SHINKO の ブログ日誌

今日を大切に生き、明日を信じて未来を語りたい …

水尾の里へ ハイキング

2015-02-17 | ハイキング ・スポーツ

水尾の里へ ハイキング



14日にトロッコ列車や保津川下りで有名な保津峡から北へ約4キロ。愛宕山の
麓へと分け入ったところの豊かな自然と、今も昔の面影を残した水尾地域の
山里へハイキングへ行きました。

水尾は、昔は山城と丹波の両国を結ぶ要所に当り、早くから開けていて、
東の八瀬・大原に対して、西の清浄幽すい境として、知られていました。
また、水尾の地を こよなく愛し、後の世に 「水尾天皇」とも 呼ばれた
「第56代清和天皇」(850年~880年)ゆかりの地としても知られています。

文徳天皇を父に持つ清和天皇は、清和源氏の祖とされるほか、出家後に
修行のために、山城、大和、摂津などの寺院をまわり、帰路、水尾山寺に
立ち寄った際にこの地の景観を気に入り、この水尾を終焉の地と定めたと
言い伝えられています。

最初は、阪急嵐山駅からバスに乗り、鳥居本で降り、清滝トンネル手前~
保津峡駅~ゆずの里まで歩く積りでしたが幹事さんが水尾の里に問い合せ
たところ夜から雪の予報で峠が凍って滑るので保津峡駅からが安全だとの

事で予定を変更し、JR京都駅で集合して、山陰線に乗り換え保津峡駅まで
行ってここから水尾の里をめざし歩きました。保津峡に注ぐ水尾川が流れ、
秘境の雰囲気が漂う山間の村・水尾は畑はもちろん道端や石垣の間など、

いたるところに 柚子の木が茂っています。こちらの柚子農家で観光客の接待に
始まった歴史ある山里の柚子風呂と地鶏と自家栽培の新鮮野菜の鳥鍋を囲んだ
料理で、私達もゆっくりお風呂で寛ぎ、美味しい鍋料理を堪能させて頂きました。







JR保津峡駅に着きました。駅のホームから見下ろした保津川の景色が素晴らしいです
                





駅のホームから、北の水尾の里方向を見る。こちらを歩いて行きます。
小雪もちらつき雪を被った木々が美しいです。                 





杉林や薄く雪化粧した木々で秘境の雰囲気が漂います。
保津峡に注ぐ水尾川の清らかな流れも心地よい感じです。
 





杉の木の丸い切り株から、真っすぐ天に向かい伸びて成長する新枝にすごい!
30~40分ほどで 明智越えの分岐を過ぎ、段々 登りがきつくなってくる。






保津峡駅から約4kmの距離、約一時間半ほどの歩きで水尾の集落に着く。
柚子の実が出迎えてくれる。






ユズ風呂と鳥料理が楽しめる接待頂ける家庭は現在9戸の民家で受入れています
田舎の民家といえども、建物は 市内の有名旅館のような すばらしい普請でした。





水尾小学校・児童数の減少によって2002年(平成14年)に休校となった。
2001年度の児童数は2名だったそうです。





民家の殆どは府道の東側の急な斜面に建ち、その勾配のきつさに驚かされます。
雪を被り、柚子の木に囲まれる水尾集落





清和天皇社正面             右は 本殿覆屋
清和天皇水尾山陵は山の中腹にあり周りを木々が囲っている。  






境内には摂社として四所神社が祀られている





お風呂の後は 絶品の地鶏鍋を堪能しました。地鶏と新鮮な野菜、始めに柚子茶と柚子の甘煮
最後は雑炊と 〆はゆずゼリー、そして農家の奥さんの心のこもったおもてなしに感激しました。






接待して頂いた家庭から保津峡駅まで車で送迎してくれます。
保津峡駅のホームは 無人駅で、静寂でもの寂しい感じです。
 





保津峡駅のホームは 保津川橋上にあります。ここから見下ろした
エメラルドグリーンの川の色がなんともきれいです。




柚子の里「水尾」は京都市内に残る数少ない秘境の地で40戸ほどの上品な

構えの民家が愛宕山(あたごやま)の山肌に貼り付くように佇んでいます。

愛宕山は、標高924mで私にはきつい登山でしたが、数年前までは慣例で、2度

正月の1月2日に雪の愛宕山に上り、下山して水尾の里で柚子風呂と鳥鍋を囲む

のが楽しみでした。 柚子風呂に入っているとき娘さんの二人ずれと一緒になり

「今、愛宕山へ登ってきたところです。雪がとても きれいでしたよ~」 と話して

くれましたが 私はもう今ではあのきつかった愛宕山に登る気力はありません~

  (^_^;)    ヽ(゜∀゜)ノ



最新の画像もっと見る

コメントを投稿