11月7日(木)の倫理法人会の講話は、「(株)フーデライト庄内」の社長さん、
「遊佐カレー」もやってる「佐藤幸夫」さんでした。
「試練はチャンス」のテーマで話してくれました。
悪夢は6年前の事故でした。家の前で、長女の前で、4才になる弟が車にはねられ、
左の脳がグチャグチャになり、脳がはみ出し、大手術の結果は、
「植物人間になるか、感情のない子になるでしょう」と、医者に言われた夫婦は、
「すみません!すみません!」と土下座する加害者に、「命があるだけで幸せだ!ありがとう!」
私はこんな気持になれるでしょうか。きっと「返して!返して!」と、うらむことでしょう。
幸夫さん夫婦は、長い長い看病で収入もなくなり、底をついてしまった。
「お金がなくなっても不運はマイナスだけじゃない。障害はプラスだった!
障害のある人の気持ちがよくわかった!家族の心が一つになった!
今、事故から6年になって10歳になったけど、感情が出せないよ!と言われたけど、
言葉は話せなくても、痛い時はシカメツラするし、笑うし、一つづつ変化を見るたびに幸せを感じていま
す!ハイハイしてたのが、少しづつ立ち上がろうしてきました。」と話す幸夫さん。
涙が出てきます。幸夫さん夫婦はすばらしいと思います。
不運を試練と受け止めて、落胆せずに、前進する二人は、チャンスと考えて前進したんです。
それで生涯が決まるんですね。強くなれる自分たちを発見できたんですね。
奥さんはどんな地吹雪の日でも、片道1時間もかけて、遊佐駅の中で「遊佐カレー」を一人でやってい
ます。
幸夫さんは、山形には全国一おいしいものがいっぱいある。
無農薬の米や野菜、そして海産物をネットで注文来たものを発送したり、
全国で山形の特産物フェアを開き、販売したり注文を受けたり、大活躍です。
チャンスはすべての人におとずれると思うけど、失望しないで前に進んだから、
家族への感謝を知ることで、最高の幸せをつかんだのでしょう。
多くのことを教えていただきました。「佐藤幸夫」さんありがとうございました。