鮫の生活<´ゞ><<

まったりゆっくり鮫(パパ)の成長日記
  今日のお土産なんでしゃろ?

#187 表現

2006-07-03 | BOOK
「チャーリーとチョコレート工場」の原作『チョコレート工場の秘密』(ロアルド・ダール著 評論社)を読んだ。

字数がそんなに多くないからスラスラと二、三日で読めちゃうボリューム、内容は映画とおんなじですな。

だけど、訳がちょっと頂けないと思った。人物の名前にしても「チャーリー・バケット」=「訳チャーリー・バケツ」←まんまやん!他の子もこんな有様↓↓↓↓

オーガスタス・グループ⇒オーガスタス・ブクブトリー
バイオレット・ボーレガード⇒バイオレット・アゴストロング
ベルーカ・ソルト⇒イボダラーケ・ショッパー
マイク・ティービー⇒マイク・テレヴィズキー

イボダラーケ…、鮫的には名前は訳さない方がいいのでは?派。小さい時に役名の意味が解らなくても、大人になってから、

「あ~、こう言う意味があったのね(゜∀゜)!」

ってわかれば良いと思う。さもなければ、読ませた親や大人が教えてあげればいんじゃないだろうか?

「オーガスタス・グループ?ブクブトリーでしょ( ̄Д ̄)?」

なんて言うより、

「グラップ(=Glop意味:まずくて食べられない物)と、(同じ意味で)グープ(=Goop)って言葉を足した名前なんだよ。」

って言える方が良いかなと、蘊蓄臭い子供かな…。ちなみグープには「間抜け・鈍感」って意味もある。←本の後書きより引用。

なもんで、あまり作品にのめり込めなかった。

原作・映画版・リメイク版を通して感じたのは「どんなに素晴らしいであろう作品でも、見せ方(読ませ方)で駄作になりさがる。」って事。

周囲が後付けで、「○○はここでこう表現したかった~」とかで「なるほどー」って思うんじゃいかんでしょ?
観客のイマジネーションを呼び起こす作品とか言うやつ?それなら短い文章でも構わないし、映画ならセットも要らない。

ちょっとこの訳はつまらなかったなぁ、ティム・バートンってすげぇって改めて思った。