板橋さんが2001年にブラジルとアフリカをツアーしたときの旅行記で、本のタイトルが 「ジャンボ!オブリガード!」 とつけられている。サブタイトルは、「ブラジル&アフリカツアー 交感日記」。
ジヤンボ!はスワヒリ語でこんにちは!
オブリガードはポルトガル語でありがとうの意という。
ブラジルでは、パーカッション奏者のカイト・マルコンデスさんと、同じくパーカッション奏者の翁長巳酉さんとのトリオでのライブツアーの道中記になっており、アフリカでは、ドラムの小山彰太さんとベースの井野信義さんとのトリオが基本メンバーで、現地のミュージシャンとの共演にまつわる道中記の二部構成となっている。
ブラジルのサンパウロとリオデジャネイロ、ケニアのナイロビ、セイシェルと各国、各地のミュージシャンと共演と交流をするという旅の記録である。
出国から帰国までが、ハプニング続出の珍・道中記なのだが、板橋さんには、本人に与えられた使命をまっとうできるように、女神たちがそこかしこで面倒をみてくれているかのように助け舟が出されて、この旅に事なきを得させているといった、うがった受け取り方をしながら読むのも楽しいこの本の読み方である。
付録に各地での演奏を収めたCDがついているお買い得でもある一冊。
また、付録のCDには、演奏会場ばかりでなく、道中で出会った音なども収録されており、旅の気分が伝わってきて楽しい。
さらに、巻末には、数多くの参加アルバムの中から、自己のリーダーアルバム18枚(2001年出版時までに)についての自身のコメントと、プライベートも含めたところでの50問のQ&Aが載っているのが、ファンには貴重な資料でもある。
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