日和田山は男坂の岩場が刺激的で面白い

寒波が終わり、最高気温が16℃となった晴天のある日、埼玉県日高市の日和田山（ひわだやま）→高指山（たかさしやま）→物見山（ものみやま）を歩いた。往復で３時間ほどの低山ハイキング。が！！！ただの低山とは違うワクワクドキドキスリリングな体験ができた！それはすべて日和田山の男坂にある岩場のおかげである。

巾着田付近の５０台停められる駐車場を目指したら、すでに９割がた埋まっていた。駐車料金は一台３００円。どうやら日和田山は予想以上に人気のある山のようだ。実際、わたし達の前にも後ろにも登山者がいて、頂上から降りて来る人とも何人もすれ違った。お互いに登山のエチケットを守って、笑顔で「こんにちは」と挨拶し合う。

１０分も歩くと一の鳥居が見えてくる。

そこからすぐ、女坂（向かって右側）と男坂（向かって左側）に道が分かれる。わたし達はもちろん！！！迷わず男坂へと進む。

最初はなんてことない普通の山道だが、まもなく岩場が始まる。

この紳士（どなたか知りませんが後ろ姿が素敵）のように、岩を登っていく。

まだまだ岩場は続く。

振り返って下を見ると、これから登ろうとしている人が２人。

岩場の途中から見える風景。左の方に巾着田が見えている。

二の鳥居に到着。

鳥居付近からの眺め。

こちらは金比羅神社（右）と石碑（左）。

ここから山頂まではほんの数分。日和田山　標高３０５メートル。山頂は三方を木々に囲まれ、ほんの少しだけ景色が見られる。

ここでお昼休憩。コンビニで買ったおにぎり（QPさん）とパン（わたし）で軽いランチ。頂上のベンチは満員状態。頂上に立つこの宝篋印塔（ほうきょういんとう）は享保十年(1725年)に建てられたもの。（宝篋印塔とは、供養や墓石として造られたものだそう）

さて、次は高指山へ。木の根道を下り、そして上る。

着いた。頂上は四方を木に囲まれ、何にも見えない。がっかり。

最後の目的地、物見山へ。道中、清々しい景色が見られたので満足。

高指山から物見山までの山道は急登も岩場も無く、楽に歩ける。

着いた。物見山　標高３７５.３メートル。

わたしたちが到着したときは、女性ばかりのグループ総勢１５人ほどがおしゃべりに興じていた。とても賑やかで華やか。わたしたちよりずっと若そうで、３０代～４０代に見える。しかも、いかにも普段からばんばん登山してますって感じの颯爽とした女性が多かった。かっこいいな。

物見山山頂も眺望がきかなかったが、下山途中でこの景色が眺められたので良しとしよう（ズームイン撮影）。

来た道と同じルートを戻る。

もちろん、下りも男坂！しかし、QPさんも言ってたけど、ここの岩場って登るより降りるほうが怖いね。鎖もロープもなにもないんだから！足場を確保して、両手で岩を掴んで、慎重に降りていく。距離はたったの４００メートルだけど、岩場は侮ってはいけない！でも最高にスリリングで面白かったので、ハマりそう。また行きたいかも。

岩場を登るわたしは幸せいっぱい♥

駐車場に到着。登山口付近にある田部井淳子さんの石碑を写真に撮る。田部井さんは若い頃夫と日和田山で登山訓練に励み、それがエベレスト登頂の礎となったという。また、晩年にはリハビリ目的で日和田山を何度も訪れたということだ。田部井さんにとって思い出深い山なんだな。

日和田山はコースも案内標識も分かりやすく、地図を２枚も持っていったのにまったく使わずに済んだ。安心して登れる低山、超おすすめです。特に岩場好きの人は絶対男坂を行きましょう！男坂を歩いても登山口から３０分で頂上に着く。女坂では物足りないと思うので。

おまけの写真：

近所の梅の木にメジロがいたので写真に撮ってみた。携帯なのでこの程度だが、でも自分の目でメジロを見たのはこれが初めてなのでとても嬉しい！

おまけのおまけ：

どうでもいいことなんだけど、久々に髪をショートにした。