先日、夏の甲子園が終わり
今年は京都国際高校という
皆、表立っていわないが
いわゆる韓国系高校の優勝で幕を閉じた
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どちらかと聞かれれば右寄りの人間です!
と即答する潮風太子ではありますが
この京都国際高校の優勝は
素直に高評価そして賛辞を贈りたい
確かに強いチームだったし
また
なるほど!その手があったか!
と唸ってしまったことしきり
低反発バットの影響もあったとはいえ
地区大会からホームラン0での
優勝は大変興味深い
京都国際高校の全校生徒数は
男女共学138人ほどで、
男子生徒が約半数にして
そのうち野球部員60名との報道に
まず驚いた
男子生徒のほとんどが野球部とな?
とはいえ部員60名というのは
甲子園常連強豪校としては
それほどの多人数チームではない
前述したとおりこの学校は
「韓国系の学校」ということを
念押しに加筆
ちなみに
私学の強豪校では
野球部員が80~100人程度
なんてチームもザラ。
しかも全国からスカウトや
セレクションで選らばれし
本気で甲子園そしてその先の
プロを目指す選手ばかりの
80~100人なので単に
人数が多いだけの
烏合の衆チームではない
京都国際高校の
「野球」については
多数のプロマスメディアでの
報道をみてもらうとして
潮風太子が注目したのは
少数精鋭の教育スタイルこそが
今後の日本の学校教育の進むべき
方向であると
彼らの結果から証明された事実
この現実と向き合うべきか否か
という議論を始める時期が
やってきたのでは?ということ
この少し前
熊本県の木村知事とやらが
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一般事務職や高校の普通科は
いらないという発言をして
問題となった
更にこれより前
新潟県上越市長の
「従業員の多くは高卒レベル~」
の高卒者蔑視発言も問題となった
この他にも俗に言う底辺高校不要論
底辺校淘汰、吸収合併による再編で
学校数を減らすか否かの議論が
現在進行形で起きている
私、潮風太子としては
いちいち言葉狩りをして
嬉々としているような
輩連中とは一線を
画しておくことを
まず書いた上で
地べたの目線から
書かせていただく
この最大かつ根本的な問題は
子供の壊滅的減少と
異常な学力格差に始まる
これをマスメディアや多くの
SNS系ネットでは
親の収入格差=子供の学力格差
と評して悦に入っているかのよう
しかし失礼ながら
要するに皆一様に他人事としてしか
捉えられていないように思うのだが
ここが実は大問題なトコロで
「高卒」云々の主張のベースは
いわゆる「高卒者」の
学力の低さを
「学歴上位」の側の人間が
評している点にある
ではなぜこれを解消しようと
誰も考えないのか?
しかし実はコレ
地べたの目線に立ってみれば
簡単に理解できる
いわゆる「底辺校」の
殆どの学生においては
まず基礎学力がナイに等しい
特に数学
3桁のかけ算、割り算、
コンビネーション問題を
筆算で10問ずつ計30問を
制限時間15分でやらせたら
全問正解者は
間違いなく50%以下だ。
彼らに全問正解なんてムリ!
と思うこと自体も異常なのに
そこにすら気づかない誰も
そして彼らを蔑む
ちなみに
3桁の計算は小学校の算数レベル
さて、どうしてこういうコトに
なってしまうのか…
私メが考える理由としては
大きく分けて2つ
1つは小学生時代からの
体罰の絶対禁止に始まる
バカ親からのクレームを
拡大解釈からの
問題が解けるまでの補習の禁止
宿題をやってこなくても
叱責されない故に
別にやらなくてもいいじゃん!
論者の闊歩
結果として基本基礎の徹底を
疎かにしたまま成長してしまう
これが一番脳の成長の妨げに
なってしまうのに
それと
2つ目が以前にも書いた
ADHDの学習障害の子の問題
この2つが問題が最大の原因とみる
学習障害=多動障害
思われがちだが
そうではない単に勉強が苦手
といった人(子)たちの多く
これまで単に「落ちこぼれ」で
処理されてきた人たちの
殆どが実はこれに該当することが
近年解ってきた
ところが
その「落ちこぼれ」の
多く殆どの人が実はその後
ちゃんと実社会で活躍している
というのが実際なのだから
面白い
どういうことか?
多くの学習障害の子
だった人たちが
社会に出てから改めて
仕方なく
「勉強」することとなり
なんとか社会に適応できる
までに克服して
活躍している
というのが答えだ
そこで改めて思う
基礎学習の徹底は
少人数のクラスを
多くすることで可能。
なんなら1クラス10人程度で
1クラス教員2名ずつでもよい
学校を教員を減らす必要などナイ!
目先のことだけにとらわれるから
子供が減っているのに学校が
多すぎるから教員も多すぎる
これを税金のムダ遣いなどと
平気でいうバカが増える
移民受入れの議論よりまず先
自国の子供たちの教育に
現実的に可能なことから
力を注ぐこと
ではなかろうか
逆説としてバカをこれ以上
増やさぬ策としての
税金投入は決して
やぶさかでなかろう
かつて我々の世代は
掃いて棄てるほどに
子供がいたので
落ちこぼれは落ちこぼれの
レッテルを貼って脱落者として
扱われ
それなりの人生を送ることとなり
勝ち上がった者だけが支配層へと
ステップアップしていった
これにより暗黙の
カーストピラミッドが形成され
この国のバランスが保たれてきた
が、
あれから3,40年が経過
こうして50を過ぎた今
どうなっただろうか?
リストラ噺はまた別記するとして
話を戻す
無意味な普通科をなくして
職業科を増やせ?
職業科の殆どは実は数学力が
求められることを
ご存知ナイのだろうか?
逆に言い換えれば
「数学ぐらいしか」
「手先を使う作業くらいしか」
得意な科目がナイ子が
行く学校であり
数学が苦手、
手先が不器用な子にとっては
苦行に他ならない環境
であることを
なぜ知らぬのか。
はてさて現状
子供たちの
その数学力とやらは
誰が担保するのやら…
それを知っての上での
ご発言なのかと
また数学が苦手な子たちの
選択肢を奪った上で
個性の教育やら
多様性だのと
よくもシャアシャアと
言っている点にも驚かされる
今回の夏の甲子園
優勝した京都国際高校や
公立高校の島根県立大社高校の
大活躍の根本は
守備基本練習の徹底
バントや走塁、
中継・連携などの地味な
基本プレイの習熟、
あとは知恵と作戦の準備力。
ホームランバッターなど
別にいなくとも
これからの新時代の野球では
少数精鋭教育型で
十分に勝負が出来ることを
世に証明して見せてくれた
これをヒントにできないか
いやする気もナイか
いつまでたっても
やれ「不景気」だの
「政治が悪い」だの
能書きばかりで何もしない
不景気という名の免罪符を
持つことで安心を得られた
時代もソロソロ終焉を迎える
それを予感させる
今年の夏の甲子園だった