エッサイの木の根元
イエスは人類に真の命をもたらすために来られました。
イザヤ書 11:1 JCB
[1] ダビデ王の家系は切り倒されますが、 その切り株から新芽が生え、 そこから一本の若枝が出て、
イスラエルには王権に関して長く複雑な歴史がありました。 人々は神の支配者を望まず、地上の支配者を求めました(サムエル上 8:10-22)。 その少し後、この国の 3 番目の王であるソロモンは、不従順のために神とのつながりを失いました。 そして、今日の箇所のイザヤの預言の時点では、イスラエルの王統は滅びつつあるように見えました。 やがて神の民は征服され、捕虜になりました。 イエスの時代までに、ヘロデはローマの傀儡として統治し、王国は死んだ切り株のように見えました。
イザヤ書 11章1節にはこう書かれています。「エッサイの切り株から若芽が出る。 彼の根から枝が実を結ぶだろう」(NIV)。 アンチフォナー「O Radix Jesse」の英語訳「おお、エッサイの木の根よ」は、その切り株から新しい命が生まれる可能性があることを示しています。 (アンチフォンの定義については、30 ページを参照してください。)その新しい命はイエス、つまり「子…インマヌエル」(イザヤ 7:14)でした。 イエスにおいて、切り株はイスラエルの人々だけでなく全世界にとっても新しい命となりました(ヨハネ1:4、ヨハネ14:16)。
イエスは単にエッサイの家系の枯れかけた切り株に命を吹き込んだだけではありませんでした。 彼はイスラエルを超えて、すべての信者を新しい木の枝、つまり同じ芽からあらゆる方向に枝分かれする木に接ぎ木しました。