薩摩おごじょ

薩摩狂句勉強中です。

フォト狂句

2012-03-31 19:58:42 | 日記
今月は地頂きました

敷(し)かれ夫(とと) 外じゃ関白(かんぱっ) 
利口(じく)な女房(かか)
           扇香(3月4日掲載分)(二輪草)
(寸評)
二輪草
♪ほうらごらん 少しおくれて咲く花を

いとしく思ってくれますか…

咲いて清らな 白い花

いきてゆくのに へたなふたりがささやかな

夢をかさねる ふたりは二輪草  ♪

薩摩の女性達よ。男性を大事にしながら
ほどほどにこき使って共に長生きを!!  
キャハヽ(´∀`●)ノ

(黒柱先生評
註)以上原文のまま引用;
このコメント、特に最後の三行!もう何をか言わんや!

やさしくそして逞しい薩摩の女性達に幸あれ!!!

     

NHK鹿児島放送から

2012-03-30 23:36:38 | 日記
電話が入る・・やった~~です。
投稿していた狂句が選ばれたとの連絡
http://www.nhk.or.jp/kagoshima/program/hirumae/satsumakyoku/2012/0315/kaisetsu2.html
最終日選ばれて放映されると色紙が送られてくる。
これはうれしいが・それよりもっとうれしいのは
里の母に見せて上げられる事だ!!

2月フォト狂句(天)

2012-03-09 20:41:21 | 日記
自由吟天を頂きました。


天)
福(ふ)か外ち 天井裏(てんじょうら)かい 貧乏神(びんぶがん) 
扇香(2月2投稿分)(節分の豆とお多福の面)

(寸評)貧乏神の豆撒き!という発想が目を引きました。彼にとっては「福は外!」なんです。内に入ってこられたら自分の居場所がなくなるからです。
 いわゆる発想の転換が成功した句だと思います。つまり、豆撒きを人間の側からではなく貧乏神の立場に立ってみるとこういうことになるわけです。この手法は読み手の気持ちを引き付けるのにとても効果的です。しかし、物事の裏側を見通す洞察力のような鋭いセンス、または嗅覚のようなものは必要になってくるのではないかと思っています。

 貧乏神は何処に住んでいるのかと思ったら、天井裏からその家の事の一部始終を観察しているのですね。(笑)ちなみに、天井裏の事を「えのそら」とか「つし」とか言うようです。わらぶき屋根の天井裏の物置のことも「つし」というと辞典にあります。