昨日に引き続き今津のトンドさんを紹介します。この冬一番の冷え込みになった今朝隠岐の島町今津でトンドが行われた。住民らが見守る中ヤグラに、さいふ、藁、吹流しなどを飾りつけた後、火が点けられ出番を待っていた下帯(ふんどし)姿の若者らが威勢良く海中へ飛び込み無病息災を祈願した。
ヤグラに登り各家庭から持って来たさいふ(紙袋に屋号名前願い事を書き、正月飾り古いお守りなどを入れた物)を取り付ける。
火を入れるまで焚き火で暖をとる若者たち、気合十分だ。
今朝はやけに足が冷えるなぁ~
火柱が大きく登るとやぐらは海中へ倒される。
身を切るような冷たさの中、我先にと神木(竹)めがけて飛び込む若者。
俺、飛び込み苦手!アーー!ここまで来たら引き返せねーや!!
必死に炎の中から神木(竹)を引き出す。
一本しか無い根が付いた神木を海中から一気に引き上げ、去年祝い事があったお宅へ持って行く。
無事に役目を終えお神酒をいただく。ポーズは決まっていたが脚はガクガク振るっていた。これで今年一年無病息災間違いない。
伝統あるトンド焼きが隠岐郡隠岐の島町今津で明日行われます。隠岐空港工事に伴い今年から新たな場所で行われる。どんな行事でも縁の下の力持ちが居る、昨日は根を付けたモウソ竹を切り出しに行き、今日はその竹でヤグラを組む、私が今日の夕方行くと16~17メートルは有ろうか大きなヤグラが立っていた。
明日早朝に各家庭から持ち寄られる紙袋(さいふと呼ぶ)や藁で飾り付けられる。
今津港人工湾の奥にヤグラは設置されている。
左の平地が新隠岐空港滑走路西側です。
ヤグラの一番上に取り付けられる物(呼び名が分かりませんm(__)m)。今夜は神社へ御供えして明朝持って行く。
役目を終え神社隣の社務所でお神酒を頂く、今回の裏方さん。単に酒を飲んでいるのではなく、これも儀式らしい。