《選評と蛇の足》 黒柱先生
フォト狂句に限らず、課題吟を詠む場合のもっとも重要なことは「課題そのものを詠む」ということだと言われます。別な言い方をすれば「課題に忠実に詠む」ということになります。このことに対して異論をはさむ人はいないようです。しかしながら、実際には、なかなかその通りには詠まれていないようです。
もう一度課題吟(自由吟は除く)の作り方の基礎・基本を再確認したいものです。
さらに、フォト狂句の難しさは、視覚的な印象が強く、文字による課題よりイメージが固定化しやすいという点にあります。以前にも書きましたが、写真と作品との距離のとり方が難しいわけです。
基本的な考え方としては「付かず離れず」が理想です。しかし、これが一番厄介です。個々の作品として考えれば、問題は無いのですが、特に今回は素材と句の関係がはっきりしない(薄い)句が多かったようです。どこかに、「ひょっとこ」か「おかめ」または「そのお面」が句の中で生かされているほうが「フォト狂句」では大事ではないでしょうか。
課題の絞り方は課題吟を詠むときの最重要なポイントです。フォト狂句は一般の狂句よりはるかに難しいと私は感じています。
今回は課題からやや離れた感じがあるのですが、狂句味のある句を選んでみました。
※湯治(と)じ行(い)たっ 汗といっどき 流(な)げた愚痴(ぐぜ)
6月16日投稿句
※便(たよ)や無(ね)て 銭(ぜん)に困れば 来(く)い電話
6月16日投稿句
以上の二句も候補に挙げましたが、今までにも似た様な発想の句があり、やや斬新さを欠く感じがあり今一歩というところでした。
うんん~~最近・・難しくなってきた・解らないうちが楽しかったんだよね。
フォト狂句に限らず、課題吟を詠む場合のもっとも重要なことは「課題そのものを詠む」ということだと言われます。別な言い方をすれば「課題に忠実に詠む」ということになります。このことに対して異論をはさむ人はいないようです。しかしながら、実際には、なかなかその通りには詠まれていないようです。
もう一度課題吟(自由吟は除く)の作り方の基礎・基本を再確認したいものです。
さらに、フォト狂句の難しさは、視覚的な印象が強く、文字による課題よりイメージが固定化しやすいという点にあります。以前にも書きましたが、写真と作品との距離のとり方が難しいわけです。
基本的な考え方としては「付かず離れず」が理想です。しかし、これが一番厄介です。個々の作品として考えれば、問題は無いのですが、特に今回は素材と句の関係がはっきりしない(薄い)句が多かったようです。どこかに、「ひょっとこ」か「おかめ」または「そのお面」が句の中で生かされているほうが「フォト狂句」では大事ではないでしょうか。
課題の絞り方は課題吟を詠むときの最重要なポイントです。フォト狂句は一般の狂句よりはるかに難しいと私は感じています。
今回は課題からやや離れた感じがあるのですが、狂句味のある句を選んでみました。
※湯治(と)じ行(い)たっ 汗といっどき 流(な)げた愚痴(ぐぜ)
6月16日投稿句
※便(たよ)や無(ね)て 銭(ぜん)に困れば 来(く)い電話
6月16日投稿句
以上の二句も候補に挙げましたが、今までにも似た様な発想の句があり、やや斬新さを欠く感じがあり今一歩というところでした。
うんん~~最近・・難しくなってきた・解らないうちが楽しかったんだよね。