昨日に引き続き今津のトンドさんを紹介します。この冬一番の冷え込みになった今朝隠岐の島町今津でトンドが行われた。住民らが見守る中ヤグラに、さいふ、藁、吹流しなどを飾りつけた後、火が点けられ出番を待っていた下帯(ふんどし)姿の若者らが威勢良く海中へ飛び込み無病息災を祈願した。
ヤグラに登り各家庭から持って来たさいふ(紙袋に屋号名前願い事を書き、正月飾り古いお守りなどを入れた物)を取り付ける。
火を入れるまで焚き火で暖をとる若者たち、気合十分だ。
今朝はやけに足が冷えるなぁ~
火柱が大きく登るとやぐらは海中へ倒される。
身を切るような冷たさの中、我先にと神木(竹)めがけて飛び込む若者。
俺、飛び込み苦手!アーー!ここまで来たら引き返せねーや!!
必死に炎の中から神木(竹)を引き出す。
一本しか無い根が付いた神木を海中から一気に引き上げ、去年祝い事があったお宅へ持って行く。
無事に役目を終えお神酒をいただく。ポーズは決まっていたが脚はガクガク振るっていた。これで今年一年無病息災間違いない。