いつもの朝食
ふたりで食べるあさごはん たまごの一皿 珈琲のかおり 温めたライ麦パン
ささやかな幸せというべきか 窓から淡い初冬の陽のひかり
買い物
両手と背にはリュック 買いものもって 老妻が前をあるく
杖をたよりに ゆっくりあとを追いかける 冬の陽が暖かい
団地入口「バス停」でバスを待っていた、後についた見知らぬ老いたおとこの人に、おはようございますといった、けど、口を結んでむくち、声をださず、なんとなくにらむような目つき。
老いの生活、一人の生活、愛する人に先立たれたか、起きてすることがない、毎日毎日同じような時間がやってきて、同じように過ぎ去ってく。とくべつ用もないないがバスで出かけようか、そんな老人を見ることが多くなった、ここも後期高齢者が3割をこえた。