君の携帯で・・

昨日，一昨日の冷え込みも一段落の様です。
雲のない空から，陽がそそぎ，風も有りません。

「パタパタパタパタ」
“カラスの代わりに，偵察に来たんかなぁ”

いつものカラスの代わりに，ヘリコプターが飛んできます。
これから始める剪定を，気にしてくれているのかもしれません

“まだ節々が痛いなあ，落ちたら一大事，今日はこれで止めだ”

連日の高所剪定で，ダメージを受けた節々です。
早く剪定を済ませたいと焦りますが，回復は上手くいかないようです。

“散歩でもするか”
松のてっぺんで始めた剪定を３０分で止め，時間潰しの散歩に出かけます。

“おっ，ブログで覚えた「皇帝ダリア」だ”
１０分程歩いて，「皇帝ダリア」を見つけます。

“写真だ，写真　青空と柿をバックに「皇帝ダリア」だ”
“あれ，無い”

「皇帝ダリア」を撮ろうとしたんですが，肝心の携帯が有りません。
携帯は，ズボンの左ポケットが定位置です。
手を入れてみても，叩いてみても・・・
右ポケットを捜してみても・・・上着のポケットを捜してみても・・・
無いんです。

“遠くに行っても散歩，引き返しても散歩”
家まで，携帯を取りに引き返すことにします。

“いつもの置き場はここで・・・作業着を着替えたのがここで・・・”
“無い，無い，どこに置いたか覚えがない，　無い！！”
心当たり，どこを捜しても見つからないんです。

『君の携帯で，呼び出してくれる，近くに有れば鳴る筈だから』

恥を忍んで，丁重に連れ合いに頼むことにしたんです。

『胸ポケットが膨らんでいるけど，そこじゃないの』


往復散歩で撮れた「皇帝ダリア」です。