5&11の「ジェットスキー7」(ヘソが2回開きのミニアタッカー。左右オトシ上部がクルーン。クルーン上部がヘソ用スルー)がある。いずれも15R継続で10C。なお、ギンパラの「ウネウネ波型役物」は、ジェットスキーの流用。
★第2ラウンド…早当て対決(4名中1名が脱落)
⇒対戦台は、三洋の一発タイプ・2回権利物「ダイナマイト」。権利獲得した人から先に勝ち抜け。最後まで残った1名が脱落。OLの金畑さん、一番の甘釘台を見抜くが、全く打ち方が判らず、店の人にレクチャーしてもらう。しかし、その後すぐに大当りして、見事イチ抜け。鈴木さんも、台を次々と移動した末に大当り。残る二名の対決は、秋山さんにVが来てギリギリで最終R進出を果たす。前回優勝の木崎さん、ここで惜しくも脱落。
「ダイナマイト」(三洋、1992年)…同時期に大ヒットした大一の連チャン1回権利物と同名。但し、コチラはアナログな一発タイプの2回権利物でマイナー機だった。コンビゲージからセンター役物に入賞した玉は、上段クルーンを経て、左右にやや反った傾斜付きの下段ステージに落ちる。下段手前では、「BOMB」と書かれた可動チャッカーが、マジカペよろしく規則的に左右を往復している。下段に来た玉は、ステージ上をユラユラと左右に動いた後、次第に勢いを失ってから手前に転がり、BOMBチャッカーにアプローチする。この時、うまくBOMBチャッカーに入賞すれば、真下の電チューが約9.5秒(or5カウント迄)開放する。電チューが3個以上玉を拾うと、そのうち1個が最下部にある振り分け回転盤のV穴に入って、権利獲得となる。権利中は右打ちで消化(16ラウンド継続)。1回目権利が終了したら通常ストロークに戻して、盤面左下の権利チューリップ入賞⇒電チュー開放→回転盤のV穴入賞で、2度目の権利発生。権利2回で出玉は約4500個。
★最終ラウンド…60分出玉対決(最も出玉の多い者が優勝)
⇒対戦台は、三洋の連チャンデジパチ「ブルーハワイ」(当時は新台。決勝の対戦台はいずれも三洋の機種だった)。因みに、「保4空け・連チャン促進打法」は、この時期まだ大っぴらには広まっていない(92年11月~12月に、必勝Gなど各攻略誌が掲載して、ファンに知れ渡る)。勝負は、鈴木さんが真っ先に大当りを決めるが、残念ながら単発に終わる。その後、金畑さんも大当りするが、やはり単発。残り10分を切った所で、台を移った鈴木さんに2度目の大当りが来る。これが見事に保4トリプルまで伸びて、一気に金畑さんを突き放す。一方、秋山さんは最後まで調子が上がらず、ついに一度も大当りする事なく、無念のリタイヤとなる。結果、予選4位の鈴木さんが、土壇場でヒキの強さを見せて優勝、賞金の50万円と優勝カップ、そして栄えある「第二代パチンコ王」の称号を手に入れた。
ブルーハワイ(1992年、三洋)…言わずと知れた保4連チャン機(液晶デジタル)。通常時は保4を必ず空けておいて、大当り中のチャンスタイム(各ラウンドのVゾーン入賞から2秒以内)に保4を点灯させれば、保4エリアの強制上書きが起こり、保4連チャン率が大幅アップする(大当り乱数への書換率…約40%)。当然、ラウンド間の止打ちも重要。
今考えると凄いこと
この頃の羽根物はクセとストロークが重要だった
クセで出る台が決まっているややダメ台だった気がしますね
実戦店は知る人ぞ知る淵野辺モナコ(勿論閉店)
ガラガラの店でクセ良し台打って渋~く打ち止め、実に冴えなかった自身の青年期、思い出の機種です(^_^;)