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先日、寝台列車の切符の
事前受付に早朝に
ある駅に並んでいました
そこに年配の女性が
私の隣に並んでいました
その方も
トワイライトエクスプレスの
切符確保で来ていました
いわゆる10時打ちです
この駅では10時打ちに3台
マルス(指定券券売機)を
当ててくれ、実質2人とも
1番でしたが、それでも
切符は確保出来ませんでした
その並んでいる2時間くらい
鉄道の話だけでなく社会世間話
まで広がった話をしていました
有効な時間となりました
その際、そのおばさまは
JR九州の ななつぼしに
乗って来たという事だったので
詳しくお話を聞かせて
いただきました
結論を言うと面白くなかった
というのです
その感想は意外な物でした
その方は以前にも
トワイライトエクスプレスに
乗車した経験があるそうですが
とても良かったので
もう一度乗りたいとここに
来ていたのでした
ななつぼしの
何が面白くなかったか?
それは周遊型で出発地と
同じ所に戻ってくる
つまり旅情が無いというのです
それと内部は
かなりきれいで豪華なのですが
旅ではなくただホテルだと、、
さらに中の食事が豪華すぎて
さらに量が多すぎる
年配の人には
食べきれないという
さらに列車でなく旅館などと
セットになっている為
そこでも豪華な食事が
毎日、朝から晩まで
食べきれない量で出る
これが連日続く
そのかたは5~6日の
長いコースの方
私が思うのに、九州内を
ぐるっと回るこのコースは
景色の変化が少ないと
思います
トワイライトエクスプレスの場合
大阪から出発したとして
北陸の風景や海岸の風景
立山連峰のきれいな山並みを見ながら
東北、青函トンネルを経て
北海道へ
目が覚めれば、北海道の雄大な
風景が広がっている
冬なら一面の白銀の世界
大都市の大阪から見れば
まったく違う風景が連続して
変化して行くのです
ついに北海道に来たな!
22時間かけて札幌に行くからこそ
旅情があり、ここまで来たな!
そんな達成感があるのでは
ないでしょうか?
鉄道は線の旅です
ななつぼしを始め、
2017年からJR西日本、JR東日本も
同じような周遊型、超豪華な旅を
列車と旅館を組み合わせて
提供するという
欧州のオリエント急行を意識して
と言ってますが、向こうは
国をまたがった旅です
出発地と到着地は違う国、風景が
広がります
旅をゆっくりと、くつろぎながら
風景を見ながら食事をしたり
くつろいで移り変わる景色を
みて、少しずつ目的地に近づく
この感覚がいいのです
それが、日本では
トワイライトエクスプレスだったり
北斗星だったりした訳です
何も超豪華な調度品と最高のベット
常に最高で豪華で食べきれない
食事である必要はないのでしょう
どちらもくつろげて、日常とは
違う気分が味わえて
そこそこ快適に過ごせれば
良いのではないでしょうか?
ななつぼしを始めこれから
JR各社が用意する列車は超豪華で
庶民が乗るにはかけ離れたもの
いわゆるお金持ちの
おもちゃに過ぎないようなもの
旅の道具ではありません
あくまでこのわずか1%程度の
お金持ちを楽しませる、ホテル
の一つなのです
旅が趣味、特に電車の旅が好きと
いうこの女性が
実際自分の目で確かめて来た
評価でした
わずか1運行30名くらいしか
乗れない周遊型超豪華列車ですから
初めて乗る人たちだけでも
当分は、予約がいっぱいな状況は
続くとは思いますが、
このような感想を持つ人が
増えてくると
繰り返し乗るというような
スタイルには育たない可能性も
あるでしょう
私に「あれは乗らない方がいい」
懸命に訴えていたのが
印象的でした
高級ホテルとして考えた場合は
車内スタッフもあまり
評価をされていなかった
この辺は まだ成熟に
時間が必要なのかもしれません
この周遊型、移動型ホテルの列車が
今後どのように定着していき
ますでしょうか?
鉄道ファンの間では
トワイライトエクスプレスの
車内スタッフの対応は
おそらく北斗星やカシオペアを
遥かにしのぐ立派なサービスを
提供して来たと私も含め褒め
たたえたいと思います
日本一の列車かと思います
ラストランまでもう半月を
切りました
日本の鉄路に旅情たっぷりの
庶民も乗る事の出来る
旅情たっぷりの寝台列車が再び
走る事を願いたいと思います
それが移動手段の多様性であり
選ぶ自由の多さが
豊かな社会であると思います
そこに観光としても
鉄道の魅力を伝える機会に
なるのではないかと思います
そのような姿が
幸せな社会なのではないかと
思います
ポッチ! 今日も楽しく!
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カシペア号 上野ー札幌 オールA寝台の豪華客車
現実的にはこのくらいが限界なのでは?
やはりB個室も連結した車両も走って欲しいと
おもいます
庶民の人もなんとか乗れる車両がある事が
将来にわたって鉄道の旅の楽しさを多くの人に経験
させる事になり、結果鉄道の持続発展に繋がる
事になるのではないでしょうか?
(この写真は私の撮影です)