髪見!十人十色

市川の理容室の店主が綴る日記です
スワローズと釣りの記事がほとんどですが、よろしくお願いします

救命胴衣(ライフベスト)に関して思う事

2021年02月26日 | W.F.C水釣会(Wednesday Fishing Club)
最近、釣りに行けないので、YouTubeで釣り動画を見ている。

その中で、ちょっと気になる事がある。

出てくる人達は、みんなしっかりと救命胴衣を着けている。

救命胴衣、いわゆるライフベストとかライフジャケットと呼ばれるものだ。

水中に落ちた時、その浮力で身体を水面から浮かせてくれるものだ。

僕も3種類の救命胴衣を持っている。

①自動膨張式



ガスボンベが付属していて、スイッチを入れると、フローター(浮輪)部分にガスが入り、浮輪になってくれるもの(これは肩からかけるもので、この他に腰に巻くタイプもある)

②ウレタン式(タイプA)



磯釣師が愛用している、背中部分をはじめ、胴回りにウレタン素材が入っていて、その浮力で浮くようになっている

③ウレタン式(タイプB)



ゲームベストと呼ばれるウレタンで浮力を得るタイプで、ルアーマンが愛用している、ポケットが大きく、中にルアーケースが入ったり、様々な工夫がされて、水中に立ちこんだりするときに便利な作りになっている

で、気になっているのは、これらの使い方だ。

僕は船には弱いので、陸からの釣りしかしないので、船の事は判らないが、砂浜で釣りをする時は、どれを選んでも問題ないと思う。

夏の暑い日に、②のタイプのベストは辛いものがある…。

①のタイプが一番涼しげに釣りを楽しめると思う。

③のタイプだと、他に道具を入れるバッグやケースを持ち歩かなくて済むので、これも便利だ。

問題は、磯やテトラの上で釣りをする時なのだ。

磯やテトラから海に落ちる時を想像して欲しい。

まさか、自分から海に飛び込むなんて事はしないと思う。

ちょっとした油断から、足を踏み外して落ちるのだ。

この時、岩やコンクリートに身体を打ち付けながら、海の中へ落ちる。

①のタイプのベストだと、生身の身体(服は着てるのだが)にショックがそのまま打ち付けてくる。

擦り傷や切り傷を負いながら、海中へ落ちるのだ。

②または③のタイプだと、ウレタン素材が緩衝剤になってくれて、痛みや傷が軽減される可能性が高い。

以前、このブログで、荒川の河口で転んだ話をした事があるのだが、その時は救命胴衣を着けていなかったので、しこたま痛い思いをした。
この時の話は「江戸川に続き、荒川にも・・・」参照

足元を確認しないという油断の前に、救命胴衣を着けなかったと言う、やってはいけない油断をしていたのだ。

この時は、幸いにして、怪我はしなかったが、今は必ず②又は③のタイプの救命胴衣を着用するようにしている。

多くの人に見られる事を意識して動画を作っている人達は、救命胴衣の違いと、その使い方を正しく伝えて欲しい。

そもそも、釣師の標準装備として、

①帽子(針や仕掛けが何らかの理由で自分に飛んできた時に、頭部を守ってくれる)
②サングラス又はメガネ(帽子と同じ理由で、こちらは目を守ってくれる)
③手袋(転んだ時等に手を守ってくれる)
④救命胴衣(水中に落下した時に、浮輪の働きをしてくれる)
⑤靴(足元に落ちている石やガラスなどから、足元を守ってくれる他、用途に応じて、スパイク付きの滑り止め加工がされているものもある)

これだけは最低限の装備として覚えておいて欲しい。

苔だらけの岩場を歩く時、ゴム底の靴で入るのは自殺行為である。

しっかりとスパイク付きの靴を履くだろう。

同じように、磯場に入る時は、ウレタン素材の救命胴衣を着用して欲しい。

釣り歴40年の初心者からのお願いです。