のほほん書斎(日高茂和)

知足の心を感じました。

ある、農家のおばあちゃんから聞いた話である。

そのおばあちゃんは、棚田で有名な、長崎県波佐見町の鬼木地区という。かなり山の上のほうに住んでいる。

その鬼木地区だが、行くたびに山の景色が違って見えるのが面白い。
その日の天気によって、雲がかかっていたり、湧いてきたり。晴れた日は、広い青空に緑が映えたり。
時には、山水画のなかに、入り込んだかのように思える日もある。

そのおばあちゃんが語るには、毎朝起きて、外の景色を眺めて、その美しさに日々感動できるということが、この場所に生きてよかった思う。と。
また、この世に生まれてきて良かったと思う。と。

自分の置かれた境遇を受け入れ、喜び、満足するという、「足るを知る」の心を感じ、良い話を聞いたと心が動いた。

さて、棚田百選に選ばれている景勝の地の鬼木は、水を張った田んぼが、植えられた稲の苗で緑色に模様替えの最中である。

ちょっといい話なので書き留めておきます。

コメント一覧

のほほん
拝復
http://blog.goo.ne.jp/sh-nohohon-mob
Life-Artist様

形ある一切衆生の縁を知り一草一花(いっそういっか)に慈眼を注ぐ

拙近作の一首です。

この土地に住んで「雲が湧く」という表現を実感しています。
板橋文夫さんも当地にいらした時に「この辺は墨絵みたいだねぇ」とおっしゃられました。
東京にはない日常です。

Life-Artist
宇宙を愛でる
のほほんさん、長崎の棚田の情景の写真を私も見たことがあります。必ず行ってみたいと情景です。山水画の中に入りこんだような日もあるとは、素晴らしい情景でしょうね。

素晴らしい人生とは、宇宙を、自然を、日常の周りの全てを愛でる行為とも、思いました。
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